ゴッドファーザー
TOHOシネマズ梅田のシアター10で「午前十時の映画祭」シリーズの1本、フランシス・コッポラ監督の「ゴッドファーザー」のデジタルリストア版を観てきました。
テレビで何回か見た記憶が断片的にあるけれど、まともに見るのは今回が初めてだと思う。開巻早々の「馬の首」のシーンとか、小さい頃に観てかなりショッキングだった記憶があるのだけど、記憶の中にあるのとはアングルがぜんぜん違っていた。

直前に見た渡辺文樹映画の印象が強く残っていたのか、この映画で一番印象が強いのはファミリーの面々の「顔」の素晴しさだ。キャラクターがはっきり滲み出すイイ顔ぞろいで、さすがにハリウッドの大作です。特に「ドン」であるヴィトー・コルレオーネを演じるマーロン・ブランドの面構えときたら、絶頂期の眼光鋭い貫禄ぶりから孫と戯れているうちに最期を迎える老いさらばえぶりまで、見事なもんです。もちろん当時まだ駆け出しだったアル・パチーノ、一見人がよさそうでありながら眼光鋭く何を考えているか読めない寡黙な顔つきもいいですが。クライマックスの洗礼式と大虐殺のカットバック、怖いですねー。

東宝シネマズのこの「午前十時の映画祭」のシリーズは、ふだんはDVDなどでしか見ることのできない名画をニュープリントで、それも安価で劇場で見られる機会ということで、いい企画だと思う。つうか、もともと映画館ってそういう過去の作品やちょっと前の作品をかけていたもんなんだけど、名画座も二番館もほぼ消えうせてしまった。こんなにどこもかしこもシネコンばかりで、スクリーンはバカみたいにいっぱいあるんだから、おんなじ映画ばかりかけずにもっといろんな映画をやれよって。
この日も平日の朝から120人のキャパの劇場が6・7割はうまっていたと思うから、すばらしいことだと思いますよ。どちらかといえば中高年の方が多い印象で、学生は500円で見られるんだから、もっと若い人もどんどん観にくればいいと思うのと、逆に評価の定まった名作だけじゃなくて、もっといろんな映画を観客側が貪欲に求めるようにならないと、いまのシネコンの画一的な番組編成は変わらないだろうな、と。

原題:The Godfather
(1972年アメリカ/177分/カラー/ヴィスタ/ドルビーSRD・DTS・SDDS、ドルビーSR)
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テーマ:映画感想 - ジャンル:映画

【2011/07/18 11:28】 | 映画 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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