ANLA COURTIS~KYOTO+SESSION~(2/27、京都木屋町Urbanguild)
地球の裏側アルゼンチンからやってきたAnla Courtisの日本ツアーの京都公演で、久しぶりにアバンギルドに行ってきました。AnlaさんのReynoldsというのは実は未聴なのだけど、山本精一さんの企画のようで、サポートが大変豪華です。
以下感想メモ。

Dub Marronics
上手にギターの男性、下手にミニドラムとなにやら機材に囲まれた男性、中央ドラムセットに女性という3人組のインストゥルメンタルバンド。ドラムセットの女性がハイハット(の下だけにしたやつ)に玉を転がす音から始まる音響派風のアンビエントな曲が1曲目、実は女性はドラマーではなくフルート、鳥笛、リコーダー、鍵盤ハーモニカなどさまざまなリード楽器を中心とした楽器でサウンドに彩りを添えていく役どころだった。ギターのループの上に音を重ねてグルーヴを作る2曲目はかなり気持ち良い。最後は執拗なループに乗っかたアコースティックギターの変拍子のアルペジオと女性がバイオリンで奏でるドローン的な単音のくりかえしに、電子ノイズが高鳴っていくダイナミックな盛り上がりを見せてカットオフ。

Psychedelic Jet Sets+津山篤
実は山本さんの現行のユニットの中で個人的にはいちばん好きなサイケデリックジェットセッツ(g:山本精一,ba:須原敬三,dr:taiqui,syn: 西滝太,dr Taiqui)、今回は津山さんをゲストに迎えたツインリードギター編成のスペシャルセット。ってこれまんま去年のエッグプラントのイベントの思い出波止場のメンツなんだが。
いつものように曲がゆらりと立ち上がり、taiquiさんの叩くビートが細かくなるにつれ山本さんのガルシア風のギターと西さんのキーボードがきらめいていく、という前半のパターンなんだけど、今回はこれに津山さんのギターが絡んでくるからより強力に万華鏡のような極彩色サイケ絵巻が繰り広げられる。山本さんのギターがじゃらーんとコードをかき鳴らし、お、はちみつぱいの「こうもりが飛ぶ頃」みたいだ、と思ったら羅針盤の初期に演奏していた「カラス」(のフレーズ)だった。2本のギターの燃えるようなソロとキーボードの絡みから、山本さんの指示がはいってひっかかるようなビートに西さんのフリーキーなエレピをフィーチャーしたジャズい(?)パートに移り、さらに残ったエレピの音からさらにおもむろに元の「カラス」パートに戻ってくるあたり、ゾクゾクします。声を張りあげる山本さんにすかさずスハラさんがコーラスつけて、そういえば「カラス」はスハラさんもカバーしてはったしなあ、と思ったけれど、実は完全に即興で、山本さんが何歌っていたかもスハラさんには聴こえていなかったんだそうな。さすがナイスコンビネーション。
演奏は切れ目なく山本さんが英語?で歌うはずんだリズムの歌もの曲に続く。この曲前思い出でやってなかったかなあ。

津山篤ソロ
続いては津山さんのアコースティックギター1本でのソロステージ。
最近リリースされたソロアルバムに収められたトラッド風の曲を中心にしたステージ。トラッドといっても、どこのトラッドかそっちの方面に明るくない私には良くわからない。でもおそらくそれは明らかにフェイクなんだろうな、ということは想像がつく。でも力強く爪弾かれるアコースティック・ギターのパワーとテクニックが半端ないし、何語だかわからないホーミー交じりの歌も堂に入っていて、ただのフェイクに終わらない有無を言わせない独自の世界を築いていて、凄いとしかいえませんでした。特にディレイを駆使して何重にも幽玄なギターのフレーズをループして演奏された3曲目、「Superstar…」とつぶやくように英語で歌いだされて、途中相撲甚句風に「ハ~ぁどすこいどすこい」という合いの手付きで歌われる曲はおかしくも壮絶だった。ギターソロとボーカルのユニゾンが入ったりして。何でこんな曲思いつくんだろう。まさにこの人は異能の人だと思う。
個人的にうれしかったのはアンティーク・フォークロアの「風の物語」のカヴァー。アンティークフォークロアは僕がライヴハウスに行きだした最初の頃に何回か見たのですごく印象に残っているバンドなのだ。この曲の入った同題のアルバムは大好きなアルバムだ。この曲とか、最後の方でやった英語の曲("Darlin' don't cry~"ってやつ)とかギミックなしの津山さんの歌もいい。
その他ディレイを駆使したボイスパフォーマンス(「ディレイがあったらなんでもできる」w)やディレイを駆使したリコーダーのパフォーマンス、トム・ウェイツによる「風に語りて」のカヴァー(間奏のフルートのホーミーによるコピーがまた笑える)などの飛び道具も交えながら40分たっぷり、聴き応えあった。

ANLA COURTIS
Anla Courtisのソロと、本日の出演者とのセッション。
最初にAnlaソロ。エレキギター弓弾きによる轟音パフォーマンス。基本はエレキギターらしいディストーションのかかったぐわーんと歪むぶっとい音、中盤からこれにホーミーボイスが加わって倍音がぴんぴん響き、快感。
続いて山本精一とのデュオのセッション。阿吽の呼吸を見せるこれまた轟音ギターの応酬が快感。
そして最後はDub Marronicsのギタリストとヴァイオリンの女性、ピアノに西滝大、ドラムスにtaiquiを加えた5人によるセッション。すいません、こういうのはどうにも説明の仕方がわからない。快感。
時間切れでアンコールのAnlaさんの口琴の演奏をあとに退出。

津山さんからソロアルバム「50000000 Spirits of The Slayers Of The Ginger」とサイケ奉行「サイケ奉行御出座!!」購入。
定価各20000円のところなんと本日限り90%OFFの各2000円!
[関連ライブ]
PSYCHEDELIC SUMMER DAYS vol.3(2010/7/15、難波BEARS)(山本精一&Psychedelic Jet Sets)
EGGPLANT同窓会2010(2010/4/4、アメリカ村BIG CAT)その2(想い出波止場2020)
PSYCHEDELIC SUMMERDAYS Vol.2(2009/7/10、難波BEARS)(山本精一&Psycedelic Jet Sets)
Numinous Eye、山本精一&PSYCHEDELIC JET SETS、水晶の舟(2008/8/10、難波BEARS)(山本精一&Psychedelic Jet Sets)
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テーマ:ライヴレポ・感想 - ジャンル:音楽

【2011/03/01 23:32】 | ライヴ | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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