アリス・イン・ワンダーランド
TOHOシネマズなんばでティム・バートン監督の「アリス・イン・ワンダーランド」を見てきました。予告を最初に見たときにはこれは行かなきゃ!って思ってたんですけど、タイミングをはずしてどうしようかと思ってるうちに、そろそろ今週末で終わりそうな感じになってました。
もういまさらネタバレでもないと思いますが、未見でDVD待ちの方は注意してくださいね。

パンフレットで嶽本野ばらちゃんがキャロルの原作のおもしろさもディズニーのアニメの素晴しさもみごとに取り込んでるとか書いてられますが、それはどうかと思う。原作のひたすらナンセンスなgdgd展開はわりとありがちな少女の成長譚にすっきりとまとめられているし、抑圧された性的なメタファーも別に拾うつもりはなさそう。オリジナルアニメ版の最大の魅力であるトチ狂ったドラッギーな描写はほとんどない。でもそれはかまわないんです。別に「アリス」にはそんなに思い入れはなくて、僕はティム・バートンの映画を見に来てるんですから。アリスの成長物語は別にいいと思います。問題は(多分みんなそう思ってるんじゃないかと思うんですが)やっぱりこの映画でもっともティム・バートン的キャラであるヘレン・ボナム・カーター演じる悪役赤の女王の扱われ方に尽きるでしょうね。いや別に最後に悲惨な最期を遂げても別にかまわないのですよ、たとえば「スウィーニー・トッド」なんかはそれで大いに感動したんですから。いいもんの白の女王がそこはかとなく嫌な女に描かれていてね、明らかにバートンの興味も赤の女王にあるから中途半端やねん。あと女王側近のハートのジャックのキャラ、ありゃないなあ。ジョニー・デップのマッドハッターってあんなに大きな扱いが必要な役どころじゃないと思うので、ジョニデがハートのジャックをやればよかったんじゃないかなあ。

ふわふわ漂うチェシャ猫は良かったけど、あとはあんまり3Dの効果は生きてなかったような気がします。ティム・バートンの箱庭感覚とは3Dはあんまり相性良くないのかも。クライマックスのジャバウォッキーとアリスの対決も迫力が出るよりむしろ逆になんかこじんまりしてしまったような気が。

いや、観る価値はある映画だと思うので、見られなかった方はぜひDVDで見てください。3Dはあんまり気にする必要はないので。

原題:Alice In Wonderland
(2010年アメリカ/109分/カラー/ビスタサイズ/ドルビーSRD-EX)
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テーマ:映画感想 - ジャンル:映画

【2010/06/05 01:59】 | 映画 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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