ご臨終です/ハルヒ
5/22(土)・23(日)
連休。酷い雨。
大雨警報で休みになった娘に付き合って一日家にいて音楽聴いたり微妙に読みかけで残っていた本を片付けたり、ネットをうろついたり無為に過ごす。たんぶらっておもしろいけどやりだすときっとキリないなあ。

「バンド臨終図巻」(河出書房新社)読了。古今東西の人々の臨終のエピソードを集めて没年齢順に並べた山田風太郎の大著「人間臨終図巻」に習って、ビートルズやクレイジーキャッツからX Japan、オアシス、羞恥心まで洋邦ジャンル問わずにバンド(音楽グループ)の解散・活動休止・消滅をひたすら集めたというもの。バンドの場合は再結成やメンバーチェンジによる存続もあるので、没年齢別とは行かず結成年順に並んでいる。死に方がその人間の人となりを良く伝えるものだとしたら、バンドの解散もそのバンドの人となりを伝えるといえるのかもしれない。ただそれはその人(バンド)の仕事(音楽)とは必ずしも直接関係ないのだけれどね。人間関係のいざこざや金銭トラブル、音楽的方向性の相違というようないろんな事情があって、下世話なゴシップ的な興味と言われるかもしれないけど、これだけ量が並ぶとおもしろいです。
オールジャンルとはいえ、筆者自身もあらかじめ断っている通りジャズバンドは載っていないし、R&B・ヒップホップ系のグループもほとんど掲載されていない。個人的にはなじみの深い日本のパンク・オルタナティブ系のバンドもほとんど登場しない。
JAGATARAが載っているのはいいとして、じゃボ・ガンボスもとか、INUが載るんだったらSTALINもとかいろいろ思う。80年代のバンドブーム以前のバンドなら他にもZELDAとかタコとかはなたらしとか、バンド自体はマイナーかもしれないけど、それなりに記事としてもおもしろいものになりそうなバンドの生涯が他にもいっぱいありそうな気がする。
90年代に実際にライヴハウスに足を運ぶようになってからは、いっぱい解散してしまったバンドを見てきた。羅針盤やアンティークフォークロアのようにメンバーの死去によって活動を停止せざるを得なかったというケースは別として、ほとんどの場合はしばらくライヴやらないと思っていたら、メンバーがいつの間にかソロ活動や別のバンドを始めていて、ああ解散したんかなって気づくケースが多いです。エンジェリン・へヴィ・シロップ、有、ラフィアンズ、メンボーズ…などいっぱい。いいバンドだったのになんで止めちゃったのかと気になる気持ちは大いにあるけれど、このクラスのバンドだとドラマティックな事情ではなく、単純にメンバーが音楽活動から足を洗ってしまったというケースも多そうで、あんまりおもしろいものではないんだろう。
あ、でも完全に下世話な興味として、ボアダムスの解散の顛末は知りたいなあ。解散してないけど。
えー元ネタの山田風太郎「人間臨終図巻」は徳間文庫で全3巻です。15歳の若さで火あぶりの刑に処せられた八百屋お七から121歳で大往生を遂げた泉重千代翁まで900人の臨終のさまは圧巻。ぜひこっちも。
人間臨終図巻〈1〉 (徳間文庫) 人間臨終図巻〈2〉 (徳間文庫) 人間臨終図巻〈3〉 (徳間文庫)

中学に入った娘が、毎日読書の時間が朝10分ずつあるので何か読む本を貸してくれと言うので、角川文庫から出た大森望編の2冊の時間ものSFアンソロジー「不思議の扉 時をかける恋」「不思議の扉 時間がいっぱい」を買って渡したら、喜んで読んでくれたはいいのだけど、一番気に入ったのが下巻の涼宮ハルヒだったようす。さっそく学校の図書館で予約して読んでいるようなんだが、道を誤らせたような気が。
お父さんは、太宰治っておもしろいなあと思いました。オッサンぽくてすいません。
ハルヒ
このあいだお墓参りに山口の妻の実家に行ったとき、なぜかおばあちゃんが持ってたと狂喜してもらって帰ってきたハルヒのフィギュアです。ぱんつ見えてるし。
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テーマ:読んだ本 - ジャンル:本・雑誌

【2010/05/24 23:30】 | | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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