ぐずぐず、むずむず、よみがえれ、私。
4/9(金)
そうか4日が岡田有希子の命日だったんだと「キラキラ」の宇多丸のトークを聞きながら思い出す。宇多丸ほど自覚的だったかどうかはともかくとして、やはり彼女の死以降アイドルというファンタジーに丸々自分自身を投影することができなくなって、メタ的に物語としてアイドルを消費するようになっていったんだな、と思って、すぐに気づく。いや違う、それでは前後が逆だ。80年にジョン・レノンが殺された時に、僕は幻想を偶像に託することは止めようと決めた。だからこそ80年代前半、アイドルをメディアの作り上げた商品としての構造を理解した上で楽しむというメタ化された楽しみ方が主流となった時にそれに飛びついたのだった。キョンキョンが幻想のアイドルを華麗に演じる「なんてったってアイドル」が大ヒットし、おニャン子クラブが擬似的な等身大の女子高生アイドルを縮小再生産する当時のアイドルシーンの中で、岡田有希子は時代遅れなくらい「古風」な正統派アイドルで、少なくとも僕はその居心地の悪さのようなものを彼女の魅力として享受していた。彼女の死が、僕のように彼女の大ファンというほどのファンでもない人間にさえ少なからぬショックを覚えたのは、しかしそういったメタ化したアイドルの消費の仕方が彼女自身の生身の人間の苦悩になんの救いにもなっていなかったばかりか、もしかしたら彼女を抑圧したアイドルという幻想を制度化することに加担していたのではないかという後ろめたさを無意識的に感じたからではなかったか?

4/10(土)
「キラキラ」のポッドキャストで、小島慶子が、自身も創設期にかかわったTBSラジオの老舗番組「アクセス」の打ち切りとそれに対する小林信彦のコラムについての違和を語っていた。
放送というものにたいする信念に裏付けられたおそろしく説得力のある言葉。経費削減で局アナを使うからおもしろいものはできない、というのは貧困な発想だ、という主張は、そうは言わなかったけれど「ストリーム」のあとを受けて「キラキラ」を担当することになって理不尽なバッシングも受けた自身の体験も踏まえての主張だろう。正直すまんかった。僕自身もラジオのことも小島慶子というパーソナリティのことも何も知らなかったのに、そんなことを言っていたような気がする。その後町山智浩や吉田豪といったストリーム組目当てでしかたなくポッドキャスト聞いていたはずなのに、いまや小島慶子のオープニングトークは必ず聞くようになっている!
とは言うものの生島淳も登場って、「ストリーム」の遺産を確実に継承はしているな。まあ間違っても勝谷誠彦は出てこないだろうが。

4/11(日)
朝から出勤、仕事もようやく忙しくなってきた。それはいいのだが、何の花粉なんだろう、どうもくしゃみが止まらず、頭も痛い。21時過ぎまで仕事してなんばのタワーに立ち寄る。スターリンの「トラッシュ」か「ストップ・ジャップ」がないか探すのだけど見つからず。ちぇっ。相対性理論の新作や、ジム・オルークのバカラックナンバー集など、出たら買おうと思っていたCDが出ている。二階堂和美さんの新作も。でもどうにも気持ちに余裕がなく買いたいという気にまったくなれない。とりあえずひととおり片付くまではおあずけだな。ざわざわした気持ちとむずむずした鼻、がんがん痛む頭を抱えて帰宅。

4/12(月)
気ばかりあせるが仕方ない。
夕方からの雨で花びらの多くが散った葉桜を眺めながら、雨上がりの緑地公園を歩いて帰宅。
今年は桜、長く楽しませてもらいました。ありがとう。

資生堂IN & ONのコマーシャル、河合その子・石川秀美・伊藤つかさ・荻野目洋子というこの微妙なセレクション、いや意外に絶妙なのかもしれない。
特に個人的には伊藤つかさが心配だったのだけど、普通にきれいにできていてホッとする。
石川秀美編が(反則っぽいけど)なかなか楽しい。
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テーマ:雑記 - ジャンル:日記

【2010/04/13 12:43】 | 日記 | トラックバック(0) | コメント(2) | page top↑
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コメント
>一姫二太郎さん
こんちわ、どうもコメントありがとうございます。
そうですね、この中じゃリアルタイムでは河合その子が私も一番好きでした。「青いスタスィオン」とか良かったっすね。
でも伊藤つかさのセカンドアルバムはYMOがバックアップしたテクノ歌謡ですごくいいですよ。
【2010/07/01 01:37】 URL | takut #-[ 編集] | page top↑
> 河合その子・石川秀美・伊藤つかさ・荻野目洋子というこの微妙なセレクション、いや意外に絶妙なのかもしれない。

どうも、お久しぶりです。
超亀レス(死語か?)ですみません。
近所の化粧品屋の店頭で、どっかで見たことある女の人たちだなあ、とずっと思っていたんですが、やっぱりこの4人だったんですか。
やっぱり河合その子が、ええなあ。
【2010/06/27 14:51】 URL | 一姫二太郎 #F4sARXcw[ 編集] | page top↑
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