ブルーにこんがらがって
もともと視力が良かったこともあって、最近じゃ遠視の度合いが激しい。要は老眼というやつだ。CDの歌詞カードの字って小さくて、見るのが大儀だったりする。ただでさえiPodで聞くことが多いし、だんだん歌詞カードやライナーに目を通さなくなってる。でも今回は眼鏡を取り出して歌詞カードを追ってみた。
ディランの歌詞ってわけがわからんのが多いと思い込んでいたけれど、実はそんなことはなくて、もちろん詩的に抽象化されたり修飾されていることはあるけれど、特に今回は妻サラとの別離というディラン自身の個人的状況の影響も大きいのか、ストーリーがはっきりしていてわかりやすい詞が多い。キメのフレーズもびしばし決まってる。みうらじゅん経由で目にしていたフレーズがあちこちにw
このアルバム聞いて特に感じたのは、メロディの美しさ。この人って最初にちゃんとした(笑)メロディを一度作ってから崩して歌っていくのだろうか、それとも頭の中に流れているきれいなメロディをディランが追って歌うとこんな風になるのだろうか。たとえば「運命のひとひねり」とかこのきれいなカントリーロックのバッキングトラックそのままで女性ボーカルで歌わせたら普通にきれいな曲になるだろう。でもディランのこのボーカルの説得力がありすぎて、こっちで慣れてくると他のメロディラインはありえなくなってしまうのがマジック。で、さらにライヴになると、別の曲のようなアレンジで別の曲のように歌うんだろうな。ラジカルな人だわ。
A面の前半、バンジョーがキラキラしている「ブルーにこんがらがって」で始まって、メロディの美しい「運命のひとひねり」「君は大きな存在」、そしてディランのボーカルが怒りまくっててかっこいい「おろかな風」へという4曲が完璧だ。で、申し訳ないことにこの辺で僕の集中力が切れてしまう。最後に「嵐からの隠れ場所」「雨のバケツ」と言った評判の高い曲もあるのだけど、何回聞いてもいまだに僕にとってはこのアルバムの印象はこの冒頭の4曲だけで決められている。

The only thing I knew how to do
Was to keep on keepin' on like a birds that flew,
Tangled up in blue.
俺が知ってる唯一の手立ては
小鳥が空を飛ぶみたいに続けることを続けることだけ。
ブルーに絡まりながら
-"Tangled Up In Blue"


ボブ・ディラン
Sony Music Direct
発売日:2004-09-23

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テーマ:音楽 - ジャンル:音楽

【2010/03/31 00:01】 | 今日の1枚 | トラックバック(0) | コメント(2) | page top↑
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コメント
>たけちよさん
いつもコメありがとうございます。
老眼ウザイすね。この歳になって初めて近眼の人たちの気持ちがわかりました。
めがねかけたらほんとにクッキリ見えるんだねえ。
【2010/04/01 02:43】 URL | takut #-[ 編集] | page top↑
はいはいガキのころ勉強しなかったので視力バリバリ2.0だった俺様が通りますよ。
そうそう、40過ぎるころから老眼ですよどうみても。
視力そのものはまだ1.0くらいあるのにメガネないとツラいし暗いととくに。
うーん。。。。
ディランで思い出したけど、最近PPMのベストがほしい。買おうかな。
【2010/03/31 00:22】 URL | まつだいらたけちよ #-[ 編集] | page top↑
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