(500)日のサマー
梅田シネリーブルで「(500)日のサマー」を見る。

ロマンチックな恋愛コメディかと思いきや、ボンクラ文系オタク向けの恋愛指南映画なんでした。つうか、そういう評判を聞いて見にいったんだけどね。
しかし予想以上にズッポリ嵌っていましたよ。エレベーターで乗り合わせたカワイ子ちゃんに、ヘッドホンからもれ聞こえる曲に「ザ・スミスね、あたしも大好きなの(ハート)」とか声かけられ「運命の相手だ」なんて舞い上がっちゃった主人公が、彼女の気を引こうとわざと聞こえよがしにスミスの曲をかけて思いっきりスルーされるシーンとか、顔から火が出るほど恥ずかしくてイタいシーンがいっぱいで、悶絶してしまう。お前はオレか!?

主人公のトム君は、LA在住のくせにスミスにメリーチェーンなんかを愛聴しているナイーヴなロックおたくで、いい年してジョイ・ディヴィジョンのTシャツ着ていたりする。彼女と仲良くなるきっかけのカラオケパーティでくねくねとピクシーズを熱唱する姿が愛おしい。
物語はすでに関係が冷えてしまった時点から始まって、なんで自分が振られるのか分からず未練たらたらのトム君が、二人の500日をフラッシュバックで振り返りながら成長していく過程を見せていく、すごくよくできた構成になっている。
あるとき二人は大変有名なある映画を見に行くのだけど、そのラストシーンに彼女の涙が止まらない。おろおろと元気付けようと試みて、手ひどくはねつけられる彼には何がなんだかわからない。んー確かに彼女の心はさっぱりわからない。けど、きっとクライマックスのあとのあの二人の不安と気まずさの入り混じった表情を見ながら、彼女は自分たちの関係の頂点も終ってしまったことを感じていたのではないかな。このシーン、バックに流れるS&Gの「ブックエンド」がナイス選曲。
このほかにも彼女と初ベッドインを決めた翌朝のミュージカル風のシーンとか、ヨリを戻すほのかな期待をこめて別れた彼女の家でのパーティに出かける彼を理想/現実の2画面構成で見せるシーンとか、技ありのシーンがいっぱいある。

主人公の行動のリアリティには多分に作り手の体験に負うところが大きいんだろうな、ということが、冒頭の「作者注」から分かります(笑)
数少ない観客は(この手の映画ならどうしてもそうだけど)女性中心だったけど、若い男子にこそ見てもらいたい映画でした。

原題: (500)Days Of Summer
(2009年/アメリカ/96分/シネマスコープ/ドルビーSR・SRD・DTS/PG-12)
えーPG12だったんだ!?何故に?
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テーマ:アメリカ映画 - ジャンル:映画

【2010/01/20 09:19】 | 映画 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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