テニスコーツ×ゑでぃまぁこん(12/20、難波BEARS)
ベアーズにゑでぃまぁこんとテニスコーツのツーマンを見に行ってきました。ゑでぃまぁこんは去年の年末もテニスコーツやトンジャイをゲストにワンマンをやっていて年末ベアーズが恒例となりつつありますね。
テニスコーツ・ゑでぃまぁこん

前半はゑでぃまぁこんのステージ。「冬の日」に始まって「木霊」や「雲に乗る」といった比較的新しめ曲に「かくれんぼ」「塵散舞埋」といった以前からのナンバーを織り交ぜた50分ほどの長めのセットです。このあいだのグ邸のときも演奏していたと思うのですが、2曲目のモツさんとゑでぃさんの「もういいかい」「まだだよ」という掛け合いが印象的な曲とか、3曲目ゑでぃさんギターではなく今回キーボード演奏の流れ星の曲といった新しい曲もすっかりアンサンブルが完成されていて素晴しかったです。
ラストの「さよなら小さな水族館」だけは他の曲とはちょっと趣が異なっていたように思います。ワウワウのようなイフェクトをかけた元山さんのスティールギターと水谷さんの鍵盤ハーモニカの音でコミカルにアレンジされた演奏にちょっとホッとさせられました。

テニスコーツはこないだの京都造形のときと同じく、基本的には植野さんのアコースティックギターに合わせてさやさんがボリューム絞り気味のキーボードや鍵盤ハーモニカで色を付けながら歌を添えていくスタイル。さやさん植野さんの「アワワワワ」という懐かしい雄たけびから始まるインディアンの歌が1曲目で、「てんぽらちゃ」とか聴く側のふところにすっと入り込んでくるような人懐っこい歌の数々がとても楽しいです。
初期のアルバムに収められていた「煙はすいこまれ」や、Pastelsとのコラボレート作からの「Song For A Friend」あたりが今回のハイライトだったと思います。特に後者はトランペットにPOPOの山本信記さんをゲストに迎え、パステルズの人のパートを植野さんが歌っていてなかなかレアでした。
ラスト「まあるい人」は梅田哲也さんがゲストで登場、間合いを十分に取った静謐な演奏のもと、例の扇風機装置がパチパチ音を立てながら火花をとばしたのでした。「暗くなっちゃってごめんなさい」ってさやさんは言ってたけど、クリスマスぽくてよかったのではないでしょうか。

テニスコーツの演奏は、植野さんのギターやさやさんのキーボードがわりと即興で展開しているようなのに、歌の世界を実に的確に深めていて凄いと思います。それでもまだまだ突っ込みどころみたいな部分がいっぱいある。それが見ていてすごく面白いし、楽しい。いやテニスにも完成度の高い、高度に構築された作品を作る力がないわけではないことは、たとえばTapeとの作品とか聞けばわかるんで、あえてライヴではライヴの流動性を残しているんだろうと思います。
ゑでぃまぁこんとテニスコーツの世界って割と近い印象を持っていたのだけど、今回続けてステージを見て、対照的だなと思ったのはそこのところで、ゑでぃまぁこんも、つい5~6年前に最初に見たときはゑでぃさんとまぁこんさんにドラムの人(まだ楯川さんじゃなかった)の3人でやってて、その頃の音源はドラムレスだったりしたのが、楯川さんが入り、水谷さんが入ってどんどんバンドとしてアンサンブルが出来上がってきてて、もうこれ以上はないだろうと思ったら元山さんがはいってからさらに完成して、突っ込みどころなんかはもうないんじゃないかという完成度の高さまで来てしまった。観客は息を呑んでただ見つめるしかないというようなところがあります。この日のテニスの時の観客とステージ上の妙な温度差はその辺から来ていたんじゃないかなと思ったりします。

そういえば梅田さんの装置を最初に見たのはゑでぃまぁこんのステージだったと思うのだけど、記録に出てこなくってさだかではない。

突っ込みどころということでは、ちょっと長めの休憩をはさんでの3つ目のセットが突っ込みどころ満載の楽しいステージでした。
まず最初にさやさんとゑでぃさんが登場、新ユニット「ぴょこたんところーんたん」による演奏。お二人の声がかわいらしいなあと思ってたら、1曲でそそくさと退場してしまいます。
入れ替わりで男性軍が鼻の下にヒゲを付けて登場し、楯川さんまぁこんさんのグルーヴ感あふれる「ヒゲのテーマ」の演奏にあわせてヒゲダンスと、焼きたてのたこ焼きを口でキャッチするという(熱そうな)パフォーマンスで場内を沸かせます。
このあとはテニスコーツとゑでぃまぁこんの混成バンドによる演奏が2曲、さや&ゑでぃ(ぴょこたんところーんたん?)のヴォーカルをフィーチャーして、いつものテニスやゑでぃまぁこんとは違うポップで楽しいアップテンポのロックっぽい演奏を聞かせてくれます。あとの方の曲では間奏で植野さんの語りがはいり、これが実に絶妙。
歌詞カードを見ながら植野さんのアコースティックギター伴奏に合わせてモツさんが「イエスタデイ・ワンスモア」をいい湯加減で歌唱。途中あのおなじみのバタバタというドラムのフィルインで楯川さんが加わったあたりで爆笑。歌のほうは途中でさやさんがヘルプに入るけれど、まったく歌えずgdgdな展開。
再び全員による「ありがとう」の曲でおしまい。とっても楽しかったのでこの日のこのセットの演奏、音源化キボンヌ。カーペンターズは抜きでもいいので。
去年に続き今年を締めくくるのにふさわしい楽しいライヴだったので、ぜひ恒例化して来年もこの組み合わせでやってほしいです。

物販ではゑでぃさんの編んだ手袋とかちょっと謎なものとか販売していました。
ちんぷんかんぷんのCD-Rを購入。
セットリスト
2009年12月20日なんばBears
※タイトルがわからないものは勝手に仮題をつけました
ゑでぃまぁこん
1.冬の日
2.(最後の朝には風抱いてあやして)
3.(夕べ眠る前星が生まれた、聞こえますかこちらヒューストン)
4.木霊
5.かくれんぼ
6.雲に乗る
7.真夜中の音楽
8.塵散舞埋
9.さよなら小さな水族館
テニスコーツ
1.(間違いだらけのインディアン)
2.(てんぽらちゃ)
3.(ブーメラン)
4.煙は空にすいこまれ
5.(観音さま)
6.(空気の底)
7.(カザナ)
8.(完成)
9.(同じフレーズ繰り返し)
10.Song For A Friend
11.まあるい人
 山本信記(trumpet)8,9,10
 梅田哲也(装置)11
ぴょこたんところーんたん、ゑでぃまぁこん+テニスコーツ、etc.
1.(魚釣りの歌)
2.ヒゲのテーマ
3.(パトロールの歌)
4.(まるくなって年取って)
5.Yesterday Once More
6.(ありがとう)
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テーマ:ライブ! - ジャンル:音楽

【2009/12/23 10:30】 | ライヴ | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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