Presentation47 Phewとbikkeと山本精一(10/2、京都四条烏丸shin-bi)
京都四条烏丸のshin-biでPhew・bikke・山本精一の共演を見てきました。
shin-biはcocon karasumaという古いビルをリノベーションして作られた複合商業施設の3階にある、精華大学の運営するアート情報発信スペースです。ショップには京都に出るたびに立ち寄っていたんですが、ライヴイベントに参加するのは今回初めてです。ショップの隣にある広めの会議室程度のフラットなフリースペースにぎっしり椅子が詰め込まれています。ただし音は意外と本格的で、今回も山本さんのギターなど、けっこうこれこんなとこで大丈夫なんかいというような轟音もしっかり出していました。
開場時間が7時半と遅めだったので、リハの音を聞きながらショップをぶらついたり、たまたまギャラリーで行われていたカヒミ・カリイの写真展をのぞいたりして時間つぶし。カヒミさんの写真は普通にお上手で綺麗でした。

最初は僕的にはJBでおなじみのbikke。1曲目に歌われたのが札幌オリンピックの「君の名を呼ぶオリンピックとー」って曲。うわ懐かしい!調べたら村井邦彦作詞作曲のトワ・エ・モアの曲だった。bikkeさんの陽性の上向きの声にばっちりあっている。
宮武希さんの曲なども含めて約30分のステージ。ラブジョイのライヴは見たことがないのだけど、個人的には弾き語りで歌われる方が風通しがよくてbikkeさんの声がよく届くような気がする。ジャリっとしたギターの音色もいいです。
JBのライヴでもやっていたオクノ修さんの「マリー・マリー」がよかった。

続いて山本精一がいつものヘッドの欠けた黒いストラト抱えて登場。深くディレイををかけた長い美しいイントロから「空の名前」。以下「沈黙」「あんなに好きだったこと」「名前なんてつけたくないうた」と「なぞなぞ」の曲の中でも特にしっとり聞かせる選曲。ただしあいかわらず演奏の自由度は高く、「あんなに好きだったこと」の中間部のバーストぶりは快感でした。「名前なんて~」のエンディング、深いディレイのかかったショパンの「別れの歌」のようなフレーズから、ラスト「まさおの夢」へ。

そして最後のセット、これがやはり今日のメインでしょう、phew×bikkeのお二人によるステージ。京都でふたりが同じステージに立つのはアーント・サリー時代以来とのこと。
山本さんの「まさおの夢」を引き継ぐように、彼女たちが夏にカセットで出したアルバムの曲を2曲目から曲順どおりにほぼ全曲演奏するセットです。いやもうさいしょの「子供のように」からPhewのボーカルに圧倒されっぱなし。これまたbikkeの抑制された最小限のギター伴奏が生きてます。
Phewのステージを見るのは4年前にブリッジで山本精一・山本久土のMOSTのW山本をバックにやったとき以来2回目だけど、黒いワンピースの長いスカートの立ち姿がいつもながら凛々しい。前回はピリピリするような緊張感を感じたんだが、今回ももちろん緊張感はありながらも、曲順間違えたbikkeさんとのカラミや、それで自分も歌詞トチってしまってふっと顔を赤らめたりするお茶目な姿が見られたのが面白かった。
最後はアーント・サリーの「うぬぼれないで」から「中1の時に白いフォークギターをかき鳴らして歌っていた」という衝撃の(w告白に続いて演奏された「時には母のない子のように」、そしてルネ・クレール33年の名作のテーマ曲にでたらめな歌詞をつけたという「巴里祭」と、文句のないエンディング。
続いて山本精一さんが再登場し、3人での演奏が3曲。いきなり「鼻」のイントロを弾き始めて、Phewさんに「やるっていうたやん」と言われ、再度しぶしぶという感じで山本さんが歌いだしたのがNOVO-TONOの「夢の半周」。山本さんの歌声、決して上手じゃないのに本当にしみる。山本さんの爪弾くアルペジオやコードストロークにさりげなく加えられるbikkeさんのリードギター。最後の部分でPhewさんのコーラス。そして「飛ぶ人」「鼻」。Phew+山本精一のアルバムはいままでで一番聞いたアルバムの1枚なので、このあたりの曲がライヴでまた聞けるというだけでもはや言うことはないです。
アンコールはまた3人で登場して、Phewの歌に2人がコーラスを付ける「夢であいましょう」。

前回ブリッジで見たときにも感じたことではあるけれど、三人それぞれにまったく異なるタイプの歌の力に心揺さぶられました。
才能や技巧は関係あるけれど、それだけじゃない。時として技巧的に下手だったり、時には音楽的才能とは無関係である場合すらある。いや、そうではない、そういう力自体が才能(ギフト)だというべきだろう。
歌の力、音楽の力ってどこからやってくるのだろう。
bikke(g,vo)
1. 虹と雪のバラード(トワ・エ・モア)
2. (夕べの如き君になれば)※タイトルわかりませんでした
3. sign
4. マリーマリー(オクノ修)
5. 彼岸(かなた)へ(宮武希)
6. しあわせは自分で決める

山本精一(g,vo)
1. 空の名前
2. 沈黙
3. あんなに好きだったこと
4. 名前なんてつけたくないうた
5. まさおの夢

phew×bikke
1. 子供のように
2. おわりのあと
3. Bay
4. 夜の光
5. ACT
6. いつか
7. GOOD MORNING
8. ロボット
9. うぬぼれないで
10. 時には母のない子のように(カルメン・マキ)
11. 巴里祭(モーリス・ジョーベール)
12. 夢の半周
13. 飛ぶ人
14. 鼻
E. 夢であいましょう(中村八大)
  Phew(vo)、bikke(g,vo)、山本精一(g.vo、12~14・E)
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テーマ:ライヴレポ・感想 - ジャンル:音楽

【2009/10/06 02:29】 | ライヴ | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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