京都音楽博覧会2009IN梅小路公園(9/22、京都梅小路公園芝生広場)
京都は梅小路公園で行われた「京都音楽博覧会」に言ってきました。
天気予報が曇りで、降水確率40%とかいうもんだから天気が心配だったんですが、結局最後まで雨はふらず、よかったです。

会場の梅小路公園は京都駅から15分ほど歩いた街中に忽然と広がる大きな広場です。隣接の梅小路蒸気機関車館から時折聞こえる汽笛がのんびりしたムードをかもし出します。
すぐわきに昭和な佇まいのJRの社員住宅らしき団地が立ち並んでいるのがまず目を惹きます。ここの住人だったら音博見物しまくり…なのだけど、どこの団地も同じなのか灯りの消えた空き部屋だらけなのが寂しい(近隣招待でみんなコンサート会場にいたのかもしれないけど)。そんなロケーションのせいもあって、近隣住人への気の配りようは大変なもので、京都駅までの往復の導線にはずっと警備員がついて誘導しています。音出しが19時までというのは緑地の音楽堂と一緒ですね。ただちょっとどうかと思ったのは場内で一切のアルコールの販売を行っていない点。場内へのビン・缶持込は禁止だったので、これじゃビール飲みながらライヴを楽しめないじゃないか。まあ「場内飲酒禁止」ということではないので、これは上手くやれということなんでしょうな、ちゃんと近隣の酒屋さんにお金落とさせていただきましたよ。
ステージを臨む 前方エリアから団地方面を臨む
ちょうど開場の10時半ごろに梅小路公園に到着、チケットをリストバンドに交換し、まずは場内に入り、場所を確保します。飲食ブースのエリアで食事を調達して戻っていただいていると、あっという間に開演です。
今年で第3回のこの音博、初回に続いてふちがみとふなとがオープニングをつとめます。1曲目は新曲でしょうか、「未知との遭遇」のあのフレーズをイントロにフィーチャーした宇宙人の歌です。2曲目「いとしのロール」で見事にコール&レスポンスに成功、はじめての観客にもすっと入っていくふちふなの本領発揮ですね。船戸さんの在籍していた「サイツ」の思い出を語るMCに続けて、サイツの曲にふちがみさんが詞をつけた歌でじっくり聞かせて、「ゴミの日」で終わり…ってあと2・3曲やらせろよ、持ち時間短すぎ。今日は特に後半2曲、船戸さんのベースが特にアグレッシヴに唸りまくっていたのが、たいそうカッコよかったです。
1.(新曲?) 2.いとしのロール 3.別れが来ることがわかっていても出会いの喜びを寿ぐ歌(タイトル不正確かも) 4.ゴミの日

上記のような理由でちょっと外出していたんでBen Kwellerは見られませんでした。戻ってきたら、ちょうど矢野顕子が始まるところです。もっと最新アルバム「akiko」の曲をやるかと思ったのに結局「Evaculation Plan」だけだったのはバンドではなくピアノ弾き語りのスタイルでのライヴだったからかな。今日の聞きどころはすっかり原型をとどめず矢野顕子の新曲と化しているくるり「Baby I Love You」のカバー。矢野さん本人も「ごめんねこんな寂しそうな曲にしてしまって」といってました。続いて歌われた子供の旅立ちを歌った歌が大変胸に迫る曲で個人的にはベストでした(調べたら谷川俊太郎の詩にメロディ付けたものだった)。ああ、うちの子も聞いてるのかなと思ったらなんかステージまったく見ずに川で遊んでいたみたい。あとは「ごはんができたよ」「ROSE GARDEN」「ひとつだけ」などの名曲の数々。歌もピアノも力があるなあ。スクリーンに映し出されたそのお顔はなんかギャルみたいでしたが。
1.CHILDREN IN THE SUMMER 2.Evaculation Plan 3.Baby, I Love You 4.さようなら 5.ごはんができたよ 6.ROSE GARDEN 7.ひとつだけ

続いてはボ・ガンボスの3人に亡きどんとの長男ラキタをg・voに加えたスペシャル編成のBO GUMBO 3 featuringラキタが登場。1曲目から名曲「トンネル抜けて」でちょっとうるっと来てしまう。2曲目「フラワー」はおなじみのボ・ディドリービートだったけど、全般的にはしっとり聞かせる選曲で、逆にどんとの不在が強く感じられてしまい、個人的には不完全燃焼でした。もっとファンキーな曲で踊らせてほしかったな。ラキタ君は見た感じちょっと固い感じだったけど、「ゆ~らゆら祭りの国へ」で聞かせたボーカルは堂に入ってました。ラストは2006年のどんと紅白で清志郎が歌ったという「孤独な詩人」。
1.トンネル抜けて 2.フラワー 3.夢の中 4.ゆ~らゆら祭りの国へ 5.孤独な詩人

前方のブロックでずーっと見てたんですが、多分この日一番お客の密度高かったんじゃないでしょうか。AC-DCの白いTシャツに白いタオルを頭に巻いて、奥田民生登場。アコースティックギター抱えておもむろに歌いだしたのが「さすらい」で、このあとも合間にビールなぞすすりながら「ラーメン食べたい」「野ばら」とゆるゆると飛ばしてます。いや「ラーメン食べたい」はアッコちゃんのオリジナルに(男と女を入れ替えただけで)ほぼ忠実なのになんと男臭い歌になるんだろう。スペシャルはなんといっても岸田繁との共演による「息子」「ばらの花」。「ばらの花」はギターで「素晴しき日々」のフレーズを織り込む細かいサービス付き。
1.さすらい 2.ラーメン食べたい 3.野ばら 4.The STANDARD 5.息子(w.岸田繁) 6.ばらの花(w.岸田繁) 7.CUSTOM

さて、なんといってもこの日のハイライトは石川さゆり、この人でしょう。もうね、大人数の生バンドによる1曲目「津軽海峡冬景色」のイントロが流れた瞬間場内総立ちですよ。最初は普段聞いていない種類の演歌の代名詞みたいな大仰なサウンドのキッチュさへの反応もあったと思うのだけど、圧倒的な歌唱力とステージングに観客をマジでつかんでいく。上手いのは「来ちゃいました」という第一声で思わず「カワイイ」と思わせるかと思うとさりげなくイチローとの交友を披露して大物感を漂わせたりするあたりのMC術の巧みさ、さすが37年のショウビズ歴は伊達じゃないです。野外フェスということで、それなりに計算したセットリストではあるのだろうけど、三木たかし作曲の最新シングル、ご当地ソング(岡林信康作曲!)から定番の酒場ものと、変におもねってJ-POPのカヴァーを歌ったりするのではなく実に演歌らしい正攻法で攻めてくるのがプロの矜持というものなんだろう。ハイライトはこれまた定番の「民謡」で「ソーラン節」で観客から本当に自然に掛け声が巻き起こった瞬間。普段ロックだJ-POPだと言っていてもやはりこのビートは体のどこかに潜んでるんだな。
名曲「天城越え」については言うことないでしょう(なにせこの日一番ラウドな演奏でしたw)。いやあいいもの観ました。
1.津軽海峡冬景色 2.桜夜 3.京の覚え歌 4.居酒屋「花いちもんめ」 5.舟歌組曲 6.天城越え 7.朝花

トリはもちろんこのフェスの主催であるくるりです。岸田と佐藤のメガネコンビをバッキングするのはドラム堀川裕之(54-71)とキーボード世武裕子のふたり。ときおり岸田がアコースティックギター、佐藤がコントラバスに持ち替えてるセミアコースティックな構成で、全体として世武さんのピアノの印象が強いです。実際「太陽のブルース」からはじまって基本アルバムの曲中心のセットでした。スペシャルはなんと言っても、中盤での石川さゆりを迎えてのデュエットでしょう。実は今日も汽車の汽笛が聞こえて嬉しくて仕方がないという鉄子さんだった石川とは鉄つながりということでしょうか、「しゅっぽぽ」というコーラスも楽しい鉄道ソングで、きっと秋のJRのCMに…使われないかな?3曲目に歌われた「四条烏丸西入る~」という歌(最後206番のバスに乗ってとりあえず帰る、というのがいかにも)とかアンコール2曲目の曲(べんがら格子の町を背に川のほとりをうろつく、とか)とか言った曲はこの舞台を意識しての選曲か。調べたらB面曲だったり、初期の曲だったり。「ワンダーフォーゲル」はやらなかったけどいい曲いっぱい持ってるなあ、と思ったステージでした。
1.太陽のブルース 2.夜汽車 3.京都の大学生 4.さよならリグレット 5.夜汽車は夢を乗せて(w.石川さゆり) 6.かごの中のジョニー 7.三日月 8.さよなら春の日 9.魂の行方 E1.虹 E2.宿はなし
ジョニー
ということでなかなか楽しいコンサートでした。いやあこのメンバーは豪華だわ。京都駅はうちからのアクセスは非常にいいので、来年も日があえばぜひ参加したいですね。

実は石川さゆりのステージ、「天城越え」の力入りまくりの熱唱のあとで口直しのように歌われたラストのこの曲がほんとにいい曲でした。この曲だけタイトルがわからなかったんで、いろいろ調べまくりましたよ。
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テーマ:ライヴレポ・感想 - ジャンル:音楽

【2009/09/24 00:50】 | ライヴ | トラックバック(0) | コメント(2) | page top↑
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コメント
>たけちよさん
ラキタ君が沖縄から出てきて立命館の一芸入試を受けるのに岸田が推薦書頼まれた話をしてました。結果どうだったというオチの所を聞きそこなったんですけど。

【2009/09/25 07:37】 URL | takut #-[ 編集] | page top↑
うほ、そんなイベントやってたんですね、そりゃ見たかったな。というか、どんとさんの息子さんもう19歳なんだ・・・・
【2009/09/24 20:19】 URL | まつだいらたけちよ #-[ 編集] | page top↑
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