Fuji Rock Festival 2009 Day1(7/24、苗場スキーリゾート)
朝から断続的に雨。
とりあえずグリーンステージのオープニングの「田舎に行こう」を聞く。

東京スカパラダイスオーケストラをちょこっと見て移動。ホワイトでGuitar Wolf。いつ見ても笑うほどカッコいい。
雨の中アヴァロン、ヘヴンをうろうろ。SAKEROCKとかやってたけどスルー。
グリーンに戻ってLily Allenをちら見。いやぜんぜん知らないんですけどね、ちょっと蓮っ葉なキュートさが可愛かった。楽しげにステップ踏んで両手の中指を立てて歌う「ふぁっきゅ(ハート)」って曲がまだ耳に残ってる。最後の"It's Not Fair"ってカントリー風の曲もよかった。

本日の個人的なメイン、グリーンのPatti Smith
・登場して第一声、「Fuji, the greatest of all the rock festivals!」。「ダンシング・ベアフット」から最初はリラックスした緩い感じでステージは始まった。パティはニコニコして手を振ったりして。ニューアルバム出したわけでもないので、今回はベストヒットのフェス向けのセット。映画のプロモーションも兼ねてるのかな。
・バンドはパティといつものレニー・ケイ(g)・トニー・シャノハン(b)・ジェイ・ドハーティ(ds)に、NYパンク時代からの盟友トム・ヴァ―ライン(g)を加えた5人組の特別編成。トムはステージの隅っこの方に腰掛けてひたすら音響担当という感じのギターを加えてた。
・2曲目「レドンド・ビーチ」に続く「ゴースト・ダンス」はこの日誕生日だったというハイレ・セラシェ1世に捧げて歌われ、次のアコースティックギターの響きの美しい「ビニース・ザ・サザン・クロス」は「マイケル・ジャクソンの思い出に捧げます」、だって。
・パティ姐さん、しばらく見ないうちになんかえらく頬や首周りに肉が付いてた。時折ボトルの水を口に含んではペッとステージに吐き出したりしてちょっと見完璧にオッサン。娘が「あの人女やんな」って聞いてたらしい。声に衰えがまったくないのが素晴しい。
・「ピッシング・イン・ザ・リヴァー」「ビコーズ・ザ・ナイト」といったクラシックスのつるべ打ちから、「We'd like to dedicate this little song to the children of Palestine, the children of Afganistan, and the children everywhere, the whole world. We have to make our world better for our children, and environment...」なんていう直球のメッセージに続いて歌いだされた「ピーサブル・キングダム」あたりで有無をいわせずぐいぐいとテンションが上がっていく。
・「この曲はみんなに捧げるわ」という「ピープル・ハブ・ザ・パワー」に続くクライマックスは「ランド」から「グロリア」のメドレー、そして「ロックンロールニガー」という悶絶の2連発。「ロックンロール・ニガー」は例の「あたしはかことはそんなにファックしたことないのみらいとならいっぱいやったわ」という「ベイブローグ」のフレーズから始まるのだけど、そのあとはよりシンプルに、直接的なアジテートに移っていく。「未来は、今!」という宣言とともに「ロックンロール・ニガー」に移る瞬間の格好良さったら。後半は「これが私の武器だ」とギターを抱え、ビートに乗せてひたすら高いテンションのアジテーション、「経済や宗教やなんかじゃない、精神的な新しい革命を起こすんだ!」というメッセージとともにギターの弦を引きちぎるパフォーマンス。
・ギターのパフォーマンスは前回のフジでもやっていたし、お約束なのかも知れない。メッセージのシンプルさときたら、僕がその言葉を写した瞬間に陳腐化するくらいだ。それでもこの圧倒的なパフォーマンスの力はなんだろう。これがパティの凄さだ。そしてパティ自身自分の発する言葉の力をじゅうぶん自覚している、アジテーターとして文字通り確信犯、なんだと思う。

パティの時は止んでいた雨がまた降り出す。妻子は宿に戻り、奥地を目指す。
ヘヴンのTortoiseをのぞいたあと、オレンジのGongに。ここにも魔女が(笑)。ステージの上はじいさんばあさんばっかりなんですけど、みんな嬉々として変拍子たっぷりのスペースロック演奏してるのがすばらしい。ただこの時点でオレンジコートはほぼ全面まったりと良く練られた泥田状態でかなり厳しい状態。トイレが長蛇の列でとうてい待ってられない感じだったのでヘヴン手前まで戻ってたらもう面倒くさくなってそのままグリーン方面に戻ってしまった。ホワイトからグリーンに向けて歩いてるとすーごい懐かしい曲が聞こえてきて、ああ、Jamじゃん、確か「悪意という名の街」、そうでした、Paul WellerってJamの人でした。
もう動けなくなってワールドレストラン付近で(雨の中)座り込んでたら苗場食堂で始まったInspector Cluzoが笑ってしまうほど面白かった。フランスからやってきたギターとドラムスの二人組なんだけど、ブルーズ・エクスプロージョンをファンキーにしたような爆裂ガレージサウンドを聞かせてくれる。ときおり挟まれるファルセットのソウル風味もいい。グリーンステージではOasisが演奏中でがらーんとしたオアシス/ワールドレストランエリアでここだけは大盛り上がりだった。意外な収穫に満足したので、パレスオヴワンダーのWilko Johnsonのカクカクしたステージアクションだけ確認して帰路に着く。
Inspector Cluzo @苗場食堂

なんしかここ数年で一番きつい、酷い雨の一日でした。
川の増水のために寅さんの映画上映が中止になったり、オールナイトフジが中止になったり。
どっちも行く予定なかったし、見る元気もなかったから僕自身はあんまり関係ないのだけど、オールナイトフジ目当ての人の怒りはごもっともでしょう。
客にさんざん「自然をなめるな」とかえらそうに言っておきながら一番なめてたのは運営だろうという雨宮まみの批判はすごくまっとうですな。
それにしてもオレンジコートのあの泥田状態、あれでオールナイトフジやってたらそれはまたそれで怖い。
Patti Smith (Fuji Rock Festival Green Stage, 7/24)
セットリスト
1. Dancing Barefoot
2. Redondo Beach
3. Ghost Dance
4. Beneath the Southern Cross
5. Pissin' In The River
6. Because The Night
7. Peaceable Kingdom
8. People Have The Power
9. Land/Gloria
10. Babelogue/Rock'n'Roll Nigger
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テーマ:【ロックフェス】 - ジャンル:音楽

【2009/08/01 09:41】 | ライヴ | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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