レスラー
スカイビルの下の「ワンダースクエア」には平日のお昼間とは思えない人人人…。
ABCラジオの公開生放送のようだけど、いやあラジオって結構リスナーいるんじゃん。
と思って調べてみたら来週で終わってしまう番組らしい。
妹尾和夫

梅田シネ・リーブルでダレン・アロノフスキー監督「レスラー」を見た。
80年代にセックスシンボル的な人気を誇りながら、90年代以降俳優としての活躍から遠ざかっていたミッキー・ロークが、彼自身の境遇と重なる過去の栄光を背負う老いたプロレスラーを見事に演じて再起作となった話題の映画だ。
人生の下り坂を迎えた男が自らの孤独に向き合い、自分の居場所(=死に場所)を見つけていくというストーリーラインは「グラン・トリノ」と同じなんだけど、ミッキー・ロークの自身の年輪を刻み付けたかのようなその顔つきや肉体、息遣いが見事に嵌っていて、イーストウッド翁にも決して引けを取らない説得力だった。こういう映画続けてみると自分自身の青二才ぶりが突きつけられて痛い。
主人公はあるきっかけでプロレスを引退して第二の人生を歩もうと決意する。上手く行きそうに見えるこの美しい瞬間がはかなく、胸を打つ。結局自身の人生のしっぺ返しをくらって本当の居場所を再確認することになる残酷さと晴れ晴れとした主人公の表情が泣かせる。

このシーンに流れるのがガンズ&ローゼズ。主人公馴染みの年増のストリッパーの女と、バーで流れてきたLAメタルっぽいハードロック(この方面に明るくなくて曲名がわからない)に盛り上がるシーンがある。「モトリー・クルー、デフ・レパード、ガンズ…やっぱ80年代が最高よね」「ところがニルヴァーナが出てきてお気楽な時代は終わっちまった」「90年代最低!」みたいな感じの会話。だからガンズなんですね。「グラン・トリノ」の名車みたいなもんです。
ラスト暗転したタイトルバックに流れるのは「ボス」ブルース・スプリングスティーンで、このあたりのさじ加減絶妙です。
レスラー


マイコー急死の報にびっくり。
イロモノやモンスターのように扱われていたけど、孤独な人だったんだろうなあ。
最後の興行はしっかりやらせたかったなあ、やってほしかったなあ、とちょっと「レスラー」を重ねたりしている。
<追記>
パンフレットで町山智浩さんが主人公に重ねあわされたキリストのイメージについて言及されてたけれど、これも「グラン・トリノ」と一緒だ。
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テーマ:映画感想 - ジャンル:映画

【2009/06/26 18:39】 | 映画 | トラックバック(0) | コメント(4) | page top↑
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コメント
多摩蘭坂ですか。ああ、そうだ、いっぺん行ってみたいですね。
私も今度の出張の時はちょっと早起きしていってみようかなあ。
【2009/06/30 23:11】 URL | takut #-[ 編集] | page top↑
まったくもって同感です。
あさっては東京に行くので多摩蘭坂をおまいりしてきます・・・
【2009/06/29 22:00】 URL | まつだいらたけちよ #-[ 編集] | page top↑
>たけちよさん
僕はあまりメインストリームを聞いていたわけではなく、マイケルよりはプリンス派だったんですが、それでも80年代MTVの時代に洋楽を少しでも聞いていた人間としてはやはり感慨はありますね。
個人的好みとしてはジャクソン5時代のヒット曲がいいです。RIP。
【2009/06/29 09:48】 URL | takut #-[ 編集] | page top↑
いまごろきっと、天国でジェイムズブラウンに呼びつけられてセッション中です>マイコー
ついでに清志郎も飛び入りしていることでしょう。
R.I.P
【2009/06/27 10:02】 URL | まつだいらたけちよ #-[ 編集] | page top↑
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