ヤング@ハート
梅田ガーデンシネマの朝一の回で、前から観たかった「ヤング@ハート」を見てきました。
アメリカの平均80歳のじいさまばあさま達によるロック・コーラス隊のドキュメンタリー映画です。
もうね、このコーラス隊、オープニングの92歳のばあさんが歌うクラッシュの「シュッド・アイ・ステイ・オア・シュッド・アイ・ゴー」がかっこよく、一発で持ってかれました。
基本的には、映画は、彼らがコンサートに向けて新しいレパートリーと取り組んでいく練習の日々を淡々と追っていく。指導にあたる若造(54歳)がなかなかに容赦がなく、新ネタにJBの「アイ・フィール・グッド」やらソニック・ユースの「スキゾフレニア」なんていう無茶振りをした上に親ほども年の違うメンバーたちにバシバシ駄目出しをしていく。団員たちも負けてない。なんで?って聞かれてじいさんの答えは「楽しいから」、ここが素晴しい。これらの曲の最終的なできばえはぜひ映画を観て欲しい。
コンサートに向けての準備の途上で何人かのメンバーが病気で亡くなっていく。仲間を失った悲しみをおして臨む刑務所の慰問コンサートのシーンはこの映画のハイライトのひとつだ。コーラス隊の歌うディランの「フォーエヴァー・ヤング」と、その歌を聴き入るむくつけき囚人たちの表情を見れば、お涙頂戴的なステロタイプの演出なんてたいした問題じゃない。
この「フォーエヴァー・ヤング」にしてもそうだし、またもうひとりの亡くなったメンバーに捧げられたプリンスの「ナッシング・コンペアズ・トゥ・ユー」、他にもMTV風のクリップで挿入されるボウイの「ゴールデン・イヤーズ」やビージーズの「ステイン・アライヴ」などなど、ここで歌われるロックの歌はみんな10代20代のガキが作ったものなのに、彼らに歌われることでオリジナル以上の深みが現れてくるのに驚かされる。元の曲の持つ力に、歌う人間の年輪がもたらすパワーが加わった、まさに音楽のマジックだ。
圧巻はなんといっても最後に酸素吸入器をつけたじいさまが歌うコールドプレイの「フィックス・ユー」。この辺のイギリスのバンドあんまり好きじゃなくてよく知らなかったのだけど、あまりに深く感動させられたのでオリジナルも聞いてみたくなったよ。

あと個人的な再発見はトーキング・ヘッズ。「ロード・トゥ・ノーウェア」「ライフ・デュアリング・ウォータイム」といった曲が、他の曲のような「異化効果」っぽい驚きと違って、違和感なく普通にハマるのが逆に新鮮だった。

「ヤング@ハート」のバージョンは埋め込めなかったのでオリジナルのバージョンで。
ヤング@ハート・コーラスをバックにデイヴィッド・バーンが歌うビデオなんかもあって、これもなんか普通だったりする。バーン&イーノの新作も買おうかな。


ほんとは今日は休みのはずだったのが急に昼から会議が入ったんで、昨日に休みを振り替えたのでした。あらかじめ奥さんと約束してたし、どうしてもこの映画見たかったんで、映画見てからギリギリ会議に駆け込みました。
今日も暖かかったね。
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【2008/12/12 01:56】 | 映画 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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