ウォーミングアップは終わりだ。
録画していた「翔んだカップル」(1980年)を見る。
「野性の証明」(1978年)で一躍銀幕のアイドルとして登場した薬師丸ひろ子の初主演作にして、相米慎二の記念すべき監督第一作だ。
ただし初公開時のバージョンではなく、「セーラー服と機関銃」(1981年)が大ヒットしたため1982年に再公開された「オリジナル版」で、上映時間で15分も長くなっている。
主人公鶴見辰吾が同級生尾美としのりと友情を育む立ちションベンの名シーン(ボカシ入りw)とかはっきり覚えているから、こっちのバージョンも観ていたはずなんだけど、尾美の密告で薬師丸と共同生活が終わりを告げることになった鶴見が飲み屋でゆきずりの女性と体を重ねる長い長いシーンはほとんど覚えがなく、意外だった。このシーンがあるとないとで映画の印象は大きく変わってしまう。正直のところ、個人的にはちょっと長くてしんどかったのだけど。この手の長回しのシーンはテレビ画面向きじゃないなあ。
だいたい「ラブコールひろ子オリジナル版」と銘打っていながら、追加されたシーンのほとんどが鶴見のシーンってどうよw。
久しぶりに見て、当時オクテの薬師丸ファンの男子校高校生だった自分にはよくわからなかった、登場人物たちの子供っぽくも必死な恋愛ごっこの機微のひとつひとつが愛おしく観れるようになったのには少し驚いた。あの頃からたいして進歩してないと思っていたけど、さすがに30年もたてば人は成長するものです。しかし鶴見辰吾も尾美としのりもほんとに上手いなあ。ひろ子ものびのびと自然体で魅力的。石原真理子は…(以下略)。
石原真理子のアパートで鶴見辰吾と薬師丸ひろ子が大喧嘩する名シーンがあるんだけど(薬師丸が鶴見の頬をマジなぐりしたみたいで鶴見がこいつやりやがったみたいな表情で芝居してるのが面白い)、このシーンの石原の所在なさときたら。いやもともと石原演じる原作の杉村のキャラが難しいんだと思うのだけど。ここで出る台詞(けっこう原作に忠実)にはちょっと失笑してしまう。

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【2008/12/02 01:34】 | 映画 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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