夜へ
とりあえず何とかなった。
でもあしたも6時起床なので、とりあえず書きかけのものにちょっと手を入れてあげておく。

日本映画専門チャンネルで相米慎二監督特集。

たった11日間で撮影されたという相米慎二唯一の日活ロマンポルノの名作「ラブホテル
」(1985)を再見。
予算の制限の中で、少ないシーンで無駄なくストーリーを運びながら、基本ワンカットワンシーンの相米スタイルで見事なメロドラマを作り上げてしまう手腕に何べん見ても感心してしまう。もう最後の花吹雪なんか毎回涙ですよ。
相米慎二の映画はどうしてもそのワンカットワンシーンの特異さが目立って取り上げられがちなのだけど、少なくともこの映画ではそのスタイルがロマンポルノというプログラムピクチャーに奉仕するものとして実に違和なく成功している。これがこの映画においてのみの奇跡的な成功だったのかどうか…この特集ではこのあと奇形のアイドル映画の極北(として僕は記憶している)「雪の断章―情熱」(1985)がラインナップされていて、これを久しぶりに再見するのが楽しみだ。
この」映画ではそれぞれ2回ずつ使われる山口百恵の「夜へ」ともんたよしのりの「赤いアンブレラ」が、それぞれ長いワンカットのシーンとあいまって忘れられない効果を上げている。ロマンポルノの通例によってゲリラ的な無断使用らしい。
「夜へ」は脚本の石井隆の指定で、使用に当たって「台風クラブ」出演した三浦友和のつてで助監督の榎戸耕史がマネージャーに頼みに行ったのだそうだ。

あれ一回断ってお金払うとなると、問題を起こしちゃうと、百恵サイドだけじゃおさまらないんですよ、CBSとか全部。とにかく「黙って使いますから、すいませんが問題が起きた時はひとこと言って収めて下さい」って。そしたら「仕方がない、とにかく使いなさい。何かあった時は俺が言うから」ってことで。

古東久人責任編集「シネアルバム126 相米慎二・映画の断章」(芳賀書店)


もんたの方は話が通っていなかったのか一時発売されていたビデオではあの素晴しい突堤のシーンがまるまるカットされていたという。さすがにラストシーンはハサミ入れられなかったのな。
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テーマ:日本映画 - ジャンル:映画

【2008/11/16 00:56】 | 映画 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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