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夏の課題図書/レイプ・ミー/青春の逆説
本屋行っても文庫のコーナーしか行かないので、文庫には少しばかり詳しいぞ。
SDP文庫って知っています?「注文の多い料理店」「こころ」「たけくらべ」「蜘蛛の糸」といったいかにも課題図書になりそうな日本文学の有名作ばかり取り揃えた文庫なんですけど、このシリーズ、ひとつ大きな特徴がある。表紙は真っ白にタイトル・作者名だけというシンプルな装丁で、帯と最初の8ページくらいが最近の10代の女性タレントのグラビア写真がついてるんです。
とはいえ、たとえば、「伊豆の踊り子」だったら湯浴みしている女の子の写真が載ってるとかでは全然なく、話の内容に関係なく同じコンセプトで、どの作品でも白いワンピースのロングドレス着た黒い長髪の女子(違うモデルなのにみんないっしょ!)が田舎の緑や廃校の教室、海辺といった背景の中に麦藁帽子手にしてたたずんだりしているんです。これはいったいどういうイメージなんだろうなあ、ちょっとアナクロな清純派の感じ?うーんなにかひとつエロいポイントがあったら反転してすっごく興奮するのかもしれないけど…。
やはりなんかタイトルから喚起されるイメージがあってもいいと思うのですけどね、コンセプトはぜんぜん違いますが、田山花袋の「蒲団」にビキニ水着のMEGUMIが和蒲団の上に転がってる写真をつけるとか、百「吾が輩は猫である」に猫耳つけたしょこたんが猫じゃ猫じゃを踊っている写真をつけるとか…駄目だね。
調べてみたらSDP=スターダスト・プロモーションだそうで。なるほどね。スチャダラじゃないとは思ったけど。
「注文の多い料理店」は夏帆ちゃんでした。
出版 / スターダストピクチャーズ - STARDUST PICTURES

嶽本野ばら「タイマ」(小学館)。自らの大麻所持で逮捕された体験を元にしたシリアスな作品…とおもいきや、どうも本筋のニルヴァーナにあわせて踊るストリッパーの彼女(そんなんおるかっ!というつっこみはさておいて)とのドラマのパートになるやとんでもない展開になるので、どう評価していいのか難しいところ。最初からどたばたを狙って書いていたならそれもアリだと思うが、それにしては、前半の作者自身をモデルにした主人公のキャラクターの描き方に戯画化がたりない。たとえば「乙女のカリスマ」を気取るカッコつけたチビの嫌味な作家というような描き方がもっときちんとされていれば、たとえば過去に失った女性たちを小説の題材にすることで食い物にしてきたと主人公が後悔するシーンなんかにも、それなりのリアリティと悲痛さが主人公の卑小さとつりあった形ではっきりし、ラストの展開ももっと馬鹿ばかしく感動できるものとして受け入れられたのではないか。エクスプロイテーションにエクスキューズは不要で、むしろどれだけとことんまで晒しだすか、じゃないかなあ。自分が安全地帯で言ってるのは承知ですが。
えー平たくいえば、この人の小説、自身を投影したナルなキャラが出てこなければそれなりに楽しめます。

角川文庫、重松清編集長セレクションで織田作之助「青春の逆説」なんて出てるのを発見して購入。
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【2008/08/15 00:10】 | | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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