“Hyper Countdown2017″大森靖子 / Maison book girl @shinjuku LOFT(12/31、新宿ロフト)
新宿ロフトで行われた大森靖子とMaison book girlのカウントダウンライヴに出かけてきました。
hyper countdown

場内には90'sを中心にしたJ-Popミックスがかかっていて、これは多分TOKYO BLACK HOLEツアーの時かかっていたのとおなじやつで、大森さんの趣味。物販で買い物などして時間をつぶしているうちに、いつの間にかサクライさんの趣味らしい物音っぽいテクノ・エレクトロミュージックのBGMに切り替わり、21時40分を過ぎたところで客電が落ちてSEが流れ、まずは先攻ブクガことMaison book girlの4人が登場する。

Maison book girlは、年始のこのロフトでのイベント以来、今年前半に何回か見ていたものの、後半はぜんぜん見る機会がなくて、その間メジャーデビューしたりカナダツアーがあったりとそれなりの活躍だったので、かなり楽しみにしていた。
「my cut」「lost AGE」で始まり未リリース曲も2曲含めながら「cloudy irony」「snowy irony」で終わるたっぷり11曲1時間弱の長めのセット。曲はどの曲もすごく好きだし振付もいいのだけど、どういうわけかまるで響かない。なんでだろうと思ったのだけど、どうも歌が綺麗すぎる。たしか以前ライヴで見た時は生歌感のあるメンバーの声のバラツキのある歌がすごく良かったのに、今回はCDで聞けるようなサクライさんによるイフェクトのがっつりかかったヴォーカルにのっぺりと均されてしまっていて、まるで刺さらない。最近はリップシンクになったのかたまたま被せがきつかったのか、はたまたメンバーの歌が歌唱が著しく向上したのかわからないけれど、すごく残念。
ヲタのノリはおとなしく楽しんでいる層と暴れたがる者達に二極化している印象で、特に自分のいたフロア中盤では後者の連中が酷かった。ベルハーヲタが何をと思われるかもしれないけど、ニヤニヤ笑いながら前でおとなしく見ている客に後ろからぶつかっていくとかロクなもんではないわな。それが演者のパフォーマンスに対する心からの反応なのであれば、たいがいのことはとやかく言うつもりはない。ただ自分は回りが無暗矢鱈に沸けば沸くほど醒めてしまった。

oomorikomori
物版で買ったランダムチェキ。大森小森。

場内BGMのモー娘。「TIKI-BOON」が終わるのを待って23時少し回ったところで大森靖子登場、まずはアコギ弾き語りで「SHINPIN」。ギターのカッティングが鮮やかでカッコよすぎる。
大森さんの語りや雑踏のノイズのような音がコラージュされたSEが流れてバンドが登場する。今回の新●zはギターに小森清貴を加えた7人編成で、「ハイパー」担当サクライケンタさんがたまにギターを持つとなんとエレキギターが4人! 「ピンク・メトセラ」「非国民ヒーロー」といったバンドアレンジの映える最新曲で飛ばしていく。「TOKYO BLACK HOLE」ツアーのダイジェストのようなセットリストだ。「絶対少女」はブクガのコショージをゲストに迎えて、いつものように「女の子」「男の子」それぞれの合唱合戦、今日は男子率高い。
TBHツアーでは歌詞カードを配って観客も全員で合唱した「オリオン座」をこの日は鍵盤だけをバックに大森さんがじっくり聞かせてくれる。そしてアコギ弾き語りから歌いだされた「あまい」、バンドが加わりメロウなバッキングを聞かせていたと思ったら、エンディングにいたっていきなり凶暴にノイジーに咆哮し出す。大森さんの絶叫とともに最後に残った長い長いギターのフィードバックに、おもむろに大森さんがシャープなアコギのストロークのイントロを奏でて「TOKYO BLACK HOLE」に入る。このカタルシス!高らかに歌われるエンディング「捉えてよいますぐに消えちゃうすべてを歌ってくのさ、地獄地獄見晴らしのいい地獄」。
最後は大森さん無敵の歌い語りが言葉を音楽で撃ちまくる「音楽を捨てよ、そして音楽へ」。こんな風に言葉を音楽に乗せてぶつけることのできるシンガーを僕は大森さんの他にはパティ・スミスぐらいしか思いつかない。「音楽は魔法ではない、でも、」の先を激しくアジる大森さんのシャウトに優しくかぶさるように小森さんのギターが鳴り響く。

ぶっちゃけて言えば、本当はこの晩、渋谷で行われたベルハーのラストライヴに行きたかった。チケット取れなかったけど。だから最初、いまひとつ引き気味に眺めていたのは確かで、ブクガにノれなかったはそのせいもあるかも。でも大森さんのライヴの終盤、もうそんなこと想いもしなかった。この時ばかりは、大森さんの歌が、今この場に現出する音楽の魔法を実感させてくれた。

ブクガのメンバーがステージに再登場して、みんなで新年のカウントダウン。
10・9・8・7・6・5・4・3・2・1…あけましておめでとう!
ここからは新年のお祝い、そのまま新●zの生演奏をバックにブクガの「karma」が始まり、後方からブクガヲタがどどっとなだれ込んできて、酷いモッシュの嵐になる。
そしてさらにダメ押しで「ミッドナイト清純異性交遊」! 冒頭からずっと大シンガロング大会。楽しい。
賑々しく、おめでたい年明けだった。


あとで知った話。
ちょうどこの頃、渋谷のベルハーラストライヴ会場では、しめやかにベートーヴェンの「月光」の流れる中、二度と姿を見せることのないメンバーを呼び続けるお通夜のような状況が1時間以上続いていたという。
その場にいなかったことが幸いであったかどうかは何とも言えないが。
スポンサーサイト

テーマ:ライヴレポ・感想 - ジャンル:音楽

【2017/01/01 01:05】 | ライヴ | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
<<ご当地鍋フェスティバル@万博記念公園(1/6、吹田・万博記念公園) | ホーム | Shallow Grave 「ベルバンギャルハート」(12/23、新宿LOFT)>>
コメント
コメントの投稿












管理者にだけ表示を許可する

トラックバック
トラックバックURL
http://outofmind.blog47.fc2.com/tb.php/1729-56748142
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
| ホーム |