ノイズ新年会/畑中階段CD発売記念ライブ(1/15、難波BEARS)
非常階段のJOJO広重が豪華ゲストを迎えて行うベアーズ恒例の「ノイズ新年会」、あヴぁんだんどを迎えて行われた昨年は仕事のため参加できなかったので、2年ぶりの参加になる。今年は畑中葉子をゲストに、非常階段が畑中さんと作った「畑中階段」のレコ発を兼ねての開催となった。
ノイズ新年会2017

まず一番手は他力本願寺・サイケ奉行・ナスカカーなどでギターやベースを担当するスハラケイゾウ率いるけいのいず2。メンバーはホカダナオミ(vo, ex.マドモアゼルショートヘア!)・スハラケイゾウ(g)・高野陽子(b,他力本願寺)・タジマアヤ(key, ヰタ・セクスアリス他)・エミークノコビッチ(ds, Nasca-car、ヰタ・セクスアリス他)という豪傑ぞろい(笑)のガールズバンド。アニソンなどをノイズっぽくカヴァーずるというぼんやりとしたコンセプトで昨年のノイズ新年会にアニノイズという名前で出演したものの、諸般の事情によりバンド名を変えての再登場となった次第。
まずは「けいおん」の名曲「私の恋はホッチキス」から「Don't Say Lazy」、そして「食戟のソーマ」より「さっちゃんのセクシーカレー」(大森靖子)と須原さんの趣味全開の選曲。まるでオレのための選曲じゃないか。
でも、実は前半のこの3曲よりもこのあとのZELDAのファーストアルバムからの2曲がヤバかった。ホカダさんのヴォーカルのハマり具合が違う。「とらわれ」はキーボードをバックにしたスローなパートで始まって、芝居がかった語りから曲に入る、当時ライヴでよくやっていたロングヴァージョン。ZELDAはファーストもセカンドも大好きで何回も聞いたので、ライヴで彼女たちの曲を聞けるのはすごくうれしい。ホカダさん、マドモアゼルショートヘアの時から佇まいやギターの音色がロックっぽいなあと思っていたのだけど、こんなにロックヴォーカルな人とは思わなかった。ホカダさんあまり歌での活動がないのは惜しい。
そして最後の「赤毛のアン」のエンディング曲「さめない夢」は、ホカダさんがマドモアゼル・ショートヘア時代にカヴァーしたこともある名曲。シューゲイザー風のアレンジって須原さんはおっしゃっていたけど、ラストのギターの暴れっぷりはすさまじく格好良かった。

畑中葉子さんはおととしの秋以来2回目のBEARSになる。
あの時もまさかと思ったけれど、まさか2回目があるとは思わなかった。
JOJOさん「畑中さんにBEARSにまた出てもらえるなんて。紅白に出た人でBEARSに出たのは畑中葉子さんのほかは大友良英だけ」
畑中さん「今度は畑中階段で紅白出たい…非常階段と一緒じゃなきゃ出ないって言えるようになればいいのよね」

まずはオケをバックにした畑中葉子ソロのステージ。いきなり1曲目から「後から前から」ではじまり、前半は活動初期の曲、後半は最近出た「GET BACK YOKO‼ 」に収められたカヴァー曲という流れで前回同様MCもたっぷりとって1時間のセット。後半の最新アルバムの曲はどれもアレンジが洗練されていて、畑中さんの艶のある歌とよくマッチしている。前回もそうだったけれど話が面白くて、聞きあきない。当初今回のアルバムに制作側から「後から前から」を入れることを提案されて、元のヴァージョン以上のアレンジをできる人はいないだろうと断ったけれど、やっぱり最後に入れようと思って、自分で人選してヤン冨田に頼みに行ったとか。
そのヤン冨田アレンジの新録版の「後から前から」が振り付けがすごくキュートで良かった。最後にヤンさんがサンプリングでいれた畑中さんの歌の断片を、畑中さん「口パク苦手だから」って全部生歌で再現するのがカッコよすぎる。

最後は畑中階段のセット。まずはJOJO広重とナスカカー・ナカヤが登場し、JOJOさんの気合のギターノイズと中屋さんの宇宙音による短いノイズイントロ、そして畑中葉子が再登場してJOJOさんの「We Are 畑中階段!」の号令から中屋さんの「非情のライセンス」のトラックがかかる。ここはぜひナカヤさんのアーカイヴから「キーハンター」の映像が欲しいところだったけど、それではKISHIDASHINになってしうか。
「花がたみ」「八月の濡れた砂」のクールなトラックと、畑中さんの歌の強さは良かったけれど、個人的にはノイズとの絡みは少し遠慮しているようにも思えていまひとつピンと来なかった。「Cherry Bomb」(ランナウェイズ)はヤケクソな混沌になっていて面白かった。ソロのステージからお色直ししたノースリーブのワンピースに裸足という出で立ちもかっこよくて、ガレージパンクのバンドをバックに歌う畑中さんの姿も見てみたいな、なんて。
そして最後はアンコール「もっと動いて」。完全に畑中さんの世界で、ノイズも溶け込んでいて、「もっともっとノ」なんて合いの手も入れられたし、これは楽しかった。


Taste of Sweet Love Masterpiece 1969-79
マドモアゼル・ショートヘアの「さめない夢」も収録されたコンピレーション。他にフランクチキンズ・みゆ(赤痢)・さねよしいさ子・メンボーズ・小川美潮・ペティブーカ・緒川たまきといった女性たち「カルピス名作劇場」の歌を歌うという、いまだになぜこんな企画が成立したのかわからない名盤。
僕が一番好きなのはJON(犬)の「アンデルセン物語」。原曲のweirdな感じをデフォルメして再現していて素晴らしすぎる。
amazonは例によって高い値段がついているので、中古盤屋さんでぜひ探してみて下さい。
[セットリスト]
けいのいず2(vo:ホカダナオミ、g:スハラケイゾウ、b:高野陽子,、ds:エミークノコビッチ、key:タジマアヤ)
1. 私の恋はホッチキス(放課後ティータイム、「けいおん」より)
2. Don't Say Lazy(放課後ティータイム、「けいおん」より)
3. さっちゃんのセクシーカレー(大森靖子、「食戟のソーマ」より)
4. Ash-La(ZELDA)
5. と・ら・わ・れ(ZELDA)
6. さめない夢(大和田りつこ、「赤毛のアン」より)
畑中葉子
1. 後から前から
2. ロミオとジュリエット’79
3. テキーラ
4. 冬色のネトル
5. 四つのお願い(ちあきなおみ)
6. 虹色の湖(中村晃子)
7. 夏の日の思い出(日野てる子)
8. 後から前から(新録音)
9. 左手で愛して
畑中階段(畑中葉子+JOJO広重+ナスカカー・ナカヤ)
1. 非情のライセンス(野際陽子)
2. 花がたみ(藤真利子)
3. 八月の濡れた砂(石川セリ)
4. Cherry Bomb(The Runnaways)
5. もっと動いて

[関連ライヴ]
畑中葉子 in Osaka(2015/9/21、難波BEARS)
ノイズ新年会2015(2015/1/17、難波BEARS)
ノイズ新年会2014(2014/1/12、難波BEARS)
ノイズ新年会(2013/1/12、難波BEARS)

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【2017/01/16 21:43】 | ライヴ | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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