Shallow Grave 「ベルバンギャルハート」(12/23、新宿LOFT)
BELLRING少女ハート赤坂BLITZの現体制ラスト大箱ワンマンに続く東京遠征2日目、この日はみずほあーやん卒業記念ツーマンシリーズ企画「Shallow Grave」の8回目でアーバンギャルドとの対バンだった。
新宿LOFTは今年の年頭に会議で出張したついでにみずほとカイちゃんのアイドル大喜利を見に来たな。結局2人の出番には間に合わなくて、物販だけ並んだんだけど。あのときは1年後にベルハーがこんなことになるなんて思いもよらなかった。

ロフト

先攻アーバンギャルド、前方にファンの女子が固まっている。メジャーのそれなりに人気のあるバンドとの対バンで休日ということで混雑を覚悟していたのだけれど、意外に余裕のある客の入り。上手スピーカー前後方のエアポケットみたいな空間でステージを楽しませてもらう。
赤い水色のワンピースのフレアスカートの歌姫よこたんこと浜崎容子と赤いヒールで軽やかなステップを踏む松永天馬のツインヴォーカルの歌はなかなか悪くない。サブカルな自意識をすごく生真面目に歌にしているなーという印象。よこたんが「ずっと世紀末でいて」って歌うバラードや、天馬さんがダンボールの棺に入って登場する筋少オマージュぽい箱男の歌、ラストの「さよならサブカルチャー」って曲が印象に残っている。60分のセット。

前日調子の悪かった甘楽がインフルエンザだったことが判明して欠場、今日は4人編成のBELLRING少女ハート。ステージ後方には巨大な甘楽の写真パネルが置かれている。ほんとは甘楽の誕生日(12/24)のお祝いにとロフトが用意していたものらしい。あすの生誕記念になるライヴを含め、年末の活動休止に向けての最後の何日間か欠席となるわけでさぞかし当人は悔しかろう。でも、このあと解体に向かうベルハーにはさらにドラマチックな異常事態が待ち構えているのだけど、この時点ではだれもそんなことは予期していなかった。

「ベルハーファイトー!」「オタちゃんファイト―!おーいえー!」の掛け声にオタが吹くほら貝が鳴り響く。今回ほら貝なんと二重奏。
みずほは青いリボンのツインテ、あーやんは悪魔のツノのカチューシャ、れーれは高い位置のお団子(カイちゃんはいつもどおりw)で登場して1曲目ふんわりと「いんざれいんいんざだあく」、めっちゃかわいい!2曲目以降「サーカス」「エッジ」とハードな曲が続いたから、いつものようにあっという間にみずほのツインテははずれ、あーやんのカチューシャも吹っ飛び、れーれのお団子はほつれまくりだったのだけど、このオープニングのリラックスしたムードがこの日のライヴのムードを方向付けていたように思う。
決して緩いって言うんじゃんなくて、ワンマンに向けてチューンナップしてきた切れのいいパフォーマンスが、大舞台の緊張から解放されてのびのびと披露されている感じ、そういえば前の東京遠征のワンマン「B」の翌日のライヴもそんな感じだった。あのときもあーやんが休養に入っての4人編成だった。
いんざれいん

この日も前日同様新曲が3曲とも歌われた。最初に来たのは前日のワンマンで初披露だった「2SoundDown」。ゴリゴリのベースにハードなギターリフがかっこいいし、出だしのみずほの歌がジョニー・ロットンみたいでイカす。
レゲエ調の「コミュニケーション・カウントダウン」、田中D作曲の行き先不明の不可思議な曲、こんなヘンテコなのにベルハーらしいざらついた歌が切なささえ醸し出す。今回の3曲の新曲で今のところ一番好き。
もう1曲はニューシングルのリードトラックである「Beady Riot」、卒業する柳沢あやのことあーやんがメインヴォーカルを取るストレートなロック曲、憑依されたような鬼気迫るあーやんのパフォーマンスを眼前で味わう。

他にもこの日は好きな曲がいっぱい。序盤では「タンジェリン細胞」を久しぶりに聞けたのが嬉しかった。歌だけでトべる最高のドラッグソング、新曲の変態曲に挟まれて負けずに異彩を放っている。たぶん僕にとっては現メンバーになってはじめて2年ぶりくらいにこの曲を聴けた。
中盤は「ホーネット'98」から盛り上げる曲目で一気に「Beady Riot」になだれ込むのだけど、特に「ホーネット」、いつもは甘楽が巻き舌でガラッパチに歌うパートをさらっとカバーしているあーやんさすが。
終盤はなんと言っても「アイスクリーム」「low tide」という心震えるダークなパフォーマンスから「asthma」の輝かしいクライマックスへの流れ。ずっといつものように上手スピーカー前3列目くらいの位置だったのに「Asthma」で揉まれるうちに真ん中に流され、そして目の前で「チャッピー」がはじまる。ああ。

甘楽のパネルを挟んでふんわりとしたMC。
れーれ「決して遺影ではありません」(あー、みんな思っていても言わないのに(^-^;…)
みずほ「これがカンカンカンの遺影だったらカイちゃんどんな感想?」(なんちゅうフリ(^-^;…)
カイ「もしカイがこのポスターだったら毎日、これが自分なのか、自分が自分なのかで頭が変になる」(さすがカイさま(^-^;!)
れーれ「ゲシュタルト崩壊しちゃう?」(なんとれーれから「ゲシュタルト崩壊」なんて言葉が!?(^-^;)
ステージのパフォーマンスは強くなっても、このあたりの無敵の事故感は最初見た時からぜんぜん変わらない。
最後は観客含めたみんなで「BedHead」の大合唱。幸せな時間。MCが終わっていったん田中Dがステージ後方に戻した甘楽の写真パネルを、みずほが再びよたよたと抱えて前に持ってくる。優しい子だなあ。

アンコール、ベルハーメンバーと共に登場したButchさんにアーバンギャルドが呼び込まれる。よこたんはベルハーに合わせてか、ボンデージ風のビニールのセーラー服。ヤバいw。
アーバンギャルドの新曲「あくまで悪魔」をオケに合わせてコラボ。天満さんの希望もあってオタがオーイング、オイオイ、PPHと掛け声・合いの手を入れまくる。アーバンの時にこの曲、ふっふーふわふわってやりたかったんやー。モッシュの上を天馬さんダイヴしまくり、箱男の段ボールが飛びかい、ステージ上ではみずほがひたすらピヨピヨ言ってる、観客みんな笑顔で心地よい混沌が繰り広げられていた。

前日の赤坂BLITZワンマンがあまりにすさまじくて、正直なところもう自分のなかでのベルハーは勝手に終わったような気持ちになっていた。でも結局、もう1日残ってこの日ロフトでベルハーを見られてすごく良かった。大舞台のプレッシャーから解放されてのびのびとパフォーマンスするベルハーちゃんを、前日のような無茶な圧縮もなくそれなりに余裕のある親密な空間で、至近距離から見ることのできたのは本当に幸せなことだった。
おそらくこれが自分がライヴで見る現行体制最後のベルハーになる。
[BELLRING少女ハートセットリスト]
1. いんざれいんいんざだあく
2. サーカス&恋愛相談
3. the Edge of the Goodbye
4. 2SoundDown
5. タンジェリン細胞
6. コミュニケーション・カウントダウン
7. yOUらり
8. ホーネット'98
9. c.a.n.d.y
10. Crimson Horizon
11. Beady Riot
12. アイスクリーム
13. low tide
14. asthma
15. チャッピー
(MC)
16. BedHead
E. あくまで悪魔(w./アーバンギャルド)
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テーマ:ライヴレポ・感想 - ジャンル:音楽

【2016/12/24 00:46】 | ライヴ | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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