テロ厳戒中
東京駅も新大阪駅も警官の人がいっぱいでした。
いや私もう警官の人には頭上がりませんから、ほんとにお仕事ご苦労様です。

東京駅Kitchen Street京橋ドンピエールエクスプレスカレーで特製ビーフカレー。
いや確かにビーフはとろけるように柔かく煮込まれてるし、甘みのあるしっかりとした洋食系のカレーは美味い。
しかし1600円かけてカレーなんて食うもんちゃうわな。
0709ドンピエールエクスプレスカレー

行きの新幹線で京極夏彦「覗き小平次」(角川文庫)読了。古典怪談を異形の愛の物語として再話したシリーズの第2弾の文庫化なんですが、面白いなあ、これ前作「嗤う伊右衛門」とともに京極夏彦の作品中ベストじゃないかな。京極堂シリーズのここ何作かとかは結構gdgdで、まあ登場人物のキャラが出来上がってる分それなりに楽しく読めてしまうんだけど、ちょっとがっかりしてしまうこともあったので、この物語の強度はうれしいです。なかなかポンとは書けないでしょうが、この怪談リメイク路線の新作期待したい。
京極夏彦の小説は時代物なのに登場人物の抱える苦悩が実に現代的で(というかいつの時代も人間は変わらないといわれそうだが)、今回も事触れの治平が話の中盤、物語の転回点になるところで「自分探し」の人にはキッツい台詞を吐いていて、非常に力づけられる。
ところで中川信夫版の「生きてゐる小平次」は見たはずなんだけどさっぱり記憶にありません。戸板返しは「東海道四谷怪談」でしたっけ?

他、活字が頭に入らない中、最近読んだ本。
やっと舞城王太郎「好き好き大好き超愛してる。」(講談社文庫)読んだ。いやいっぺん図書館で借りて読んでるはずなのだけど、併載の中篇がなくなって、よりストレートに作品が伝わってきた感じ。これ「智恵子抄」「風立ちぬ」「愛と死を見つめて」から「セカ中」やケイタイ小説にいたる日本人の大好きな「難病もの」小説なんですね。愛する者の死を扱ったいくつかのサブプロットに、メインになる物語は、やはり愛する者の死に遭遇しながら小説を書き続けることの倫理について問い続ける作家の話で、その愚直なまでの問いかけはなかなか壮絶。サブプロットのなかではSFぽい「ニオモ」の話がすばらしく胸に迫りました。「書くことは祈りだ」とする冒頭の部分はヨハネ福音書の有名な「言葉は神であった」の再話ですね。
しかしこれなんで芥川賞取れなかったんだろ。

あと、奥さんが図書館から借りてきた角田光代「彼女のこんだて帖」を読んだ。ベターホームから出た料理レシピ付きの掌編集、つるつる読めました。どの話もきれいにハッピーエンドのオチのつく「白角田」です。拒食症の妹を思う兄が妹とともにピザを作る話とか、さじ加減ひとつでいくらでもいい話が書けてしまうのが角田さんの怖いところ。

牛めし
新幹線待ちの時間に東京駅八重洲口の地下街をうろうろ。八重洲古書館という古本屋さんで川上弘美「パレード」(新潮文庫)と絲山秋子「イッツ・オンリー・トーク」(文春文庫)それぞれ200円で購入。
晩飯は駅弁、横浜銀泉亭「牛めし」。半熟卵がついていて、これは期待以上でした。
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テーマ:最近読んだ本 - ジャンル:本・雑誌

【2008/07/09 23:27】 | | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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