服部緑地RAINBOW HILL 2016(9/25、服部緑地野外音楽堂)
(夕凪オープニングアクト)/みにまむす/ふちがみとふなと/ベベチオ/曽我部恵一/マダムイズミ(a,k,a,ゴトウイズミ)/阿佐ヶ谷姉妹/夕凪/みにまむす/ラリーパパ&カーネギーママ/ゴトウイズミ/ハッチハッチェルオーケストラ/みにまむす/ハンバートハンバート/勝手に観光協会Z

rainbowhill
いつものように開場と同時に開演、夕凪の演奏が始まっている。今年は整理番号が遅かったので、入場した時には幕間のみにまむずの演奏が行われているところだった。
いつものように芝生にシートを開いて、ビール開けたら、さっそくふちがみとふなとのおふたりが登場。
最近はレインボーでしかお目にかからなくなってしまったけれど、やっぱりふちがみとふなとはいい、気持ちがすっとする。フレディが下りてきての「Somebody To Love」やわーっとなってひゅーっとなっての「大阪のうた」など。友部さん似の山崎保(夕凪g)を交えて披露された友部正人さんとのLDK用に作ったという新曲「世界の形」がいい感じの曲だった。あとやっぱり「愛さずにいられない」のフナトさんのか細いバックコーラスが好き。

雲があるとしのぎやすいけれど、日が照るとさすがにこの時間は暑い。汗をかきながらもビールが廻って、ベベチオの「ジャンバラヤ」を遠く聞いて微睡んでいた。ふっと目が覚めてステージを見ると、刈りそろえたショートカットに小汚い無精ひげのおじさんがアコギ持って登場したから誰だと思たら曽我部恵一だった。レインボーでは毎回バンドではなく弾き語りで参加している印象、台風の時も停電の時もギター1本で観客をいい気分にさせてくれていた。今回くらいはタイミング的にサニーデイサービスで来てくれてもとか思ったけれど、「ギター」で静かに歌いだされると、もうそんなことどうでもよくなっている。五輪とポケモンGOと原爆忌をモチーフにした新曲「五厘の恋」のヌケヌケとしたエロさ、流石だ。中盤ではさらっとサニーデイの代表曲「青春狂騒曲」から、新アルバムの「セツナ」も披露され最後もサニーデイの「東京」で終わり。

初見の阿佐ヶ谷姉妹、おもしろかった。コーラスサークルのおばさん的なルックスで、実際由紀さおり姉妹を思わせるしっかりとした歌唱力で、いきなりマイケル・ジャクソンが飛び出して来たりするから落差で笑わないわけにいかない。

年々子供連れが増えているレインボー、鬼ごっこの子供たちがそばをびゅんびゅん走り抜ける中、前方エリアで夕凪を見る。レインボーでは恒例の藤井寿光(ds)・佐藤良成(vn)を迎えた7人編成の夕凪、ツインドラムが毎度迫力があるけれど、良成さんのヴァイオリンがちょっとノイジーで催眠的な効果醸し出していたりしてカッコよかった。
ラストの「イメージの木」のときに、最前列ど真ん中、せい子さんの真ん前でステージを見つめていたハロウィンコスの幼女が、しっかり一緒に口ずさんでいるのにグッと来た。

この日のお目当てのひとつ、再結成ラリーパパ&カーネギーママ
辻凡人のジャストなドラムと水田十夢の弾むベースの上でスチョリのピアノとガンホのギターが絡み合う長いイントロからおもむろにヒョンレとスチョリが絶妙なハモりで「冬の日の情景」を歌い出す瞬間のカッコ良さ。ラリーパパはヒョンレとスチョリという2人のソングライターを抱えたポップな歌ものバンドでありながら、ジャムバンド的なスリリングなインストゥルメンタルの絡み合いが魅力の稀有なバンドだと思う。スチョリさんがピアノ弾きながらしっとり歌うバラード「終わりの季節に」から、セカンドラインファンクなビートに合わせてヒョンレがソウルフルな歌を聞かせる「まちとまち」へと選曲もバランスがいい。
2003年に日本ツアーのバッキングを担当したロジャー・ティリソンが亡くなったことが今回の再結成のきっかけだったということで、そのロジャーに「つむじ風、お前が教えてくれた」と歌う新曲を。そしてスチョリとヒョンレの豪快な掛け合いが泣かせる「黒猫よ、待て!」という流れがクライマックス。最後はティリソンの日本語カヴァー。
[セットリスト] 冬の日の情景 / どこへ行こう / 終わりの季節に / まちとまち / つむじ風(新曲) / 黒猫よ、待て!/ Callin' On You(Roger Tillison)

みにまむず
大盛り上がりのハッチハッチェルオーケストラに続いて、本日3回目の登場のみにまむずが場内を沸かしているうちに、だんだん日が暮れてくる。
ハンバートハンバート、出てくるやいなや着地点の見えない遊穂さんのMC(というかただのおしゃべり)がしばらく続いて、おもむろに丁寧に歌いだされるミサワホーム、そしてメドレーで「結婚しようよ」というオープニングで一気に場を和ませてしまう。このおそるべき場の掌握力がまずハンバートの凄いところだなあと。あいかわらずgdgdなおしゃべりを交えながらもシリアスな「横顔しか知らない」やおなじみの「おなじ話」のような染みる曲で静まり返らせたかと思うと、良成さんのフィドルが軽快な「ホンマツテントウムシ」からそのままメドレーで「安里屋ユンタ」「アセロラ体操」と続けて場内をダンスフロアに変える。
[セットリスト] いついつまでも~結婚しようよ / 生活の柄 / 横顔しか知らない / おなじ話 / さよなら人類 / ホンマツテントウ虫~安里屋ユンタ~アセロラ体操の歌 / 長いこと待っていたんだ

トリはみうらじゅん・安斎 肇・山田五郎・古田たかしによる勝手に観光協会Z。なんだよ「Z」って。去年は欠場した山田五郎も今年は無事復帰、バリバリ弾きまくってる。
番組とコミでないといまいち面白さの伝わりにくい「勝手に観光協会」のオリジナルは減り、みうらじゅんのマジフォークがレパートリーの大半を占めている。「アイデン&ティティ」で古田さんのドラムが入ると別物みたいにロックでカッコよくなるので、さすがと思った。

フィナーレ
最後は阿佐ヶ谷姉妹と曽我部恵一以外の全出演者が登場してのフィナーレ。夕方から雨の予報だったのが、結局なんとか最後まで持ちこたえてくれた。大量のシャボン玉が飛び交う中、ハンバートの2人を中心にまずは「おいらの船」そして謎の「レインボーヒルのテーマ」の大セッション。
せい子さんの挨拶から松沢さんのいつもの締めでお開き。「みんな、帰れー。」

夕凪のMCでせい子さんが「自分が歌いたいだけのためにやってたら12年経ってた」とおっしゃったけれど、いやなかなかそれだけで続かんでしょ。こんな場を維持してもらえることに感謝しかない。実は入場の整理番号が遅かったのは、最近自分のメインの音楽嗜好が変わってきているため参加を迷っていたからなのだけど、圧倒的にホーム感があって、参加してよかった。
来年も9月24日(日)に開催決定、フジロックは行かなくてもレインボーは、行く。
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