20th ANNIVERSARY FUJI ROCK FESTIVAL '16 Day 2 (7/23、苗場スキー場)
2日目、今日も快晴。朝から陽射しが暑くてヤバい。この日はお目当てがたくさんあってどれを見るか悩ましいところも。

まずはレッド・マーキーの一番手、京都のHomecomings。一昨年だったか、ルーキーステージで見て気に入って以来、ライヴを見る機会はなかなかないながらも、音源はちゃんと追っていて、今回フジで見るのを楽しみにしていたグループの1つ。あさイチにもかかわらず結構人が集まっていて、こっちも嬉しくなる。
ギター、ベース、ドラムスの3人の女子とギターの男子の4人の作り出すシンプルで人懐っこいギタ―ポップサウンドに、なによりギター女子の素直で伸びやかなヴォーカルがいい。最初に聞いた時の少年ナイフを思わせるイノセントな輝きは消えず、でもよく聞くとギターのリードフレーズのループ使ってたり、洗練を見せているようだ。「ちょっと洗練された少年ナイフ」感は録音よりライヴの方がいい塩梅だったように思う。朝から気分最高。
肉山
オレンジカフェの肉山でカツカレー1200円。なにせカツがこの値段なりのちゃんとした牛カツ(旨い)で、カレーの印象まったくなし。

通りがかりのアバロンでたまたま見かけたjan & naomiというドラムス・キーボードのバッキングをつけたギター&ボーカル2人組男性が予期せぬ拾いものだった。二人とも白装束で、片方はストレートの超ロン毛、片方はスキンヘッドというルックスの時点で新興宗教めいていてすでにヤバい。どピーカンのこの時間にぴったりな白日夢のようなアシッドな世界。
jan & naomi

早々にレッド・マーキーに移動してThe Albu Leaf終了後から大森靖子待機。フジロック同様20周年を迎えるROVOのヘブンのステージが始まる時間で、これは間違いなく今日のハイライトの一つだとは思うのだけど、なんとしても大森さんを前方でみたいのだ。山本さん毎度ごめんなさい。

そうこうしている間にサウンドチェックに大森さんご自身登場、ステージ前方お立ち台でしばし撮影タイム…と思ってたら曲が始まった…なんかすごく聞いたことがある曲だと思ってたら、Bump Of Chickenの「天体観測」だったらしい。ほぼワンコーラス歌い切ってメンバーと共にいったん退場。

白い大きなフラッグを振りながら大森靖子がまず一人で登場、旗を立てると、おもむろにアカペラで「さようなら」を歌いだす。静まり返る場内、続けて激しくアコギをかき鳴らしながら「PINK」。後半の絶叫トーキングスタイルに度胆を抜かれる名刺代わりには十分すぎる2曲。「PINK」のラストでかき鳴らされるアコギに重なるように奥野真哉のキーボードから不穏なストリングスのイントロが奏でられ、静かに「マジックミラー」が歌いだされ、バンドサウンドが疾走し始める。うおーっ!凄いスピード感!バンド編成の大森さんのライヴは2年前にピンクトカレフを1回見て以来だけど、武骨なロックサウンドだったピントカとは全然違う、最新作の最新型サウンドになっている。そしていきなり新曲!サクライケンタサウンド!間髪入れず早々に「ミッドナイト」!PPPH!ケチャ!ステージ前の台にのぼり、白いヒラヒラの衣装が捲れて白いパンツ丸見えになるのもかまわず転がり走りまわる大森さんのエンタテーナーぶり。
「待ってた人~」「いえー!」「前列だけー。…ちょっとサバ読みたい、待ってた人!?」「いえー!!」なんてやりとりから、「ベック、レッチリ、シガーロス」(?)「ベック、レッチリ、シガーロス、みんなのうたは誰の歌~」(「新宿」!!)
大森靖子
「絶対少女」で観客に「一番かわいい声を聴かせて!」とリクエストする大森さん。「まずは女子!」「次はオッサン!」「オッサン!」「オッサン!」うおー、なんだこのオッサン推しは、嬉しいじゃねえか!だいたい大森靖子ファンは「女子」と「オッサン」の2種類のカテゴリーしかないのかよ、なんてことを、全面にバリバリに刺青の入った腕をあげて一生懸命サビの振りコピしているオッサンの姿見ながら思った。
重厚なイントロに導かれた「少女3号」、ツインリードのギターソロが火を噴く!ステージ上でギタリストとまぐわう大森さん、ロックスターだ!そして大森靖子の最新アンセム「TOKYO BLAVK HOLE」。
最後は「音楽を捨てよ、そして音楽へ」。白いフラッグを振りながら何度も何度も何度も繰り返される「音楽は魔法ではない」のフレーズ。「音楽は魔法ではない、音楽は魔法ではない…でも。」そう「でも」だ。音楽は魔法ではない、でも、まさにこの音楽の瞬間に現れたものは何だろう。音楽が終わって電気がついた瞬間に残ったものは何だろう。大森さん、本当にありがとう。
[大森靖子セットリスト]
さようなら/PiNK/マジックミラー/ピンクメトセラ/ミッドナイト清純異性交遊/新宿/絶対少女/少女3号/TOKYO BLACK HOLE/音楽を捨てよ、そして音楽へ

日が暮れ始めるいい時間のグリーンでWilco。近作あまり聞きこんでいなかったのでちょっと心配だったのだけど、あけてみると「Yankee Hotel Foxtrot」「The Ghost Is Born」あたりの曲を適当に配置したセットで全然問題なかった。特に終盤メランコリックな曲にいきなりノイズが乱入する「Via Chicago」以降はハンマービートの長尺ポストロック「Spiders」で沸かせておいて、みんな大好き「Heavy Metal Drummer」へという最強の選曲。
ただこれで昇天と行けなかったのは、キープしている場所を家人に左右反対に伝えていて合流はできたもののライヴ開演直前にめちゃくちゃ険悪な空気になったことや、すぐ近くにいた白人グループがまるでステージかまわず大きな声で盛り上がりまくってたことや、ビールのおかげでどうしようもなく小用を足したくなり最後の「Impossible Germany」のリードギターが美しく伸びるところで走る羽目に陥ってしまったことなど、まあいろんな事情で、まるで音楽に入りこめなかった。まあそれもフェスですわな。やれやれ。
WilcoはBIGCATで2010年に見た単独来日ツアー公演が観客も含めてあまりに素晴らしすぎて、今もそれを引き摺っている。
[Wilcoセットリスト]
More... / Random Name Generator / I'm Trying' To Break Your Mind / Art Of Almost / Locator / Pickled Ginger / Hummingbird / Handshake Drugs / Cold Slope / King Of You / Via Chicago / Spiders (Kidsmoke) / Heavy Metal Drummer / Impossible Germany


すっかり日が暮れたグリーン前方でBeck待機。今度は回りをよくうかがって場所も変え、準備万端だぞ。
前回Beck見たのはなんと2005年のフジってことは、もう10年以上前なのか。マジか、恐ろしいことだ。
いきなり「Devil's Haircut」で始まって、3曲目で「Loser」の大盤振る舞い。例によって近作フォローはしているけれどあまり聞きこんでいないながらもまったく問題ナシの新旧ヒット総ざらいのセット。もちろんBeckたんの中途半端なロボットダンスも今回たくさん見せてもらえた。
途中アコギに持ち替えて「Lost Cause」から始まる「Sea Change」~「Morning Phase」コーナーが渋くてまた良い。シブいシブいコーギス「永遠の想い」カヴァーから、「Dreams」へ、そしてクライマックス、おなじみ「Sexx Laws」から最後は「E-Pro」で「なーなーなななななー」の大合唱。
アンコールに応えてスリムな純白のスーツで再登場、スウィートなラブバラード「Debra」をプリンスも真っ青なファルセットで熱唱するもんだから、ステキすぎて大爆笑。さらに「Where It's At」でひとしきり盛り上げてソファにしなだれかかって「ああ金曜の晩だし終わりたくないなー」なんて拗ねて見せるかと思うと、メンバー紹介で各パートが演奏し出すロッククラシックス(シックにボウイにクラフトワーク、そしてプリンス!)にノリノリで乗っかたり。いや楽しかった。ほんとに。ちなみにクラフトワーク弾きだしたキーボードはRoger Manning Jrですよ.。
[Beckセットリスト]
Devil's Haircut / Black Tambourine / Loser / The New Pollution / Que Onde Guero / Mixed Buzness / Hell Yes / Soul Of A Man / Think I'm In Love / Go It Alone / Lost Cause / Heart Is A Drum / Paper Tiger / Blue Moon / Everybody's Gotta Learn Somebody / Dreams / Girl / Sexx Laws / E-Pro
(Encore) Debra / Where It's At (including Good Times, China Girl, Home Computer, 1999)


ムンバイ
本日のメインを終わってオアシスで晩餐。
オアシスエリアのムンバイのムンバイスペシャル1000円。バターチキンカレーとキーマカレー、ナンの下にライス、タンドリーチキンが隠れてる。
グリーンでEGO-WRAPPIN'の人が笠置シヅ子歌ってるような音が流れてくる。
一度は家人と分かれてホワイトトリのSquarepusherに…と思ったのだけど、ホワイトまで行く気力なく宿に戻る。

宿で風呂入ってごろごろしていたら、ちょっと動ける元気が出たので深夜のピラミッドガーデンへ。
最高の安楽椅子確保して、いつの間にか始まったAlex Paterson (The Orb)のアンビエントセットを聴きながら、あっという間にうとうと…あーなんか戦メリまるまる1曲ほとんどいじらずにかかってるな…。
ピラミッド
1時間ほど微睡んだところで、椅子を捨てて最前列に突入、ここカーペットが敷いてあるんだ、まったく素晴らしい。爆音でハードなミニマルサウンドを聴きながらごろごろするぞ…と思ったら、いきなりお気楽な歌もの(S&Gの「59番街橋の歌」のカヴァー)かけて自分で口ずさみながらステップ踏んでたりするし、適当にお気に入りの曲かけてるだかちゃうかという感じにどんどん選曲が自由気ままになってきて、極楽すぎる。
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【2016/07/24 01:35】 | ライヴ | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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