Phew "ニューワールド" Release Tour (2/6、東心斎橋CONPASS)
ギター、ドラム、ベース、サックスの4人組goat。ハイハットを細かく刻むカウントからはじまり、全パートがすべてリズム楽器と化してユニゾンでひたすら細かいフレーズを刻み続ける。サックスでさえベルにコーラのペットボトル突っ込まれて「カッ」とかいう短い音を断続的に放つリズム楽器と化している。ひたすら同じフレーズが何小節か続けられると、不意にキメのフレーズが挟み込まれたりブレイクが入ったり、さらに反復されるうちにフレーズやリズムパターン自体も微妙に変化して、しなやかなうねりを醸し出している。これは圧倒的にかっこいい。いつの間にか身体を動かしているのだけど、演奏する側はずーっと小節数カウントしてるんだろうか、考えるだに恐ろしい。
goat
ひたすらストイックにビートが刻まれる中で、最後の曲の後半でギターがぎゃんぎゃん鳴り響き出し、いきなりサックスがジャイアンリサイタルのように咆哮した瞬間のカタルシス。あのスモークのタイミングはGJ!

そして両脇を巨大な木製の函体に囲まれ、前面のテーブルには膨大な量のイフェクターやミキサー風の機材をずらりと並べたPhewの電子音楽セット。
プ・プっていう発信音に伴って深いリヴァーブのかかった声で歌いだされたのはどうやらアルバム1曲目の「New World」なんだけど、リズムパターンが全然変わっているので、まったく別の曲のような印象。この後切れ目なしにアルバムの曲順どおりに全曲を演奏したようなのだけど、すぐに判別できたのはジョニー・サンダースの「Chinese Rock」のカヴァーくらいだった。そりゃあアルバムをヘッドホンで聞くのとコンパスのPAの前で全身で受け止めるのとですでに全く違っていて当たり前なのだが、アルバムを聞いて抱いていたミニマルによく構築された印象とは180度異なる、エディットされ切っていない、でもPhewさんがリアルタイムで選び取った音のつぶてを次々に放出していくような、ダイナミックな魅力に満ちたステージだった。アルバム中随一の沸き曲(?)「Spark」のワイルドさには思わず声を上げてしまったよ。
Phew
その分、アルバムでは綿密に重ねられていた、さまざまな歌声の魅力は少し後退していたかもしれない。
最後にヘッドセットをはずしボーカルマイクを手に丁寧に歌われた「浜辺の歌」の深い歌声には震えた。

Phewの機材、反対側から。アナログシンセ、なのかな。こっち側の函体はリズムボックスっぽい。
Phewの機材
終演後は大撮影大会になっていたww
スポンサーサイト

テーマ:ライヴレポ・感想 - ジャンル:音楽

【2016/02/07 00:23】 | ライヴ | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
<<奇島残月企画「わたくしロックランドウェスト」(2/21、難波BEARS) | ホーム | いいにおいのする卒業旅行(1/22、東心斎橋CONPASS)>>
コメント
コメントの投稿












管理者にだけ表示を許可する

トラックバック
トラックバックURL
http://outofmind.blog47.fc2.com/tb.php/1660-44672097
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
| ホーム |