いいにおいのする卒業旅行(1/22、東心斎橋CONPASS)
我が愛するBELLRING少女ハートから2/1で主要メンバーの一人である「もえち」こと宇佐美萌が卒業することが決まっているのだけど、11月以降大阪での公演が入っておらず、もう現行メンバーでのライヴを見ることはないかとあきらめかけていたところに、昨年別ユニットであるVMOでベルハーとの共演を繰り返していたVampilliaが大阪で主催してる「いいにおい」企画に呼んでくれることに。今回はツインドラムフルセットのVampillia本体が登場、さらになんと山本精一が共演にブッキングされ、これはまったくオレのためのイベントじゃないのか!?ということで、ど平日に休み振り替えて行ってきましたよコンパス。
いいにおいのする卒業旅行

別動隊のVMO(a.k.a. Vampillia blackest ever blackmetal)は昨年2回ほど見る機会があったけれど、Vampiilia本体を見るのは2008年以来7年半ぶりになる。さすがに当時とはメンバーは変わってるようだが、ドラム×2、ベース×2、ギター×3、ピアノ、ヴァイオリンにラップトップを操りながらオペラチックなボイスを被せる女性とデスボイスのモヒカン男性の2人のボーカルという11人編成(ちょっと自信ない)という相変わらずの大所帯。ヴァイオリンやピアノの奏でる繊細なメロディと激しく疾走する轟音の上で咆哮するデスボイスのコントラストはVMOも基本的に同じなのに、圧倒的にドライヴ感が違うのは、やはり吉田達也(RUINS)と竜巻太郎(NICE VIEW) という二人の強力にして変幻自在なドラミングに負うところが大きいだろう。
一昨年に出た2作のアルバムは美しくて割と愛聴していたのだけど、レコーディングに比べると、ライヴの方がはるかにダイナミックで、実のところずっと昔に見たころとあまり印象は変わらなかった。
7年前に見た時は相対性理論のメンバーとして共演していた真部修一が今はVampilliaのメンバーとなっていて、おとなしくギター弾いてはるなーと思ってたら最後の曲("ENdlESS (MASSAKA) SUmmEr")でおもむろにギターをかなぐり捨ててワイルドな歌を聞かせてくれたのも面白かった。
いびつであることの美しさを力技で表現するようなスタイルは、ベルハーと共振するところも多いと思うし、これからもライヴでの共演を続けてほしいなあ。

Vampiiliaのチッチさんの紹介に続いて山本精一登場、今日は帽子なしで、黒サングラス姿。開口一番「はじめましてボアダムスの山本です。」という自己紹介で苦笑い。
「卒業旅行ということでしんみりとした歌でもと思ったんですが、ノイズをやれということなんで…やれと言われると容赦できないんで」
台の上や足元に山のように並べられたイフェクターを、いつものヘッドの欠けたストラトにつないで、いきなり強烈な音圧全開のストロングスタイルのギターノイズ。まったくテンションの落ちないノイズ演奏を10分間続けたところで、シールドをぶつっとひっこ抜いて終了。あらかじめショートセットを想定してのテンションだったのかもしれないけれど、気持ちよすぎて、もう5分くらいは聞きたかったよ。

ConpassのVampilliaのイベントは前回もそうだったけどDJの選曲が素晴らしい。Vampilliaの始まる前にはKarafinaの「Magia」(テレビ版まどマギのクロージング曲!)山本さんの始まる直前にTelevisionの「Marquee Moon」(この日大阪公演!)が流れていたのもカッコよかったけれど、ベルハー前は「夢で逢えたら」に始まる女性ボーカル中心の渋いミックス、大森靖子「ミッドナイト清純異性交遊」で沸かせて里咲りさ「カタルカストロ」のアカペラ版をビートにうまくミックスしたところで、いよいよ本日の主役BELLRING少女ハートの登場です。

いきなり聞き覚えのないエレクトロなトラックのラップ曲、飛び跳ねるメンバーが口々に叫ぶチャントによくわからないままなんとなくコール&レスポンスしてるうちにさらっと終わって、目の前でポニーテール姿の朝倉みずほが「だから、君が好き?」なんて不思議な音程で言うからドキドキして…なんて思う間もなく、がんと「c.a.n.d.y」のイントロのリフが始まるかっこいいオープニング。
予想通り序盤に新曲を固めてぶつけてくる。なんせいつものように上手PA前に陣取っていたので音がでかくてあんまりメロディや歌詞がよく認識できなかったのだけど、イントロの「ヴァント!」をはじめ、いきなりベルハーやらしい高低差のある難度の高いメロディのスピード感のある爽やかなギターポップ曲「ホーネット'98」、わちゃわちゃと楽しげな沸き曲と思いきや不思議な哀感がある「ちゃっぴー」とバラエティに富んでいる。
そんなニューアルバムに収められる予定の曲群の中では、ピアノの音が印象的なミニマルな曲に演劇的な振り付けが目をひく「ROOM 24-7」が飛びぬけて良かった。特に後半の、銃声と共にばったりと倒れたメンバーがきゅるきゅると巻き戻されるパフォーマンスと、鍵を回すガチャガチャいう音がそのままバックトラックになっていく流れがヤバすぎる。そしてさらに畳みかけるように「タナトス」「low tide」「DSP」という、パフォーマンスを魅せながら切なさをを爆発させていくセットリストが素晴らしく、この中盤の流れが間違いなくこの日のステージのハイライトだった。
みずほのポニーテールもいつしかほどけ、「クリムゾン」から「エッジ」へと、あとはもういつものように盛り上がるしかないクライマックスへの流れ。この日は甘楽が学校の関係で欠席で、それはかなり寂しかったのだけど、いつもは甘楽が歌っている「Asthma」の聞かせどころの「トランジスタラジオから流れるLove song空へ」をもえちの歌で聞けたのはちょっとスペシャルで胸に来た。
新曲「いんざれいん・いんざだあく」、もえちとみずほのコミカルな振り付けでファーストの「Bedhead」や「Tech Tech Walk」あたりの緩い雰囲気を思い出してほっこり。これでおしまいかな、と思ったら、さらに「rainy dance」で最後にもう一度フロアをぶち上げる。昨年2月に美月柚香と仲野珠梨が卒業して以来ずっと残された宇佐美萌・柳沢あやの・朝倉みずほ・カイの4人で歌っていたこの曲も、ようやく新メンを加えてやるようになったんだな、でもどうせなら次はちゃんと甘楽も含めた6人で見たい。と思ってハタと気づく、ああ、でも次見れるときはもう6人じゃないんだ!

もえち卒業
サプライズでVampilliaのモンゴロイドさんとチッチさんからもえちへのケーキとプレゼントの贈呈。
これで終わりかと思いきや、鳴り止まぬ「もえち」コールにもう1曲、「夏のアッチェレランド」!
最後のガチ恋口上が泣けた。
そしてステージからメンバーがはけて今度こそ終演した瞬間に流れ出すSimon & Garfunkel"Sounds of Silence"。「卒業」ですね。
最後の最後に初めてもえちとチェキを撮りました。
[BELLRING少女ハートセットリスト]
「いいにおいのする卒業旅行」 2016/1/22東心斎橋CONPASS
1. ヴァント!
2. c.a.n.d.y.
3. ホーネット'98
4. ちゃっぴー
5. ROOM 24-7
6. タナトスとマスカレード
7. low tide
8. D.S.P ~だいすぴッ(4人) 
9. Crimzon Horizon 
10. the Edge of Goodbye
11. asthma
12. いんざれいん・いんざだあく
13. rainy dance
E. 夏のアッチェレランド

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テーマ:ライヴレポ・感想 - ジャンル:音楽

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