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吉田豪×南波一海 アイドル伝説VOL.∞(10/24、千日前味園ユニバース)その2
ユニバースは立派なバーカウンターはあるのですが、フードの提供はないので出前を取ることになります。タコ焼きとか焼きそばとかのメニューで、正直お腹いっぱいにいなるのかな、と思ったのだけど、実際にそばめし頼んでみたらかなりボリュームがあり大満足でした。


さて、鳥取県西部発のChelip、ダンスビートの効いた楽曲を歌い踊るベテラン感のある2人組です。岡田有希子の「くちびるNETWORK」のカヴァーも納得の正統派な感じ、調べたらサンミュージックの系列のスクール所属らしいです。
「シンセダンスポップユニット」Kit Catはステージ上にキーボードがセッティングされていて、NEW ORDERの「BLUE MONDAY」のBGMからの登場、そして1曲目がTOM TOM CLUB「おしゃべり魔女」カヴァーという時点でつかまれました。Perfumeみたいな振り付けがキュートです。メンバーは3人ともテニスウェアなんですが、2人は大人っぽい茶髪のボブでひとりが小柄なツインテール(自称300年前に森の奥の湖から生まれた妖精w)という取り合わせがまた面白い。豪さんや南波さんも「完璧な声」と評するツインテの妖精イブ・にゃん・ロ―ランさんのファニーなアニメ声をフィーチャーしたアイドルらしい曲や、彼女がキーボードを担当する大人っぽいナンバーとレパートリーもバラエティに富んでiて大変面白かったです。CD買いました。
(「BLUE MONDAY」はついさっきやってたせのしすたぁの曲の元ネタでもあるんですけどね)

ちょっとメタな批評性を感じさせるあたりもNWっぽい。

京都をホームに活動する人気の2組が登場します。
最初は2人組フィメールラップユニットようこす。活動初めてわずか とは思えない安定したステージングでフロアを沸かせていました。アイドルというより普通にラップだと思うのですが、すみません、私はよくわかりません。
ミライスカートは去年ボロフェスタで見た時にあまりピンと来なかった覚えがあったので、最初遠巻きに眺めていたのですが、見ているうちにメジャー感のある完成度の高いステージにだんだん引き込まれていました。純白のミニのワンピースをひらりひらりと翻しながら、上品なダンスビートの曲を歌い踊る感じは、昨年のTIFではじめてDorothy Little Happyを見た時に受けた印象に似ているように思います。

そしてトリはMaison book girl
彼女たちのファーストアルバムは、率直に言ってプロデューサーであるサクライケンタの作品として、これまでで最高の完成度を持つものだったと思います。パーカッシヴな変拍子とミニマルなビートを基調とした独特のサウンドと、メランコリックなメロディで「僕」から「君」に向けて歌われる、きわめて個人的でプライベートな詞の世界は、「いずこねこ」の時から変わらないものです。ただいずこねこのときは茉里ちゃんの生々しい歌声や溌剌としたパフォーマンスがサクライさんの音楽と化学反応を起こして「いずこねこの世界」としか言いようのない世界を作り出していました。ブクガのアルバムではボーカルでさえ加工され、曲の一部として完全にコントロールされています。これをライヴで生身のメンバーたちがどのように提示するのかがすごく楽しみでした。
1曲目「bath room」のイントロの7拍子のクラッピングが会場に大音量で流れ出し、登場した4人のメンバーがヲタたちとともに一斉に手拍子を取り出した瞬間に、あ、これはヤバい、と思いました。決して素晴らしい歌唱力や身体能力で熱いパフォーマンスを見せるわけではありません。でも、難度の高いシリアスな楽曲を、あたかもごく自然に軽やかに、楽しげにこなしているように見える、想定していた以上に素晴らしいパフォーマンスでした。サクライさんの私的なインナースペースに思えたアルバムの世界が、パフォーマンスによって血肉化されブクガの世界に昇華していました。
最後にアルバムの中心曲である「snow irony」が歌われます。そしてアンコールの求めに応えて繰り返しもう一度。勢いもキレ味も申し分のないパフォーマンスに場内はこの日最高の盛り上がりを見せています。いずこねこの代表曲「rainy irony」の歌詞が引用されていて、なおかつ最後の曲である「i.f.s.b」の直接的な続編ともいえる歌詞に、遅れてきたいずこねこのファンとしてはちょっと過剰に反応してしまったかもしれません。「終わりを許さない許さない許さない許さない」こんな歌であんなに楽しげに沸かせてしまうなんて、これは復讐かなにかでしょうかでしょうか。沸き上がるフロアの中でこみ上げる矛盾した感情にただただもみくちゃにされていました。「ただひとつ思うのはそんな世界さえ愛すの、もうひとつ思うなら…知らない」お馴染みのいずこねこの「rainy irony」の一節が4人のメンバーのざらついたユニゾンで、そんな高ぶりを慰撫するかのように鳴り響いていました。


終演したら22時を回っていました。9時間にわたる長丁場、つまらないアクトが一つもない充実したイベントでした。
終演後は燃え尽きてしまって物販に並ぶ気力も出なかったですが。
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テーマ:ライヴレポ・感想 - ジャンル:音楽

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