FUJI ROCK FESTIVAL ’14 DAY 1(7/25、苗場スキーリゾート)
ROUTE 17 Rock'n'Roll ORCHESTRA(グリーン)→辻仁成(アバロン)→阿部芙蓉美(木道亭)→(Dachambo(ヘブン))→佐野元春 & THE HOBO KING BAND(グリーン)→Controversial Spark(アバロン)→(ROVO & System 7(ヘブン))→大友良英スペシャルビッグバンド・フェスティバルFUKUSHIMA!オールスターズ大盆踊り大会(オレンジ)→(moe.(ヘブン))→LUCHA VAVOOM(パレス・アリーナ)

Route 19 Rock'n'Roll Orchestra(Green Stage)
甲本ヒロトは別格的なロックスターだ、と思った。
池端潤二(ds)・井上富雄(b)・花田裕之(g)というルースターズ勢を核にした総勢15名の大ロックンロールオーケストラのゲストボーカルの一人として昨年に引き続き登場、昨年もほかのメンバーが主にロックンロールクラシックや自分の持ち歌を歌う中で、ぬけぬけと「情熱の嵐」「ヤングマン」という西城秀樹選曲で楽しませてくれたのだったが、今年はまずセックス・ピストルズ「アナーキー・イン・ザ・UK」を日本語でぶちかます。そして2曲目は仲井戸“チャボ”麗市をギターに「上を向いて歩こう」。「あの人のようにはうまく歌えないけれど、もしここに仲井戸麗市みたいな人がいてくれたらなあ」という呼び込みが素敵すぎる。
このセッションはこの後チャボのギターと梅津さんのサックスのあのイントロに続きチャボが歌う「雨上がりの夜空に」でクライマックスを迎えるのだけど、この後の全ボーカリスト再登場によるポーグスのカバーが素晴らしかった。どのボーカルも「アイルランド、アイルランド、アイルランドに行きたいな」とか歌うだけのひどい(これはもちろんほめ言葉)カバーなのだけど、最後に再登場したヒロトが、ステージ上を転がり、手足をバタバタさせて、駄々っ子のような無邪気さですべてをさらっていった。

辻仁成(Gypsy Avalon)
クソマジメな歌の世界は大学1年の時に学館で見たECHOESの頃から変わってないな、という印象。
1曲目「家庭を守るやさしい妻と」なんて詞が登場する歌で沸かせ、マイクに止まって逃げようとしないトンボに少年のように喜んでみせ、「何かいいことでもあるのかな…最近何もいいことないんだけど」なんて言ってまた沸かせる。ナルシスティックな自己顕示欲とともに、自分を道化として演出できる目はさすが作家だと思う。
作家としても音楽家としても好みではないけれど、代表曲「Zoo」「光の子供」さくっと演奏する様はまだまだイケる。格好良かったよ。

佐野元春&THE HOBO KING BAND(Green Stage)
「Visitors」30周年記念全曲ライブ。これを観ないのはもったいないよなーと思うんだけど、グリーンはあまり埋まってなかった。このアルバムがでた当時は自分は戸川純とかタコとかもうちょっと尖がったものが好きで、佐野さんなんか横目に見ていたぐらいの記憶だったのだけど、どの曲も知っててくちずさめてしまって、いや記憶なんていい加減なものだ。最後に「Visitors」風にかっこよくアレンジされた「アンジェリーナ」。

Controversial Spark(Gypsy Avalon)
60代最年長の鈴木慶一をリーダーに、20代・30代・40代・50代と男女5人により結成された新バンド、今回はドラムの矢部浩史(カーネーション)欠場のため4人での登場。1曲目「in June」はじめギターとベースの若手女性メンバーの歌に慶一さんの歌が絡みむキュートなギターポップで、とってもいい。
秋に出るアルバムに収められるというラストの「Controversial Short Story」という曲が凄かった。武川雅寛さんのバイオリンとリンダちゃんという謎の女性のエレクトロニクスを加え、途中からノイズの嵐となるプログレノイズ大曲。ちっとも「Short Story」じゃないw
これはアルバムがとっても楽しみ。
ああそうそう、本編開始直前まで公開リハーサル状態で、ちみつぱいの「塀の上で」がまるまる1曲演奏された。すげえお得感。

大森靖子(Gypsy Avalon)
開演が近づくと、前方に集まってきた大森靖子Tシャツのファンたちがサイリウムを配ったりして、気分が上がる上がる。初サイリウムだぜ!ちなみに僕がサイリウムもらったのは寺島由芙Tのゆふぃすとさんで、ほかにBiS階段Tの人もちらほら。
何かしかけてくるだろうとは予想していたけれど、開演時間になって大森さんがステージ脇からマイクではなく電気炊飯器を抱えて現れ、フィールド中ほどに上っていく。んー??? と、「ミッドナイト清純異性交遊」のイントロが流れ、大森さんが指さすステージ上を見ると、そこには元BiSのコショージメグミの姿が。かくしてステージ上でコショージが(iPhone見ながら)「ミッドナイト」歌う中、アバロンのフィールドでは大森靖子が炊き立てのご飯を振舞うという不思議な光景が。大森さんステージにたどり着き「ミッドナイト」うたいあげて一言、「フジロックのステージにアイドル出したぜ!」
でもここまではツカミで、本領はやはりアコースティックギターを抱えてから。
最初の方ちょっと力入り過ぎかな、と感じたのだけど、いつものように切れ目なく曲が繰り出され、するりと「エンドレスダンス」を歌ったあたりから徐々に調子が上がってくる。しつこいほど「脱法ハーブ握手会風営法放射能」と連呼するシャウトからはじまる「音楽を捨てよ」あたりから周囲の意識がどんどんステージに集まっていくのが感じられる。
「あたし天使の堪忍袋」から「デートはやめよう」という明るめの曲が続き、間奏で「ほんとはロックもアイドルも不細工も関係ない、音楽だけがあればいいでしょ!」とメッセージが挟まれ、ああ、これでもう終わっちゃうのかな、美しすぎるなと思ったらなんのなんの、さらに「Over The Party」「夏果て」と惜しげもなくもっともディープなところを放り込んでくる。アカペラで歌われた「さようなら」の「わからなければ死ねばいいのに」というフレーズに痺れていると、さらに最後の「PINK」に至ってはすべての言葉がかき鳴らされるギターのコードと共に嵐のように襲い掛かり、茫然とする。「すべての世界にすべての愛にすべての音楽にすべての現実にありがとうって言いたい」。
コショージの旅費の足しにと、フジロック初のチェキ会にも参加しました。
1.ミッドナイト清純異性交遊 2.あまい 3.エンドレスダンス 4.音楽を捨てよ、そして音楽へ 5.あたし天使の堪忍袋 6.デートはやめよう 7.Over The Party 8.夏果て 9.さようなら 10.PINK

大友良英スペシャルビッグバンド・フェスティバルFUKUSHIMA!オールスターズ大盆踊り大会(Orange Court)
あまちゃんビッグバンドのメンバーにゲストを加えてのメンツはただただ豪華。坂田明さんと梅津和時さんが並んでサックス吹いてる、それも盆踊りのオケでってだけでおそろしいことです。さらに芳垣さんに連れられてROVO組が、岡部さんは当然のような顔でドラム叩いてるし山本さんはひっそりギター抱えて坐ってる、勝井さんはバイオリン弾きまくってるという。
歌い手陣はもちろんマダムギターやニカさんはもちろん素晴らしかったんだけど、SACHIKO Mが浴衣姿で歌いまくり踊りまくりの大活躍。正直なところ阿部芙蓉美さんはちょっとあってなかったけど、まあお祭りですから。
ミチロウさんは欠場だったのだけど、かわりに大友さんが拡声器でサイレン鳴らしまくっていて笑った。
てっきりオレンジに櫓が組まれるのかと思ったらそうもいかなかったようで、ステージ前で輪になるのはなかなか難しく、あまり踊れなかったのが残念。もっとえんえんとエンドレスでやってくれたらよかったのにね。


天気が良いと動きが軽いのがいい。1日目は特に見たいアーティストが多かったのだけど、ほぼ予定通り見ることができた。ただ大森・コショチェキの後、移動していて不意にスマホがない!とアセって探し回っていて、グリーンの電気グルーヴが見られなかったのは痛恨。スマホは実は尻ポケットに入ってた。それにしてもみごとに見事に邦人アーティストしか見てない。
今年はどこ行ってもお客さん少ないなあと思ってたんだけど、オレンジの盆踊りから引き上げる途中、ホワイトのトリのベスジャの恐ろしい人ごみに、なんだたくさんお客さんおるやん、どこにおってんと思いかけて、いや、単に自分の方が人の少ない所ばかり回っていたのかもしれないと思い直した。
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【2014/07/26 00:08】 | ライヴ | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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