『SING A SONG 2』発売記念コンサート(8/16、難波BEARS)
ベアーズで行われた豊田道倫のニューアルバムのレコ発に行ってきた。

「赤いイヤフォン」ではじまった前半は比較的静かな、しっとりとした曲が中心で、「家族旅行」のような懐かしい定番曲も挟みながら、新作の曲を演奏していく。「あなたの子供ができたかも」と嬉しそうに言うゆきちゃんの歌、10年ぶりに肌に触れた仲良しのあの娘の歌などなど、豊田道倫ならではの世界が、ピッチの上がりきらない彼独特の不安定な艶のある声で歌われていく。最近できたばかりという新曲「愛したから」という歌が良かった。時事ニュースに影響されたって裏話はおもしろいけどいらないと思った。。
中盤「FGV」あたりからは「僕は間違っていた」「戦争に行きたかった」「ゴッホの手紙」などバンドでのライブでもおなじみのハードな曲が続く。間にディランみたいな早口で妙にちゃんとした詞が歌われるポップな曲が挟まって、佐野元春みたいだなと思ったらほんとに佐野さんのカバー。こういうのを聞くと豊田道倫ってただ歌が下手なだけのシンガーではないと思う。
最後は波の音と子供の朗読のSEの流れる中、静かに歌われる美しい曲だったと思う。
アンコールで「東京の恋人」。東京のライブでは川本真琴がゲストで参加してボロ泣きだったのだそうな。ベアーズでは客の男がいっしょに歌っていて「天国と地獄だ」と言われた。「新開地」はどう考えても聞かせどころなのに、客席でバカなおっさんが連れの女に何か語っていて豊田に注意を受ける。曲はそのまま緩やかに「移動遊園地」に。豊田にしか作れない歪に美しいマスターピース。

バンド編成が続いたので弾き語りのワンマンは久しぶりだった。昔むかしの印象ですごくしんどかった覚えがあったのでちょっと構えて行ったのだけど、2時間のライブは緩急があってぜんぜん苦にはならなかった。スペースに余裕のあるお客の入りで、ベアーズの中でも自分的に一番慣れたポジションで見られたってこともあるのだけど。それにしても見るたびに豊田道倫のライブが自分に馴染んできているような気がする。歌やサウンドの魅力を言うことができるけれど、結局豊田道倫の何がいいのか、いまだによく言葉にできない。

オープニングアクトとして、ハナタラシTシャツ姿の松本亀吉のナビゲートにより「劇場版スカムナイト2」の特別上映が行われた。いまから30年前1993年8月にベアーズで行われ、150人を動員したという伝説のイベント「スカムナイト2」の映像である。僕がベアーズに行き出したのはこの翌年で、結局「スカムナイト」には一度も行かなかったと思う。スーパーボールは数回見たけれど、こんなに楽しげに演奏していた印象はなかったので、ちょっと意外だった。豊田も指摘していたけどナオちゃんには妙な色気があってヤバい。電動歯でただ棒で床をどつき続ける山本精一が怖い。いや当時山本さんはとりあえずおっかなかった。この日客席にはまだステージに立つ前の豊田道倫がいたという。最後にスクリーンには、クレアのステージから松本亀吉が撮った観客の写真に写った豊田の姿のクローズアップで終わる。なんだか感動的なような気もする、見事なオープニングアクトでした。

豊田道倫3枚組の新作「SING A SONG 2」購入して帰った。
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