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Patti Smith And Her Band Japan Tour 2013 (1/28、なんばHatch)
パティ・スミスを始めてみたのは2001年のフジロックのグリーンステージ、そして続けて翌年のフィールド・オヴ・ヘヴンとレッド・マーキーのステージで完全にやられた。その後2009年にも再度フジに出演して、そのとき以来の来日になる。僕にとってははじめての単独公演で、かなり楽しみにしていたのだ。
ところが、こういうときに限って途中で職場から携帯に着信があって、たいがいそういう時はろくでもない用件なんだよなあ。おかげで後半はメールしたりなんかしていてぜんぜん集中できなかった…。まあそういう時もあるか…。
パティ・ステージセット

会場のなんばHatchには今回はじめて入ったのだけど、Big Catに2階席を付けた位のサイズになるのかな。会場のある湊町リバープレースのあのUFOみたいな独特の外観はしょっちゅう目にしていたけど、パティもこれが気になったのか、"Distant Fingers"の時には「この歌は今晩の美しい満月と星と…UFOに歌うわ」なんて言っていた。
会場に入ると、売り上げを福島の児童施設の除染に充てる1口250円のチャリティくじをロビーで販売している。ステージで番号を呼ばれたら楽屋にご招待してくれるんだそうだ。こういうパティ姐さんの実際的な行動力が凄いと思う。今回のツアーも東京・大阪・福島といった大都市だけではなく、まっさきに地震被災地の仙台に入って、金沢・広島といった地方都市まで回ってくれる心意気が嬉しい。

開演時間定刻どおり客電が落ち、バンドメンバーに続いてパティがニコニコしながら登場した。前回2009年のフジの時のパティはなんだかムクムクのオッサンみたいだなと思ったのだけど、今回は小さな三つ編みを両側にたらしていたりして、愛嬌たっぷり。ライヴはニューアルバム「Banga」からの"April Fool"で始まる。声の張りやパフォーマンスはまったく衰えていない。「Banga」からはほかにノグゾーさんという和太鼓奏者をゲストに加えて"Fuji-san"を演奏したけれど、基本的にはヒット曲を中心のセット。

前方に、曲中だろうと曲間だろうと見境なくガラガラの汚い声でとんちんかんな声援を喚いている馬鹿が一人いた。"Distant Fingers"の終盤のパティの聞かせどころで「カモン・ロックンロール!」とか叫んだり本当にどうしようもなくて、最初は流していたパティ姐さんもいいかげんキれて、「ばあばあばあ」とそいつの喚き声を真似した上で股間で下品な手つきをして(Jerk Off!)って。子供がふたりもいる66歳のレディがなんということww。
言われた当人はあんまり懲りてなかったみたい。「大地震と津波によって家や土地や愛する人を失った兄弟姉妹たち農民たちに捧げます」というMCとともに、パティ自らアコースティックギターをつまびきながら静かに"Beneath The Southern Cross"を歌いだそうという瞬間に「トゥ・フクシマ!」って叫んだときはほんと殺してやりたいと思った。

で、この曲の途中に会社から電話だ。外に出て電話したり会場の隅でメールしてたりしたのでかんじんの一番盛り上がる部分を一体になって楽しむことができなくなってしまった。
でも、あの馬鹿のしつこい「ロックンロール!」の声に、「悪いけど今からシェイクスピアを朗読するの」といって会場を笑わせた直後に、おなじみの"Because The Night"のピアノのイントロが流れ出した瞬間の身震いするような感じとか、「キリストは誰かの罪を購って死んだって言うけどそれは私のじゃない」っていうあの最高にイカシタ歌い出しからぐんぐん加速するラストの"Gloria"の興奮は会場の盛り上がりとともに充分に感じることができた。

アンコールはパティやレニーが犬になって咆えまくる"Banga"から"People Have The Power"の大合唱、そして最後に"Rock'n'Roll Nigger"。こんな流れだからもう演奏しないんじゃないかとか思ったけど、「今度こそ、あんたのためにやるわよ」なんて言ってちゃんとやってくれるからさすが大人だな。レコードのヴァージョンの"Babelogue"の「そうあたいは過去とはあんまりファックしたことないけど未来とはヤリまくったわ」という出だしだけ生かして「あななたちが未来よ!未来は今!」というアジテーションで始まるいままでのフジで演奏したのと同じバージョン。ただし今回は「あの大地震の後原子力発電所でいったい何がおきたの?日本だけじゃない、世界中に!政府に真実を求めなさい!」という告発がはさまれている。最後はお約束のギターの弦引きちぎりのパフォーマンス。
代表曲はひととおり演奏してくれた1時間40分のコンパクトなステージ、欲を言えばせっかくの単独公演なんだからアルバムで必ず終盤に収められている長尺の混沌とした曲を一発入れて欲しかったかな。
でも、パティのパフォーマーとしての現役振りが120%発揮された素晴らしいステージでした。

個人的に思い出に残りそうなのが、ラスト前のレニー・ケイとバンドメンバーによるガレージ・ロックメドレーのコーナー。
ブルーマグースとかシーズとかいった、レニーのコンピレートした「Nuggets」に収められている60年代のガレージクラシックスに混じってジョニー・サンダース&ハートブレーカーズの"Born To Lose"が演奏されたんでうひょーっと思っていたら、パティが舞台降りて、僕のいるサイドの柵前にやってきた! ノリノリで「えびばでぃぼーんつるーず!」ってわめいている僕を指差してウケてる! やった!でもそんなにおかしい? あとになって、風邪気味でかけていたマスクが顎に引っ掛かったままだったことに気がついた。よっぽど珍妙だったんだろうな。いいんです、パティに、大阪には流れを読まないぶち壊しな声かけ続ける馬鹿だけじゃなくて、けったいな格好でジョニサンにノリノリの阿呆なおっさんもいたという思い出が残ってくれれば嬉しい。
[セットリスト]
1. April Fool
2. Free Money
3. Fuji-San
4. Ghost Dance
5. Distant Fingers
6. Dancing Barefoot
7. Beneath The Southern Cross
(抽選会)
8. Garage Rock Medley:
Night Time (The Strangeloves)/ We Ain't Got Nothin' Yet (The Blue Magoos)/ Born to Lose (The Heartbreakers)/ Pushin' Too Hard(The Seeds)
9. Because The Night
10. Pissing In The River
11. Gloria
E1. Banga/People Have The Power
E2. Rock'n'Roll Nigger
Patti Smith & her band
 Patti Smith (vo,g)
 Lenny Kaye (g,b,vo)
 Jay Dee Daugherty (ds)
 Tony Shanahan (b,keyb)
 Jackson Smith(g,vo)
(2013/1/28,大阪なんばHatch)
パティ・セットリスト

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