フェイバリット・ディスク2012
あけましておめでとうございます。
今年も年頭にあたり、昨年聴いた新譜からお気に入りの音盤を選んでみました。

心

羽化 17才 夜はそのまなざしの先に流れる
輝きながら The End Of The Tour Koizumi Chansonnier
Americana みみくりげ リトルメロディ

1. オシリペンペンズ「心」
2. TEST PATTERN「羽化」
3. Pascals「17才」
4. 空気公団「夜はそのまなざしの先に流れる」
5. ペ・ド・グ「輝きながら~A Better Tomorrow」
6. 豊田道倫「The End Of The Tour」
7. 小泉今日子「Koizumi Chansonnier」
8. Neil Young & Crazy Horse「Americana」
9. わすれろ草「耳くりげ」
10. 七尾旅人「リトルメロディ」

例年だと順不同なんだけど、今年はなんとなく順番もつけてみました。
それもこれもオシリペンペンズのスタジオ新作がすごくポップでファンキーで良かったからぜひともお勧めしたかったからです。いままでペンペンズの録音モノは ライヴ盤が多いせいもあって、あんまりちゃんと追っていなかったのですが、これには本当に驚きました。詞もすみからすみまでイカシてるし、なによりモタコさんの歌がむちゃくちゃ上手くてかっこいいです。

2位以下の順位はわりと流動的です。
テストパターンは前作「朝を見た」以来のファンです。ライヴを見たことはないのですが、岡山の自レーベルで製作した完全なインディペンデント作品にもかかわらず、自主制作ということばに纏わりついている貧乏臭さの微塵もない爽やかでリッチな広がりのあるサウンドがいいです。前作もたいがい凄いジャケットだったのですが、今作の折り紙ジャケの豪華さといい、作りたいものを妥協なく作るためのインディペンデントという姿勢がかっこいいです。

台風のRainbow Hillでパスカルズの2回目のライヴを体験し、突如前回は気がつかなかったその良さに撃たれました。大編成のさまざまな楽器の音色のひとつひとつ、何人かいる歌い手の歌声のひとつひとつが、メロディの上できらきらときらめいて、切ない気持ちをかき立てます。このアルバムは特に友部正人さんの「6月の雨の夜、チルチルとミチルは」から「マボロシ」へのあたりが特に大好きです。

空気公団は最初の曲「天空橋に」の1音目でもっていかれました。ライブレコーディングを元にしたものだということなのですが、シンプルな音の広がりが素晴らしいです。

人によってはふざけてるって怒る人もいるかもしれませんが、ペ・ド・グのこのアルバムは、最初から最後まで僕を楽しくて幸せな気持ちにしてくれます。

豊田さんのひさびさの音源は4曲入りのEPなのですが、基本アコギ弾き語り一発録りの前作「バイブル」とは打って変わって、パラガのころからの豊田さんの魅力のひとつでもある気狂いじみたアイデアの詰め込まれたなポップなトラックが炸裂していてたまりません。そしてもうひとつの魅力であるどこか居心地の悪さを感じさせる色っぽい歌唱も健在です。最後の曲はギター弾き語りですが、これも前作と同じようによく計算されたしかけが凝らしてあって、このあたりは豊田さんだなあと思いました。

デビュー20周年のベスト盤をきっかけに、ひさしぶりにキョンキョンのアルバムを聞きました。基本的には抑え目の歌い方で、ただそれでもその随所に小泉さん独特の押さえきれない鼻にかかった声の伸びが彩りを添えていて、ぐっと来る瞬間がたくさんありました。早川義夫さんの「シャンソン」のカヴァーもいいですね。

ニール・ヤングとクレイジー・ホースのアルバムは今年は2タイトルも出ました。2枚組大作「サイケデリック・ピル」も良かったのですが、コンパクトなこちらのアルバムを選びました。古いフォークソングをザクザクとラウドに演奏するという発想が素晴らしいと思ったら、年末に出た自伝を読んで、10代のころ最初に組んだバンドでやっていたことのクレイジー・ホースによる再演だと知りました。カナダ人が米国民謡のみならず英国国歌まで、アメリカ伝統音楽の鬼子のようなざっくりしたロックサウンドで演奏して、それを「アメリカ的」と呼ぶのがちょっとおもしろいです。

本当はゑでぃまぁこんの最新CD-R「回る」の曲がどれも素晴らしいので選ぼうと思ったのですが、ゑでぃさんまぁこんさんのデュオ編成ではなく、バンド編成でのアルバムを待望してとっておこうと思ってはずしました。かわりに、というわけでもないですがゑでぃさんまぁこんさんとteasiの一平さん、アキ・ツユコさんによるユニットわすれろ草のアルバムを選びました。空気公団やテストパターンと同じような、音の広がりが素晴らしい作品です。

このベストアルバム選びのために音源を片っ端から聞いていると、どれもみんな良くて選べなくなってしまいました。昨日聞いた旅人さんのアルバムはそれで落とせなくなって滑り込み10位にしました。ほかにも、テニスコーツ「オーラボード」、村岡ゆか「海」、パティ・スミス「バンガ」、あべのぼる・AZUMI・山本精一「あべのぼるLAST LIVE~何も考えない」、HOSE「HOSEⅢ」、トンチ「おたから」コハク「消えた海、太陽と」などなど、10位に入っていてもおかしくなかったアルバムがたくさんありました。
あ、年末ようやく手に入れたんでまだ数回しか聞けていないけれどクレイマーのアルバムも良いなあ。

今年もいい音楽とたくさん出会えればと思います。
[関連記事]
フェイヴァリット・アルバム2011
フェイヴァリット・アルバム2010
謹賀新年/2009ベストアルバム
謹賀新年/2008ベストアルバム
2007ベストアルバム
2006ベストアルバム
2005ベストテン
2004年回顧
スポンサーサイト

テーマ:お気に入り&好きな音楽 - ジャンル:音楽

【2013/01/01 13:37】 | 音楽 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
<<正月日記 | ホーム | 紅白実況>>
コメント
コメントの投稿












管理者にだけ表示を許可する

トラックバック
トラックバックURL
http://outofmind.blog47.fc2.com/tb.php/1533-e1976637
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
| ホーム |