天気がよかったし、今年は元気があったのでレッド・マーキーで行われたライヴもひととおり覗いてみた。 ライヴでおもしろかったのはOnda Vagaというアルゼンチンのバンド。ホーンを擁した大人数編成で、微妙に哀愁を感じさせるメロがツボをついてくる。毎回よくこういうバンド見つけてくるなあ 清志郎バージョンの「Daydream Believer」を日本語でカヴァーして場内大合唱の盛り上がり。 アクトの間をつなぐのは毎度おなじみDJ Mamezuka、ダンスミュージックにはあまり詳しくないので何ともいえないけれど、前夜祭のライヴだと出演者になじみの深いロックの曲もかけたりするのでちょっと嬉しい。SHERBETSのあとのパート、The Kinksの"You Really Got Me"で始まり、The Specials"Monkey Man"、The Clash"I Fought The Law"ときてThe Beastie Boys "(You Gotta)Fight To The Right (For The Party)" という流れにはベタベタながらかなり盛り上がったな。ビースティーズは当然ダンス規制反対のメッセージを込めてということでしょう。個人的にはMC5の"Rambling Rose"の冒頭のアジ演説が大音響でかかるとたいへん燃えました。Onda Vagaのあと、すかさずRCの「ラブ・ミー・テンダー」をかけたのは、これ以降がMark Almond & Jimmy Sommervilleの名曲"I Feel Love"で始まるブリブリの四つ打ち路線だったので、「Daydream Believer」を受けてのその場でのナイスプレイに違いない。 Los Lonely Boysはちょっと期待してひととおり見たけれど、割と普通のハードロックであまりぴんと来ず。宿に帰る。