難波ベアーズ25周年記念~少年ナイフ結成30周年記念ライブ&トークショー(4/22、難波BEARS)
ここしばらく仕事が忙しくて精神的にも時間的にも余裕がなく、ライヴに出かけることができなかったのだけど、せっかくの休みに家でぼんやりしていてもしかたないし、ひさしぶりに重い腰を上げてよいしょっと出かけることにした。この日は他にも刺激的なライヴがいっぱいあったのだけど、しばらく出かけていないとハードルが高くなってしまう。こういうときは通いなれた場所を選ぶのが一番です。で、ベアーズ、みんな大好き少年ナイフ

この日はライヴとトークショーの二部構成で少年ナイフの歴史を振り返ろうという趣向だった。
第1部は「少年ナイフ30年の歴史が聴けるライヴ」、おなじみのジングルにのせてモンドリアンルックでメンバーが登場し、まずは6月に発売される最新アルバムからのナイフらしい軽快なロックナンバー「Welcome To The Rock Club」でスタートする。間髪いれずベースのりつこさんの「ワンツスリフォ!」のカウントでラモーンズカヴァーになだれ込み、さらにハードなメッセージソング「Economic Crisis」からブギー曲「Pyramid Power」にというオープニングの流れがすばらしく強力だ。今のメンバーのナイフがバンドとしていい状態なんだなということが伝わってきて嬉しくなってくる。
今回のライヴは最新作から1作ずつアルバムをさかのぼって1曲ずつ演奏していくという文字通り「少年ナイフの歴史を振り返る」セットだったのだけど、特に前半演奏された最近のナイフのアルバムの曲が、あまりちゃんと最近のナイフをおっかけていない僕にはなじみの薄い曲ばかりなのだけどどれもたいへんよかった。オリジナルメンバーのみちえさんが脱退して山野姉妹2人になった彼女たちがチャイナさんをサポートに迎えて以降、メンバーチェンジを繰り返しながらもストレートななロックンロールのバンドを続けることを選んだ「迷いのなさ」ゆえの勢いというものだと思う。
後半ではりつこさんやドラムスのえみさんがボーカルをとる場面も。りつこさんの歌った「キャットニップドリーム」はみちえさんの曲で、もうライブで聞く機会はないかと思ってたから特にうれしい。
ライヴのハイライトは、ラストに演奏された最初期インディーズ時代の3枚からの選曲。たとえば「ロケットに乗って」とか「ジェリー・ビーンズ」「ツイスト・バービー」のような今でもよくライブで演奏される代表曲ではなく、選曲されたのは「カッパ・エキス」から「バナナ・リーフ」「バーニング・ファーム」の3曲。今聞くとNWっぽい香りのする独特なポップなセンスは、おそらくみちえさんの役割が大きかったんだろうなと思うのだけど、これが若いリズム隊による今のナイフの強力なウンドで再現されるのがミソ。特に「バーニングファーム」はかっこよかった。
アンコールはレコードデビュー前に50本限定で自主制作されたカセット「みんな楽しく少年ナイフ」から「つるの一声」。曲と言うか、文字通り「つるの一声」なんだけど…。

配置転換をはさんでの第2部は柴田さんの司会でなおこさん・保山さん・ガンジーさん・平川さん(ゼロレコード)によるトークショー。最初期の貴重な写真や映像が見られたり、音源(前出の「みんな楽しく」カセットや、服部緑地野音で行われた3回目のライヴのテープなど)やいろいろんな興味深いエピソードを聞くことができた。「90年代にメジャーデビューするまではエッグプラントでの数回以外には自分たちのブッキングでライヴを行ったことはなかった」とか「心斎橋のウッドストックで18本売れた「みんな楽しく少年ナイフ」のテープは山塚アイも大のお気に入りだった」とか「直子さんがナイフの前に参加していたバンドで関西ローカルのアマバンの番組に出演したとき、ゲストの忌野清志郎に質問コーナーで「髪の毛はどうやったら立つんですか?」とたずねた」とか。84年にセカンドアルバム「山のあっちゃん」を出したところまでで時間切れで終了。当時イベントで何回か少年ナイフ見たなとちょっと回顧モード。

僕がライヴハウスに通いだすきっかけになったのが、94年にベアーズで行われた少年ナイフのフリーマーケット&ライブだった。ついこの間のことみたいな気がするのだけど、あれからもう18年も経つのか。
永遠にとはいわないけれどBEARSも少年ナイフももうあと15年くらいは続けて欲しいな。僕が引きこもりにならないように。
<セットリスト> ※()内は収録アルバム
1. Welcome To The Rock Club (Pop Tune)
2. She's The One (Osaka Ramones)
3. Economic Crisis (Free Time)
4. Pyramid Power (Super Group) ~MC
5. Barnacle (fun! fun! fun!)
6. Rock Society (GENKI SHOCK!)
7. Mass Communication Breakdown (Candy Rock)
8. A Map Master (Heavy Songs) ~MC
9. Nya Nya (Strawberry Sound)
10. Gyoza (Happy Hour)
11. One Week (Brand New Knife) ~MC
12. Catknip Dream (vo:りつこ)(Rock Animals)
13. I Am A Cat (vo:えみ) (Let's Knife)
14. Red Cross (712)   ~MC
15. Kappa Ex. (Pretty Little Baka Guy)
16. Banana Leaf (山のあっちゃん)
17. Burning Farm (Burning Farm)
E. 鶴の一声 (みんな楽しく少年ナイフ)

<少年ナイフ関連ライヴ>
FUJI ROCK FESTIVAL 2011 Day2(2011/7/30、苗場スキーリゾート)
雯(ぶん)2011(2011/5/15、心斎橋クラブ・クアトロ)
EGGPLANT同窓会2010(2010/4/4、アメリカ村BIG CAT) その2(山野直子ソロ)
BEARS & FANDANGO W20周年記念フェスタ~OSAKA宇宙祭り(2007/11/11,アメリカ村BIG CAT)
NEW PICNIC @ 太陽公園 (2007/10/7、姫路太陽公園)
FUJI ROCK FESTIVAL 2007 Day2(7/28、新潟県苗場スキーリゾート)
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テーマ:ライヴレポ・感想 - ジャンル:音楽

【2012/04/25 23:15】 | ライヴ | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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