服部緑地Rainbow Hill 2011(9/25、服部緑地野外音楽堂)
春は春一番、秋はレインボーヒル、我が家の季節行事となりつつあります。
朝方雨が降ったのですがすぐに上がり、秋晴れのいい天気になりました。
11時半開門と同時に入場し、後方の芝生に陣取ります。緑地野音ではいろんなイベント見てますが、春一番とレインボーヒルは当然のように芝生から席が埋まります。
陽が照ってるとジリジリと真夏のようでもありますが、かげると風がひんやりする、秋ですね。

・開場とともにすでにステージでは、元ラリーパパのチョウ・ヒュンレと女性ボーカルをフィーチャーしたJonomaiというバンドが、夕凪せい子さんやふちがみさんといった女性ボーカル陣を加え、レインボーヒルのテーマソングを演奏している。ああ、今年もレインボーが始まった!

・つづいてジョンソンtsu、昨年に続きドラムにANATAKIKOUの藤井寿光を迎えて、謎の外人が送る変拍子を多用したプログレなフォーク。謎の(東欧系)外国語による。知らない人は知らないだろうが、レインボーヒルの参加者にはもはやおなじみだね。ラストは唯一の日本語オリジナルナンバー「変な外人」で、会場中を走り回り観客に合唱させるのだけど…。この歌が笑えなくなる日が来るとは正直想像していなかったよ。「イキモノノ、ヴァラーンスヲ、コワシタツミハ。オモーイ!」
物販で新しく出た…じゃなくて20年前にトルクメスタン共和国で発表されたアルバムのリイシュー…のCDを購入した。
(曲目)1.マリアはどこへいった、2.アフリカの蚊がマイカーに、3.変な外人

・ゲスト2組が終わり、ここからはアナウンスされたアクト、いきなりハンバートハンバートが登場。「白雪姫」の小人さんの「ハイホー」ではじまり、「桶屋」「おなじ話」とこのへんまではフジの序盤のアコースティックセットの曲と同じなのだけど、後半新曲かな、つぎつぎと出てくる曲が耳なじみのあるようないい曲だなあと思っていたら、ラストに歌われたのは「さよなら人類」!! 実は終盤4曲は連続でたまのカヴァーという大胆なセットリストだった。たまの曲ちゃんと聞いたことなかったけどいい曲だなあ。
(曲目)1.ハイ・ホー、2.桶屋、3.おなじ話、4.ぶらんぶらん(新曲)、5.バビロン、6.オゾンのダンス、7.夕暮れ時のさびしさに、8.かなしいずぼん、9.さよなら人類 (twitterより)

模試帰りの娘も合流し、ようやくここで乾杯。お待ちかねでしたよ。ビールがどんどん進みます。

・サブステージのみにまむすに続いて、昨年に続き今年も一日限りの再結成、ソニックケトルにを中心にしたサイケセッション、ムー(続々)。ドラムに藤井寿光、そしてギターになんと四人囃子の森園勝敏を迎えたツインリードギター、他にテルミンやキーボードをフィーチャーしてのコズミックなサイケジャム、昼下がりの気持ちのいいまどろみのひととき。

ふちがみとふなと、ふちがみさんのカズーのイントロがユーモラスな「オーシャンゼリゼ」ではじまり、前半は親しみやすいおなじみの曲で客席をあたためます。ふちがみさんが1曲まるまるハミングで歌いきる曲(確か「楽器になりたい」というようなタイトルだったような)や一足早いポーグスの酔いどれクリスマスソングで会場を沸かせ、本日の女性ボーカル陣+ジョンソンによるコーラスを加えての「お店屋さん」で楽しく終了。ふちふなはいよいよ待望のニューアルバムが出るみたい!
(曲目)1.オー・シャンゼリゼ、2.ママの山羊は10匹、3.うしろまえ、4.6月の歌、5.(タイトル不詳)、6.Fairytale Of New York、7.お店屋さん

夕凪、この間のベアーズの時と同じく「春は」ではじまり、耳なじみのある曲をまたまた登場藤井寿光を加えたツインドラムの編成でパワフルに演奏。グランドピアノ使用の鍵盤も良く響きます。最後は佐藤良成のヴァイオリンを加えて、レインボーヒルをこの服部緑地で行うきっかけとなった春一番への思いを込めて「春一番」から「イメージの木」へ。そして「来年は9月30日にやります!」とここまではもう無事大成功モードだったのだけど…。
(曲目)1.春は、2.にんじん、3.右往左往、4.人生(仮題)、5.春一番、6.イメージの木 (blogより)

・ステージ前のサブステージで幕間に2度のステージをつとめたのが、「み」「に」「ま」「む」の文字の入ったおそろいのツナギ姿がかわいい4人組みにまむす。トランペット・バンジョー・パーカッション・ヴァイオリンの最小インスト演芸バンドfrom赤犬、ひとしきり会場を沸かせて演奏を終了しようというところでPAの音が途切れた。すでにセッティングが終わったステージ上の勝手に観光協会を紹介するけれど、…なんと停電! 急遽生音で会場内を走りまわり場をつなぐ。さすがもともとNoマイクNoプラグNoアンプの3ないをモットーにするアンプラグドユニット。ただし出力が小さいので「悲喜交々」などのネタは音が聞こえないところでは伝わりにくかったかもしれないけど。

・急遽順番を変更して、本当はトリをつとめる予定だった曽我部恵一がアコギ1本で登場、「恋におちたら」「キラキラ!」とキラーチューン連続、会場中に生声を響かせる。観客も逆に盛り上がって、「テレフォン・ラブ」、「青春狂走曲」と大合唱。曽我部さん、ぱっと見あいかわらずむさ苦しいけど男前やわ。間違いなくこの日のハイライトだった。
(曲目)1.恋におちたら、2.キラキラ、3.なにもかもがうまくいかない日の歌、4.テレフォン・ラブ、5.青春狂走曲

・予備電源でとりあえずPAの一部が復旧、みうらじゅん&安斎肇の勝手に観光協会あらためて登場。埼玉、北海道、山形、新潟、京都と勝手に作ったPRソングを次々と披露する。埼玉はなぜかディランの「天国の扉」からのメドレーでちょっぴりバンドの「ウェイト」風だったり、みうらじゅんのソングライティングが光る。コンガを叩くいまひとつ何をやってるのか良くわからない安斎肇の存在感もいいけれど、ウクレレえいじが音楽的なグレードをぐっと上げる好サポート。巻きがはいってラスト徳島、みうらじゅんは「原発反対」と言い捨てて退場。

・リコーダーを中心にした4人組インストバンド栗コーダーカルテット。このまま復旧しなければ日没までに収めなければならないので引き続き節電モードの巻き気味進行。おなじみピタゴラスイッチのテーマではじまり、プリティなアンサンブルを聞かせる。映画「山形スクリーム」のサントラの曲に続けて演奏された「鉄腕アトム」のテーマには虚を付かれた。

ビューティフルハミングバードが始まってすぐに、電源完全復活!! ちょっと金延幸子さんを思わせるハイトーンのボーカルに会場はピースフルな幸福感に包まれ…といいたいところだけど、我々が座っていた近くでは、酔っぱらいのおっちゃんがとなりのシートのおっさんに絡んで逆に返り討ちにされるという、ちょっとした流血の事態があって、なかなかスリリングでありました。みなさん日ごろ厭なことがある方も多いとは思いますが、飲みすぎには注意しましょう。

ははの気まぐれによるポップなロックンロール。 終盤ではトランペットのファンファン(ドクロズ、三日月スープ、くるり)がゲストに登場。ファンファンさんってどのバンドで登場しても「ファンファーン」って声がかかるのねw

・そしてごっつクールなイントロに導かれムッシュ登場、ここからはムッシュかまやつ×ははの気まぐれの演奏。「ゴロワーズを吸ったことがあるかい」、かっこよすぎる! で、「これはできるかな」「なんでもできちゃうんだから凄いよこのバンド(=ははきま)」などと言いながら怒涛のスパイダーズナンバーの数々。いやあ「恋のドクター」とか「エレクトリックおばあちゃん」とか、ぶっ飛びすぎ。「注射ビュッビュッ!」って、なんちゅうコーラスや。そして日本のサイケクラシック「なればいい」。 停電の間消えていた分を取り戻すかのように野音の出音警告のサインがレッドゾーン振り切れっぱなしww 「奴らの足音のバラード」はおととしレインボーに出たときも演奏していたのだけど、この日のこの夕暮れの時間帯の演奏の方がはるかにグッと来た。
(曲目)1.ゴロワーズを吸ったことがあるかい、2.ヘイボーイ、3.恋のドクター、4.エレクトリックおばあちゃん、5.ノーノーボーイ、6.あのとき君は若かった、7.なればいい、8.奴らの足音のバラード、9.バンバンバン

そしてフィナーレ、ここまで基本ずーっと芝生でゴロゴロしていたんですが、再度の曽我部っち登場に敬意を表して前のほうに移動します。

・ふたたび曽我部恵一登場、今度はプラグドで「Lovesick」。そして出演者全員を呼び込んで再度「青春狂走曲」。ステージ上はいろんな楽器を持ったり持ってなかったり人がいっぱい、ステージ前もおっさんから赤ちゃんまで人がいっぱい、みんながわめいてる「そっちはどうだいうまくやってるか、こっちはそうねどうにもならんよ、今のとこまあそんな感じなんだ~」。いままでのレインボーヒルの中でもたぶん一番ドラマチックで奇跡的なエンディング。
フィナーレ

スタッフの方は胃が痛かったとおもうけれど、停電というアクシデントが起きてからのみにまむす~曽我部恵一の展開が素晴しかった。たぶんレインボーヒルだからこそうまく切り抜けられたじゃないかと思う。たぶん春一番でもうまくいったかも。スプリングフィールドにはムリだろうな(ただの印象)。
とはいえこれだけの規模の夜にかかるフェスではやはり電力供給が必須で、夕方電源復活したときにはホッとした。節電モードから完全復旧後のムッシュとフィナーレの曽我部恵一のステージがすごくよくて、ああ、オレはアンプリファイドされたでかい音が必要なんだって再確認。なんだか電力会社の思う壺みたいでムカつくが。

今年はマーサのカレー食べられへんかった。
来年は必ず。
スポンサーサイト

テーマ:LIVE、イベント - ジャンル:音楽

【2011/09/30 09:24】 | ライヴ | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
<<ヨバレヤ/ピッコロ/アジ研 | ホーム | いつだって大変な時代/レインボーヒル>>
コメント
コメントの投稿












管理者にだけ表示を許可する

トラックバック
トラックバックURL
http://outofmind.blog47.fc2.com/tb.php/1074-24436b6a
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
| ホーム |