IDOL ROCKS!~BOUQUET 1st Anniversary SPECIAL in BIGCAT(3/30、心斎橋BIGCAT)
ロック的なテイストを持ったアイドルを集めて行われるイベントシリーズ「IDOL ROCKS!」の1周年スペシャル版、登場したアイドルたちは以下のとおり。
柚餅子みこ(O.A.)、大阪☆春夏秋冬MAPLEZPassCodeBELLRING少女ハートBiSH
なんだか去年の6月のvol.2の面子とほとんど同じという気もするけど、SUNHALLと違って天井が高く広いBIGCATでこのアクトを見られるのはありがたい。

会場についたら、広々とした場内中盤で、でんぱ組.incヴァージョンのBiSの「IDOL」で10人くらいが盛大にヲタ芸打ちまくっていて笑ってしまった。オープニングアクトの柚餅子みこのステージ、ふだんこういう現場に行かないからむっちゃおもろい。秋葉原のカレー屋さんの店員さんとのことで、ディアステージ的なアキバのノリなのかな。最後はブルーハーツの「TRAIN-TRAIN」のカヴァー、イントロに入るMIXがハマりすぎだし、終盤の「栄光に向けて走る~」のケチャにはかなりグッと来る。最後の「TRAIN-TRAIN走っていく」のヲタのサークルの真ん中に柚餅子さんが飛び込んで終わり。カリガリカレー、東京出張の際には行ってみなければ。

ひとことでロック的なテイストを持ったといってもそれぞれグループによってそのテイストは全く違う。大阪☆春夏秋冬はオールドウェイヴなハードロックのテイストだ。なんせオープニングが「We Will Rock You」(QUEEN)から「Kill The King」(RAINBOW)やし。こんなコンセプトを可能にするのはなんといってもリードシンガーまいなさんのアイドル離れしたヴォーカリストとしての力量だ。オリジナル曲にはいまどきの音作りを意識したものもあるけれど、この巻き舌のロックヴォーカル然とした(言ってしまえばベタベタな)歌に、他のメンバーたちのバッキングヴォーカルやダンスの過剰なまでのパフォーマンスが合わさって、しゅかしゅんらしいいなたいグルーヴに染められる。もしこれがロックバンドだったら古臭くて聞く気にならなかったかもしれない、アイドルがやるからおもしろいんだと思う。ホーンセクションをフィーチャーした賑々しいブラスロックなんかどうだろうか、昔TOPSがやっていたChaseの「黒い炎」のカヴァーとかいいと思うぞ。

PassCodeはもう何回か見ているけれど、今回いままでで一番前方でパフォーマンスをじっくり見ることができた。ちょうどお立ち台の前だったので、たとえば中盤の「KISSの花束」で一番小柄なちゆなさんがアイドル然としてニコニコと歌っているところから終盤パートで一転デスヴォイスで咆哮しまくる様を目の前で見られて、大層眼福であった。続くピアノをフィーチャーした曲(曲名不詳)とか終盤の「ORANGE」とか、エクストリームなサウンドの中に挟み込まれるメロディアスな曲が良くって、今回は、酔っぱらった人が飛びまくるめんどくさい現場というイメージ以上の、アイドルらしいキュートな魅力を堪能させていただいた。

暗いステージに静かにBELLRING少女ハートのメンバーが登場する。派手ななギターのイントロに合わせて激しくストロボライトが点滅し「rainy dance」が始まる。序盤いまひとつ観客をつかみ切れていない印象を持ったのは、こっちがスピーカーのまん前で爆音すぎて音をつかめなかったせいかもしれない。3曲目「low tide」のいつもの胸震わせるパフォーマンスからそんな違和感もなくなり、みずほと甘楽のアカペラに導かれて始まった「憂鬱のグローリア」ではもうすっかり声を合わせて「GLORIA!」と叫んでいたりする。ここでアシッドなトラックにみずほのファニーなラップをフィーチャーした怪曲「ライスとチューニング」という変化球が投げ込まれる。続く「チャッピー」へとみずほ推しにとってはたまらない流れ、「チャッピー」のみずほの早口の歌唱はアルバムよりはるかに力がこもっていて、胸に迫る。作詞作曲の後藤まりこさんは最近のベルハーの「チャッピー」のパフォーマンスを目にしているのだろうか。もしご覧になっていないならぜひ見てほしいと思う。きっと後藤さんご自身にもフィードバックされるものがあるのじゃないかと思うのだけど。
さらに歌いだしの音程のムチャなあがり方が切なくもドラマチックな「ホーネット'98」とサードアルバムの最強の曲が続く。
おなじみのギターリフから「c.a.n.d.y.」が始まると、あとはもう無敵のベルハーの世界だ。広々としたBIGCATフロアを、「c.a.n.d.y.」で左右にシャッフルし、「The Edge of~」で上下に揺らし、最後に「asthma」で大きくぐるっとかき回してすっかり笑顔に満ちた混沌のるつぼと化してしまった。
2/1にもえちこと宇佐美萌が脱退して5人になって初めての大阪でのライヴだったわけだけど、すでに5人での態勢はすっかり出来上がっているように感じられる。「エッジ」でも「asthma」でもメッセージを述べるみずほさんに、残された最古参メンバーとしてベルハーを引っ張るのは自分だという強力な意思を感じて頼もしく感じた。
サードアルバム曲ばかりの前日と変わって、この日はファーストからサードまで満遍なく沸き曲を固めた対バンライヴ向けの必勝セットリストだった。ベルハーで力を使い果たしてしまい、今回も、BiSHを見る元気は残っていなかった。タワーレコードNU茶屋街店の里咲りさインストアにも行きたかったので、WACK渡辺社長のリフト禁止のアナウンスに続いて、「Nerve」で客席が沸いているのを横目に退散させていただきました。いや、他意はないです。たぶん。
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【2016/03/31 14:52】 | ライヴ | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
BELLRING少女ハートミニライブ&特典会(3/29、タワーレコードNU茶屋町店)
ベルハーことBELLRING少女ハートの2か月ぶりの大阪は、1月に発売されたサードアルバム「BEYOND」のいまさらのリリースイベントです。この日のイベントはミニライブとアルバム購入特典の「びよ~ん会」、そしてチェキ会という流れでした。
ちなみに「びよ~ん会」というのはアルバム「BEYOND」のタイトルにちなみ、ファンの口にくわえさせたゴムをメンバーがびよ~んと引っ張ってチェキを撮り…要は「ゴムパッチン」ですな。田中Dいわく「大阪の人のための企画です」。

前回1月のライヴでも最初に披露されたドイツ語のチャントでぶち上げるエレクトロなイントロ「ヴァント!」に始まり、前作の「get rid of the chopper」あたりに連なるハードロック曲「Mr.メルシー」、minus(-)の藤井麻輝のプロデュースによるダンスチューン「The Victim」、そしてアルバムタイトル曲の奇っ怪なポップ曲「BEYOND」と関西初演のアルバム曲を立て続けに披露します。
ライヴハウスのライヴだと、爆音のオケに埋もれまたパフォーマンスに目を奪われてつい忘れてしまいがちなのですが、こうやってインストアでベルハーのライヴに接すると、やっぱりベルハーの魅力のかなりの部分は彼女たちの歌にあるなあと再認識させられます。
あーやん・れーれのふにゃっとした柔らかい声。カイちゃんのパキッとした歌声は今のベルハーの歌の背骨になってます。甘楽のアクの強い歌い方は正直苦手なのですが、ここぞという時の破壊力があります。そしてなんといってもちょっと鼻にかかったような特別な声のみずほの全力の歌唱こそベルハーの看板だと思います。ライヴだとアルバムで聞く上にまっすぐに力強く届きます。
この5人がざらついたユニゾンで歌う「BEYOND」は最高に勢いがあり、爽快です。対照的に「チャッピー」はそれぞれの聞かせどころが絶妙なアンサンブルをなしており、キュートで激しい振り付けも相まって現時点での彼女たちの一つの到達点だと思います。
5人のふんわりとした歌唱が楽しめる「いんざれいん、いんざだあく」では、みずほが「宇田川交番がんばれー」を「曽根崎警察がんばれー」と歌って観客を沸かせます。そしてキャッチ―な「ホーネット」「グロリア」で盛り上げ、クールでこの上なく美しい「ドライブミュージック」からでラスト「Asthma」へ。いつものようにフロアもぐちゃぐちゃにかき回され、笑顔に包まれます。ベルハーのいつものインストア同様、通常営業の10曲40分の「ミニ」ライヴでした。
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「びよ~ん会」の後のチェキ会でみずほさんに「新アルバムで特に好きな曲は?」って尋ねたら、「「チャッピー」かな…あと「ドライブミュージック」も」って返事。後者はちょっと意外な感じがして軽い気持ちで、「でもあの曲すごく難しくない?」って訊いたら、真顔で「どの曲も全部難しいから」って答えられて、すごく申し訳ない気持ちになりました。
みずほさんはいつでも全力の人なんだ。そんなのわかってたはずなのに!
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【2016/03/30 11:10】 | ライヴ | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
「童謡わざうた」レコ発番外編-ふるまい酒LIVE-(3/13、難波BEARS)
昨年12月にシャングリラで山本精一の「童謡(わざうた)」レコ発ライヴがあったのだけど、この時は仕事で間に合わず、駆け付けた時はアンコールのラストの「ソングライン」で非常に悔しい思いをしたのだった。だからレコ発番外編と銘打ってベアーズでやる、それも須原さんとデュオとなればこれは行かないわけに行きません。

場内には山本さんから振る舞い酒がいっぱい用意されています。
「風の森」という純米酒がフルーティで美味しい。調子に乗ってぱかぱかいただいているとすっかり酔いが回ってしまって…。
振る舞い酒

まずは、猿股茸美津子。小柄な女性(vo.g)、長身の女性(g)、長髪の男性(b)のドラムレスのサイケトリオ、以前観た記憶ではもっとおどろおどろしい印象があったのだけど、あれって思うほどそんな感じではなく、ギターの音色は軽くリヴァーブがかかったクリアなきれいな音を出していて、寄り添うベースラインともに心地よいサウンドに仕上がっている。声を張り上げず丁寧に歌を聞かせてくれて、なんなら爽やかですらある。ところが聞いてると歌の端々に不穏なものが覗いていて、じわじわと甘美な毒がまわって麻痺していくような感覚が…というか実際は開演前にいただいた日本酒が良く回ってきて、すっかり眠りこけてしまっていた…すみません。意識が戻ったときにはもう最後の曲で、いつの間にか激しいうねりを帯びて猛り狂う音の渦に取り囲まれていて茫然とする。

そしてこの日の主役山本精一&The Bears(スハラK-ZOO)、ようするにおなじみの山本・須原デュオ。
まずは山本さんが黒ストラト抱えて登場し、以前Psychedelic Jet setsでカヴァーしたこともある北原ミレイの「ざんげの値打ちもない」の弾き語りから。そしてお馴染み「春を待つ少女」「私に人生といえるものがあるなら」と高石友也を2曲続けて、さらに堺正章「さらば恋人」と渋いところを、渋く歌っては轟音ギターソロを添える、と言う調子で披露する。山本さんの「さらば恋人」は初めて聞いたな。そしてまるで昔のフォークソングを続けてカヴァーするかの調子で、スリーフィンガーで「まっすぐにみちをはずすわたしには」をサラっと。
ここで須原敬三(b)登場。山本さんのゆるりと爪弾きだされた艶やかなギターフレーズに、つかずはなれずベースラインが後を追い出した瞬間に会場の空気が一変する。デッドの「ダークスター」みたいなジャムの中からゆったり歌われる「Mothlight」。この日はどの曲も全般的にテンポを落として演奏されていたように思うのだけど、それで演奏が弛緩せずに適度な緊張感を保ったままどんどん深いところに降りていくような感覚にとらわれるのがこのデュオのすごいところ。この2人にtaiquiさんのドラムを加えた先回がアグレッシブな演奏だっただけに、今回は特に対照的に感じたのかもしれないのだけれど、たとえば前回はパンキッシュに演奏された「EVER GRAY」などは別の曲のように内省的な印象を覚えた。
「めざめのバラッド」や「12色のバラッド」を思わせるブルージーな新曲が披露されたり、羅針盤「ますら」や「ゴミ箱の中」のような聞かせる曲をしっとり聞かせてくれるパートもあったり、聞きどころたっぷりの1時間半のステージは終盤「童謡(わざうた)」の曲で締めくくられる。
アルバムよりいっそう朦朧として幽霊度が増した「ゆうれい」に続いて最後に演奏されたタイトル曲「童謡(わざうた)」がまた凄まじかった。この日は基本着座だったのだけど、須原さんのグル―ヴィなベースラインにこらえきれず立ち上がって身体を揺らしながら、激しくぶち込まれるギターソロを全身で浴びていた。

アンコールの求めに応じて登場した山本さんがMCも入れずにガシャガシャとギターかき鳴らしながら歌ったのは野坂昭如「マリリン・モンロー・ノーリターン」、歌いっぷりがバンカラで痺れる! 爆裂するギターも、ゴリゴリと硬くぶつかる須原さんのベースもカッコよすぎて昇天した。
べー
ベアーズ=スハラさんという理解でおk?
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【2016/03/14 00:22】 | ライヴ | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
サイケ奉行ワンマンショー~平日にワンマンて無謀やろか(3/7、難波BEARS)
サイケ奉行ワンマン

(工事中)

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【2016/03/08 14:56】 | ライヴ | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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