豊田道倫 20周年記念アルバム『SHINE ALL AROUND』発売記念 CDデビュー20周年記念コンサート(2/28、難波BEARS)
・仕事終わって大阪に戻ってベアーズに駆け込んだらmtvBANDの轟音をバックにMTが「あーわからないわからんわからんわからない」とがなりたてているところだった。

・ゲストの半野田拓がノイジーなサウンドトリートメントを丁寧に施す。「あいつのキス」さらに「サマーソフト」「UFOキャッチャー」とひっそりと紡がれる歌にそこはかとなくサイケなサウンドスケープが広がり胸熱。

・重厚な「そのに座ろうか」からヘヴィな歌ものが続く。「帰省」の「自分の息子の頭を撫で私は私の刀を研ぐだけ」という歌詞がドキドキする。

・「I LIKE YOU」でまたバンドが弾け出す。うねるベースと跳ねるドラミングの作り出すグル―ヴィなビート中でまたMTが「ワカラナイワカラナイ俺にはワカラナイ」と歌っている。
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・ラストは「Tokyo-Osaka-San Francisco」。中間部の「何も考えない、それはあかん」というシャウトはあべのぼるへの返歌だろうか。それにしてもリフレインに戻る時のバンドの瞬発力ときたら。

・アンコールに応えてMTが一人ステージに現れ、MCを交えながら「散歩道」ほか4曲の弾き語り。MCは川本真琴について大森靖子について月亭可朝について、絶好調。

・ふたたびバンドと共に高らかに歌う「Heavenly Drive」から超高速の「うなぎデート」、そして「この夜」。スカミーな原曲が久下さんの叩きつけるようなドラミングを中心にジャンクでハードなロックンロールに変貌している。MTはまた「何もわからなかったけどこの夜大人になった」なんて歌ってる。演奏はノイジーにバーストして終わる。mtvBANDカッコよすぎる、今んところ最強のロックンロールバンド。

・ステージにMT一人残りアカペラで「ありふれたジャンパー」。心底震えた。MTがここまで聴かせるシンガーだとは思っていなかった。不明を恥じる。

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【2016/02/29 08:30】 | ライヴ | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
でんぱ組.inc GOGO DEMPA TOUR 2016 ~まだまだ夢で終わらんよっ~ (2/24、ZEPP NAMBA)
でんぱ組.incの春のツアー、去年の春と同じオリックスホールの公演もあったのですが、日程的にちょっと難しかったのと、ちょうどよい日程でオールスタンディングのライヴハウス公演もZEPPで行われるということだったので、こちらを選んで家人と共に参加してきました。
2つ目の柵のゾーンの後ろの方で、列で言えば10列目とかそんな感じでしょうか。上手はじっこの方なのでそんなに圧縮も激しくなく、わりとゆったり楽しむことができました。

オープニングの「まんが日本昔話」風アニメーションに続いていきなり1曲目「バイバイさよーならー」の「サクラあっぱれ―しょん」だったのはちょっと意外さらに「とんちんかんちん一休さん」で意表をついたのち、「ちゅるりちゅるりら」「NEO JAPONISM」の定番アゲ曲で盛り上げます。この日はバッキングを「でんでんバンド」が勤めるバンドセットだったのですが、高速曲が多いでんぱ組なのに、ほぼ完ぺきなバッキングぶり。
このあとも「WWD」から「Dear☆Stageへ~」「ブランニューワールド」「あした地球が~」としっとり聞かせる曲を続けたかと思うと「でんぱーりーナイト」で沸かせたりと緩急つけた曲順がよく考えられてます。個人的には「冬へと走り出すお!」やってくれたのが嬉しかったな。
さて、「破! to the Future」から始まった終盤のクライマックスは「FUTURE DIVER」からの「イロドリセカイ」での最上もが生誕企画の紫キンプレ一斉点灯。歌いだしから途中までの会場中のキンプレ消灯ですでにもがたん察してうるうる来ていたようで、まあ、それはそれで大成功。
「でんぱれーどJAPAN」のエンディング、「バリ3共和国」「でんでんぱっしょん」から、配信が始まったばかりの新曲「ファンファーレは僕らのために」のアンコールの盛り上がりについてはいわずもがなですね。
もが誕

オールスタンディングのでんぱ組のライヴはなかなか楽しくて良かったと思います。個人的には昨年の春のツアーのオリックスホールの時より楽しかったです。人が詰まってるからヲタ芸があまり見られないのはしょうがないですよね。それより気になったのはペンライトで、確かに綺麗なんだけどみんなずっとつけっぱなしで頭の上で降ってるもんだから、視界が悪くてしょうがない。すくなくともオルスタの会場に関してはここぞという時だけの点灯にしても良いのではないかと思うんですけど。

この日一番おかしかったのは未鈴ちゃんのアンコール登場時のあいさつ。
ニューアルバムの紹介のMCでさらっと「5人になって5年目の…」。
おいおい、ひとりたりないだろw、観客一斉に「えーっw」。ねむ「ちょっと卒業フラグ立てないでよー」。
最近とみに未鈴ちゃんがかわいく見えて仕方ないこの頃です。
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【2016/02/25 21:01】 | ライヴ | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
奇島残月企画「わたくしロックランドウェスト」(2/21、難波BEARS)
昨年暮れに水橋春夫グループを招いて東京で行われたという奇島残月(ヰタ・セクスアリス)による企画イベントの関西版2days、前日の京都のゲストが非常階段のJOJO広重で、大阪はゲスト山本精一で会場はBEARSという最強のおもてなしの布陣、これは行かないわけにいかない。
奇島残月企画

まずはホストのヰタ・セクスアリス。前見たのがアルバム「Vita」の出た時分で、しばらく見ないうちにセットががらっと変わっていて半分以上が新曲になっていた(もしかしたら僕の知らない初期曲だったのかも)。1曲目2曲目と初めて聞いた曲だったのだけど、ドラムの刻むジャストなビートの上を走り回るベースラインとオルガンの音やファズギターの醸し出す万華鏡のようなポップな世界とグルーヴ感は相変わらず。「遅れてきた男」はピンク・フロイドの「星空のドライヴ」を思わせる中間部のフリーキーなパートもかっこいい。「ドライフラワーの様に」から終盤また新曲(?)へ、「僕らのフリークビート」ってフレーズがまるでヰタセクのキャッチフレーズのような曲、そしてラストはファズの効いたGS風味の「ヘイヘイミスター」って曲。ベースラインの猛烈なスピード感にシビれた。
ヰタ・セクスアリス

山本精一+須原敬三+taiquiって、つまりはいつもはキーボードに西滝太さんを加えてPsychedelic Jet setsとして活動しているメンバーで、昨年12月のひさびさのPsychedelic Jet setsのライヴを見られなかったのでちょっと得した感じ。
「今日はいつものようにジャックス曲に逃げることができないので…逆にすごいポップスばかりやります」というMCのとおり、「ラプソディア」から山本精一&Phewのアルバムに収められていた「そら」と、ファンキーでポップな曲を、ヘヴィなディストーションのかかった山本さんのギターと良く弾むスハラさんのベース、重量感がありながら絶妙なハイハットワークでファンキーなビートを刻むtaiquiさんのドラムでハードにポップに演奏するオープニング。「ラプソディア」でファンキーなギターのソロにスハラさんのベースが涼しい顔でユニゾンするあたりで仰天する。
さらにもう1曲、山本精一&Phewのアルバムから「とぶ人」を静かに聞かせておいて、ジャンクでヘヴィなブルースロック調の「めざめのバラッド」に突入する。エンディングで盛大に炸裂するノイジーなギターソロに笑いが止まらない。続く「EVER GRAY」もハードロック風味の性急なビートに煽られるかのように、いつになく山本さんがシャウトしている。そして最後はNOVOTONOの名曲「夢の半周」でふたたび美しく締めくくる。
山本さんとしてはちょっと珍しい、割とストレートにロッキンな歌ものセットだった。

そしてこの日の主役、元ジャックスの水橋春夫(g・vo)と谷野ひとし(b)をフィーチャーした水橋春夫グループの登場。バッキングは奇島残月(g)・須原敬三(g)・アヤ田嶋(keyb・vo)・Emmy Kunocovic(ds)というヰタ・セクスアリスの面々。ヰタセクは2002年には早川義夫のバッキングも務めてるから、さすがにジャックスナンバーの演奏は手堅い。オープニングのジャックスの名曲「マリアンヌ」なぞは、ヴォーカルを取る水橋さんがライヴ慣れされてきたおかげか、フジロックの時よりもずっと良かったと思う。
昨年リリースされたアルバムから2曲、そして5月に出るというニューアルバムの曲を2曲、そしてさらにファーストアルバムから2曲。水橋さん、特に後半の歌の出来がどうもお気に召さないようで、いちいち「ヒドかったね」「最悪でした」とかいうの、フジのときと相変わらずです。いや水橋さんの歌、頼り無げなところも含めてすごくいいから、そのまま知らんぷりして歌っちゃえばいいのに(笑)。
そしてニューアルバム曲、GSの名曲のフレーズを散りばめた楽しい「GSアイラブユー」も、あやさんとのデュエットで披露されたヘヴィな「深夜特急」もすごくいい。アンコール2曲目に再度披露された「深夜特急」は特に良かった。
リードギターは奇島さん、サイドギターはスハラさんが弾いているので、水橋さんは基本歌に専念なのだが、ときおり弾きまくるソロがぐしゃぐしゃでぶっ飛んでいてカッコいい。それに対して谷野さんはジャックスでお馴染みのあのベースラインを、腰かけて飄々とした風情で弾いていて、バンドのサウンドの背骨をなしている。クールだ。
「18歳の時に作った歌です」というMCに続けて「時計をとめて」が歌われる。18歳の頃から変わらない水橋さんの少し揺れる優しい歌声にドキドキする。そして山本精一さんも加えての「いい娘だね」。ワンコーラスずつ水橋さん→山本さん→奇島さんと歌い継ぎ、さらに3人のギターソロが猛り狂いまくる。水橋さん曰わく「変態ぽい「いい娘だね」だったね」(笑)。
そして最後は水橋さんをバンドに誘った故・木田高介さんに捧げる「どこへ」。ジャックスの曲、誰がどの曲を歌っているとかあまり意識していなかったのだけど、レコードのこの曲の歌声はまぎれもなくこの声で、ああ、水橋さんが歌っていたんだといまさらの感慨。
水橋グループ
水橋さんも谷野さんもすごく楽しんでられて「また来ます」なんておっしゃっていたので、ぜひ新しいアルバムが出たらまたベアーズに来てほしい。
水橋さんの今の歌をこのバンドでもっと聞きたい。そして「からっぽの世界」の雪辱もぜひ。

あーそういえばスハラさんは3ステージとも出演、お疲れさまでした。でもベアーズの僕の行くイベントでは、わりと普通にそういうことがままあるような気がw ステージごとに衣装を変えるのが密かにオシャレです。
ヰタセクは自分たちがバンドを始める契機となったような伝説的なバンドの、現存するオリジナルメンバー全員のバッキングで共演するっていうのは本当に快挙ですよね。
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【2016/02/22 01:59】 | ライヴ | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
Phew "ニューワールド" Release Tour (2/6、東心斎橋CONPASS)
ギター、ドラム、ベース、サックスの4人組goat。ハイハットを細かく刻むカウントからはじまり、全パートがすべてリズム楽器と化してユニゾンでひたすら細かいフレーズを刻み続ける。サックスでさえベルにコーラのペットボトル突っ込まれて「カッ」とかいう短い音を断続的に放つリズム楽器と化している。ひたすら同じフレーズが何小節か続けられると、不意にキメのフレーズが挟み込まれたりブレイクが入ったり、さらに反復されるうちにフレーズやリズムパターン自体も微妙に変化して、しなやかなうねりを醸し出している。これは圧倒的にかっこいい。いつの間にか身体を動かしているのだけど、演奏する側はずーっと小節数カウントしてるんだろうか、考えるだに恐ろしい。
goat
ひたすらストイックにビートが刻まれる中で、最後の曲の後半でギターがぎゃんぎゃん鳴り響き出し、いきなりサックスがジャイアンリサイタルのように咆哮した瞬間のカタルシス。あのスモークのタイミングはGJ!

そして両脇を巨大な木製の函体に囲まれ、前面のテーブルには膨大な量のイフェクターやミキサー風の機材をずらりと並べたPhewの電子音楽セット。
プ・プっていう発信音に伴って深いリヴァーブのかかった声で歌いだされたのはどうやらアルバム1曲目の「New World」なんだけど、リズムパターンが全然変わっているので、まったく別の曲のような印象。この後切れ目なしにアルバムの曲順どおりに全曲を演奏したようなのだけど、すぐに判別できたのはジョニー・サンダースの「Chinese Rock」のカヴァーくらいだった。そりゃあアルバムをヘッドホンで聞くのとコンパスのPAの前で全身で受け止めるのとですでに全く違っていて当たり前なのだが、アルバムを聞いて抱いていたミニマルによく構築された印象とは180度異なる、エディットされ切っていない、でもPhewさんがリアルタイムで選び取った音のつぶてを次々に放出していくような、ダイナミックな魅力に満ちたステージだった。アルバム中随一の沸き曲(?)「Spark」のワイルドさには思わず声を上げてしまったよ。
Phew
その分、アルバムでは綿密に重ねられていた、さまざまな歌声の魅力は少し後退していたかもしれない。
最後にヘッドセットをはずしボーカルマイクを手に丁寧に歌われた「浜辺の歌」の深い歌声には震えた。

Phewの機材、反対側から。アナログシンセ、なのかな。こっち側の函体はリズムボックスっぽい。
Phewの機材
終演後は大撮影大会になっていたww

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【2016/02/07 00:23】 | ライヴ | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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