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UT/リラの花言葉/撤退宣言
3/22(木)
iPod用のイヤホンが最近断線気味だったので、梅田のヨドバシであれこれ聞き比べて新しいものを購入する。
オーディオテクニカの、前回使っていたのよりひとつだけ上の機種。

家人から30分だけ時間をいただき、NU茶屋町のタワーレコードに。現代音楽・ニュー・ミュージックのコーナーが強かった印象があったので、TLで見かけて気になっていたテリー・ライリーの新作がないかと思ったのだけど、売場がワンフロアに縮小されていてなんだかよくわからん。
さらにイルリメ鴨田さんの本を買おうとスタンダードブックストアに行くが見付けられず。「てんてんこまちが瞬かん速」、タワレコにあったんで買っとけばよかったんだけど、心斎橋の店でサイン会していたりしたのでもしかしたらサイン本が回ってるかもとか思ってわざわざこっちに来たのが裏目に出た。配置換えしてからの棚の構成にどうにもなじめない。
お目当てが決まっていたから大丈夫だと思ったのだけど、レコ屋と本屋あわせて制限時間30分はやはりムリがある。

腹を空かせた中学生の食欲を満たしに江坂の回転寿司。
例によって食べ過ぎた。

江坂のUNIQLOでデイヴィッド・リンチTシャツが1枚990円のバーゲンだったので「ロスト・ハイウェイ」と「マルホランド・ドライブ」を購入。比較的しゅっとしてるのを選んだつもりだけど、もうちょっと洒落たデザインにならんもんかねえ。
去年出ていたジャームッシュもヒドかったな。いまさら「ストパラ」「ダウン・バイ・ロー」じゃねえだろうというのはおいとくとしても、往時のジャームッシュの持っていたスカした感じを見事にはずしていて、たぶんそういうクールを狙ったものではないのだろうな、と。ちょっと前はわりと重宝していたんだけどなーUT。

タワーにKYON2のデビュー30周年記念ベスト盤が出ていた。
30人が1曲ずつ選んだ30曲という趣向で、デビュー曲「私の16歳」から、最近の曲まで全キャリアかたよりなく選曲されてる。でも「迷宮のアンドローラ」を誰も選ばなかったようで残念。
家に帰って小泉今日子の「私の16才」を口ずさんでいたはずが、いつの間にか柏原芳恵の「ハロー・グッバイ」になっている。どっちもクサい曲で、当時はあまり好きじゃなかったのだけど、往々にしてそういう曲の方が記憶に残ってんのね。
しかしそれにしても「花言葉も判らないおばかさん」を「今日も赤いリラの花髪に挿して待」ってたりって、いつの時代だww

ちなみにリラ(ライラック)の花言葉は「初恋」です。しらねえよww

3/23(金)
菊地成孔さんが「ミュージック・マガジン」の特集に怒っている。
ミュージシャンの立場としてはいろいろ思うところもあるのだろうな、と思うが、ファンでもない一リスナー/読者としてはそんなもんかな、と言う感じ。今回の特集にはかんでないけどレビューで目の敵にして菊地さんを貶している松尾史朗さんに対するよりも、あたり障りなさげなヌルい文章を買いた真保みゆきさんの方が理不尽とも思える罵倒を浴びているのがおもしろい。
「ミュージックマガジンから撤退します」

菊地成孔さんについてどうもいい感情を持っていないのは、羅針盤のドラマーのチャイナさんがDMBQのアメリカツアー中に事故で亡くなったときに彼がブログに書いた追悼文らしきもののおかげだ。
DCPRGがかつて2001年にDMBQと一度だけ対バンした時の思い出を、例によって美文調で書いていたのだが、残念なことにそれはチャイナさんがDMBQに加わるずっと前のことだった。たぶん、単にそそっかしい人なんだろうなとは思うけど。たいして知らない人の追悼を無理してしなくてもいいのに。
今の菊地さんのサイトにこの時期の日記がアーカイヴされていないので、ソースはありません。
※追記
共演したのはDMBQではなく羅針盤だったとの指摘がありました。一貫して「DMBQのドラマー」というニュアンスで書かれていたことに違和感を感じた覚えがあったのですが、私の勘違いだったのかもしれません。羅針盤と共演があったのなら面識があったわけですから、菊地さんにたいしてはかなり失礼な物言いになります。今となっては元の記述の確認もできないことですので、そのまま受け取られることなく、あくまでも私が勝手に菊地さんにわだかまりを持っていたことの記録として読んでいただければと思います。


「大友良英のJAMJAMラジオ」、ゲストphewさんのトークに爆笑、ラスト「青年は荒野をめざす」でボリュームを上げる!

3/24(土)
twitterのTL上では、ナベツネさんのお蔭で清武氏の本を予約した人と、菊地成孔さんのお蔭でミュージックマガジン買った人がいっぱい。

なんだか風の吹き荒れた一日でした。春一番?

3/25(日)
眠い目をこすりながらスタバでコーヒー買って出勤。
今日も風が強い。

帰りに乗った特急が石切で停車。先の踏み切りで人身事故…ってこの間も同じところで事故があったなあ…。
それなりの時間停車したのち、ゆっくり現場を通り過ぎる間、ちょっともやもやとした気分をいだいたまま難波まで。
西大寺出て1時間20分が経過していた。
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テーマ:雑記 - ジャンル:日記

【2012/03/26 03:49】 | 日記 | トラックバック(0) | コメント(1) | page top↑
そっくりモグラのみみくりげ
3/17(土)
例によって閉店間際の難波のタワーレコードに寄って散財。
リー・ラナルドのソロ、マッチング・モウルの「そっくりモグラ」デラックスエディション、(((さらうんど)))。
ビトウィーン・ザ・タイムズ・アンド・ザ・タイズ そっくりモグラ<エクスパンデッド・エディション> (直輸入盤・帯・ライナー付き) (((さらうんど)))
そして家に帰るとわすれろ草「みみくりげ」が届いてた。
松井一平さんのドローイングが美しいしっかりした紙のWジャケ、パラフィン紙に裏返しに印刷されたライナー、なんという手のかかったパッケージング!
さらに予約特典のソノシート、目に鮮やかなグリーンにレーベルがゴールドでめっちゃプリティー!


3/18(日)

「そっくりモグラ」を聞きながら小雨そぼふる朝の緑地公園を歩いて出勤。
ソフト・マシーンやロバート・ワイアットのソロは多少は聴いてたけど、実はマッチング・モウルははじめて。「オー・キャロライン」、ワイアットの歌声が染みる。そして曲は切れ目なく続き、ソフト・マシーンみたいなジャズロック風盛り上がりを見せてくる。ビャーっていうオルガンの音が気持ちよい。

昨日タワーであわせて買った「ミュージック・マガジン」、あまり好きじゃない菊地成孔の特集はパラパラと見て、リー・ラナルドのインタビューを読む。ソニック・ユースの解散についてははっきり否定、「ただ、キムとサーストンの間に個人的に解決すべき問題があるので、ブレイクを取ってるってことさ」 まあそれが大変そうなんだけど。
リーはソロアルバムを携えてツアーにでるのだけど、夏はフジかサマソニに出たいとのこと。フジ来い。

そのフジのヘッドライナーのひとつであるストーン・ローゼズの特集を深夜MTVで見てみるが、20年前にはじめて聞いたときとかわらず、ぼんやりとしてさっぱり良さがわからないのだった。シラフじゃ効かない音楽なんじゃないかなあ。

3/19(月)
飛び石連休の間の1日、前日の振替で休みだけれど、目が覚めたら昼で、何もしないまま気がついたら夜になっている。
昼間は暖かいかなと思ったけど、午後からえらく冷え込んでくる。
早々に蒲団にはいる。おやすみなさい。

3/20(火)
よく晴れた祝日の朝、近鉄奈良線は結構混んでいる。みんな奈良観光という風にも見えないけど。

本日のRT、モーリー・ロバートソンさんのtweet。

「いや、すでに電気は足りていて実は何も変わらない!」と断言する人もいるけど、その人達をぼくは個人的に信用していない。心情的にそういう人達の言葉を受け入れないものがある。オールドスクールな左翼思想のアジェンダをひきずった詐欺をそこに感じるのだ。それは嘘だと思う。これが正直な気持ち。
https://twitter.com/#!/an6an/status/182138863580483584

「太陽光と風力と地熱とその他のみんなの今後の知恵、そしてがんばりで事足ります。だまされないで!」というスローガンは政治スローガンであり、現実的な提案ではない。気分がよくなるスローガンで、ぼくも本当はそれを信じて、お花畑の中へと逃げていきたい。でも他にもやり方があると思うんだ。
https://twitter.com/#!/gjmorley/statuses/182113126852988928


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【2012/03/21 08:24】 | 日記 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
パンドラの箱
3/13(火)
行きの電車の中でコートに大々的に缶コーヒーこぼしてしまい、べたべたした甘い匂いが漂っている。

ちょっと前にiTuneで買った山本精一a.k.a. Omoidehatoba2077「Universal Errors」を聴く。買ったきりすっかり聴くの忘れていた。曲はいいんだけど、配信はなんだかありがたみが薄い。

昨日買った大和西大寺の啓林堂でしりあがり寿「あの日からのマンガ」(ビームコミックス)吾妻ひでお「ぶらぶらひでお絵日記」(角川書店)をパラパラ。「あの日からのマンガ」、「地球防衛家のヒトビト」の被災地ルポはリアルタイムで読んでいてちょっとビックリした覚えがあるのだけど、このころコミックビームに掲載されていた一連の作品はさらに多義的でおもしろい。フクイチ版「パンドラの箱」とも言える「希望」(原題は上から大きく×印がつけられている)が切なくてかつ、恐ろしい。

3/14(水)
「キラ☆キラ」のポッドキャストで堀井憲一郎の「コラコラ」聴取。

地震に対して個人として自分は何もできないんだ。(「絆」だとかつながろうたかは言うけれど)自分が無力で何もできないんだっていうことをかみしめて、ひとりで黙って立ってろという言説が全く出てこない。(堀井憲一郎)


仕事終わって家に帰れる最後の快速急行に向けて走るが間に合わず。
最終の普通で難波まで戻り、王将で飯食ってネットカフェで「聖☆おにいさん」読んで夜明かし。

3/15(木)
auから無線LANルーターが届いた。
家で使う分には、確かに3Gよりかなり速いな。

3/16(金)
吉本隆明の訃報。
80年代初頭、角川文庫で「共同幻想論」や「言語にとって美とはなにか」といった代表作が文庫化されたときはかなり話題になったので、買って挑戦してみたのだけど、結局読めなかった。
twitterで流れるいろんなエピソードを見て、そういやあそんなことあったなあなんてニューアカの時代を思い出す。
小林信彦が「おニャン子クラブって知っています?」って尋ねたら、すらすらと主要なメンバーの会員番号と名前が出てきて腰を抜かした、とか、吉田豪が始めてスターリンを見たときにコンバースを履いた初老の老人がいて、オシャレな公安だなと思ったら、あとで宝島で吉本隆明だったとわかった、とか。
渋谷陽一は吉本隆明の影響を昔から公言していたけれど、さすがに「吉本隆明がいなければロッキング・オンも、ロッキング・オン・ジャパンも、ロック・イン・ジャパンもなかったと考えると、この巨大な思想家の存在がどんなものか感じてもらえるのではないだろか」という発言(吉本隆明さん、亡くなる-渋谷陽一の「社長はつらいよ」)はどうかと思う。故人の偉大さを矮小化してどうするw
ちなみに今Amazonで検索してわかったけど、上記2冊とも品切れって、角川さんダメじゃん。

中森明夫のtweetがいいと思った。

吉本隆明が「何をしたか」ではなくて「何をしなかったか」に着目してみるのもいいですよ。勲章をもらわなかった。大学の先生にならなかった。岩波書店から本を出さなかった。
Twitter / @a_i_jp


先週の続きでいきなり大野松雄さんの演奏する宇宙音の嵐で始まる、ほとんど放送事故のような「JAMJAMラジオ」を聴取。
急に降りだした激しい雨音を聞きながら就寝。

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【2012/03/17 00:22】 | 日記 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
I Care Because You Do / Here Comes The Sun
3/9(金)
昨日出勤前の緑地駅ビルの田村書店で棚を眺めていたら、なぜか西島大介「I Care Because You Do」(講談社)が2冊もあったので、これは、と購入。
庵野秀明とリチャード・D・ジェイムズ、YOSHIKIの3人の神をめぐる青春の物語。レビューを見ていたら同世代じゃなきゃわからないんじゃないか的な感想があったけど、大丈夫じゅうぶんわかるよ。こういうのは我々の世代が元祖だ。80年代に置き換えると、オウム真理教事件は宮崎勤の幼女連続誘拐殺害事件か、3人の神は誰だろう…。

深夜、KBS京都「大友良英のJAMJAMラジオ」、宇宙音のカオスの中次回に続くで終了。
ゲストの大野松雄さんは実に自由なじいさんだった。

3/10(土)
週末出勤、旧グ邸のイベントもムジカのふちふな/ettも激ウラヤマシス…。
大阪難波駅構内のブックランキングで町山智浩・柳下毅一郎「ベスト・オブ・映画欠席裁判」(文春文庫)購入。ガース柳下をC3PO、ウェイン町山をR2D2になぞらえた三留まゆみのカヴァーイラストがナイス。
ベスト・オブ・映画欠席裁判 (文春文庫)

3/11(日)
今日は天気がよさそう…と思ったら、帰りには冬に戻ったような寒さであった。
去年のこの日も仕事中で、契約社員の採用面接かなんかの途中に目の前がぐらぐらし、てっきり激しいめまいがしたのかと思ったら、ゆれているのは自分ではなく周りだったのだった。
120311MUJI1 120311MUJI2
MUJIのレトルト、レッドカレー。

録画していた坂本龍一の震災支援コンサートを見ていたのだけど、あまりのゲージツ的な空気に睡魔に襲われ、大友さんが終わったところで断念、消去して就寝。

3/12(月)
朝、寒い、寒いぞ。と外を見たら雪が舞っている。

出かける頃には雪は止んで、晴れ上がっていた。
風は冷たいけれど、明るい日射しが澄んだ空気にまっすぐ差し込んで気持ちがいい。根拠なく楽天的な気持ちになる。It's all right!って。
"Little darlin', the smile's returning to the faces. Little darlin', It seems like years since It's been here."
日の光に、音楽のかけらに、ふと根拠なく楽天的に「It's all right」って思える瞬間が、すべての人に訪れますように。

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【2012/03/14 03:47】 | 日記 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
Walking In The Rhythm
3/3(土)
前日の太陽33で、たいして酒飲んだわけでもないのに映画みながらだんだん頭が痛くなってきたんで最後ちょっと失礼して帰ったんだけど、目が覚めても治ってなかった。これはもしやと思ったら、案の定今日は鼻水が止まらない。花粉症の症状が最初に出るときはいつもそうだ。今年はなかなか来ないからこれは「治った!」と思ったんだけどなあ。

3/4(日)
千里中央のサイゼリヤでイタリアンディナーw
サイゼリヤ
帰宅後、ドミューンのみちろうさんのライヴ視聴。ピカさんとのセッションなど。
あふりらんぽの時からそうなんだけど、どうも苦手なんだ。なんなのだろう。
ドラマーとしてのパフォーマンスは素直にいいし、すごくチャーミングなんだけど。

3/5(月)
娘が友達に「けいおん!」のコミック借りてきていた。
困るなあ、読んでる暇がない…などとひとりごちながら「あの夏」見て寝る。

3/7(水)
近所のすき家で牛あいがけカレー(1辛)500円。
120307すき家

ちょっと前から読んでいた打海文三「覇者と覇者 歓喜、慙愧、紙吹雪」(角川文庫)読了。
作者の急逝により、決して完結することのなくなった「応化クロニクル」三部作の最終編。未完は残念だけど、逆に今でも主人公たちが自分の中で生き続けているようで、それはそれでこの小説に相応しいような気もする。内戦が泥沼化しアフガン化したいつかどこかの東日本を舞台なので、震災以降よく目にすることになったひたちや郡山、二本松といった地名も登場する。自分たちが住んでいるのと同じ名前のまちで生きるために戦う孤児部隊の少年たちや少女ギャングたちの溌剌とした姿に、胸を躍らせ勇気を得る同世代の少年少女がたくさんいればいいなと思う。

3/8(木)
フジロックオフィシャルツアーセンターからメール。
なんと苗場プリンスの宿泊の抽選に当たった。「そろそろ卒業」などと言ってられないねw

帰宅の地下鉄でまた乗り過ごした。
次の駅で降りて、ぼんやりと向かいのホームに電車が来るのを待っていたのだけど、どうやら終電が終わっていたことに10分くらいしてようやく気づいた。改札を出て、夜の道を歩き出す。
iPodのシャッフル選曲がFISHMANS「Walking In the Rhythm」、うぉきんざりずむ、うぉきんざりずむとくちづさみながら夜の道をほてほてと歩き、わが家が見えて来ましたよ。

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【2012/03/09 21:45】 | 日記 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
太陽大感謝☆プレ☆祭り~発発発~(3/2、福島 pinebrooklyn)(承前)
さて、酒を追加して気持ちよくなったところで映画(といってもDVDのプロジェクター上映だけど)「ミツバチの羽音と地球の回転」の上映です。

上映に先立って監督の鎌仲ひとみさんによるレクチャーがあったのだけど、これはごく控えめに言って、「主張を分かりやすい言葉で伝えることに主眼をおいたトーク」で、正直なところ、短い時間で裏づけを出さずにそんなことをぽんと言い放ってしまっていいのっていうような乱暴な物言いが多々あって感心しなかった。「福島の汚染された食物が日本中に流通している」とかさ。

映画はまず、山口県の上関原子力発電所建設に反対する祝島の人々の生活を追う。ただ、祝島の反原発運動の歴史をひとつひとつおさらいすることに作り手の興味はなく、農業や漁業といった自然の恵みを主軸においた彼らの生活をたんねんに追っていくところがポイント。このあたりはなかなか画面に力があるし、出てくる人たちにも魅力があっておもしろい。ところが映画自体は中盤から舞台がスウェーデンに移り、原子力依存に変わる社会のあり方としてかの国で実践されている「持続可能な」エネルギーシステムの紹介にうつっていく。描かれる循環型社会のモデルは興味深いけれど、正直なところちょっとこのあたりの飛躍は無理があるし、かなり興がそがれてしまう。「映画としての出来が」なんて評価を作り手が求めてるとは思えないし、オルタナティヴな方策をアピールしたいという意図は判るけれど、祝島の人々の自然の恵みに根ざしたポジティヴな取り組みをいくら強調しても、それとスウェーデンの自立した持続可能社会との間には大きな開きがある。このような構成では、祝島の人々の困難が、絵に書いたように理想的なものとして描かれるスウェーデンの持続可能社会をアピールするためのダシになってしまう。おもしろいのも重要なのもこっちなのに。(ついでながら「持続可能な(sustainable)」という用語はエコの業界では普通に使われている言葉なのかもしれないけれど、一般的にはまだまだ親しみが薄いし、なにせ語呂が良くないので、も少し補足が欲しかった)
この映画のクライマックスは、終盤で上関原発着工にあたってのブイを運び込む作業を祝島の人々がピケを張って阻止しようとする場面だ。これまで祝島の人々の日常や(映画的には)その延長としての「持続可能な」社会をユートピックに描いていたこの映画が初めて「外部」と対峙することになる。海上で中電職員と祝島の人たちがやり取りをするこのシーンは非常にスリリングだ。生活の実感の中から発せられる祝島の漁師や農民の言葉の強さに、あからさまに空疎で弱い言葉しか発することのできない中電職員は返す言葉を失う。身体性の伴った言葉の強さを思い知らされるとともに、ここまで祝島の人々に寄り添ってきた観客は少なからぬカタルシスを感じように作られている(同様のやりとりが祝島の人々が陳情に出かける経産省でも役人との間で描かれる)。
でも僕はこのシーンで、やられっぱなしの中電職員の姿にも、どうしても感情移入してしまってるんだな。
組織の論理の中で精一杯の力ない言葉を発し続けている中電職員の姿は、僕自身の姿でもある。自然相手に自分の身一つで対峙する第一次産業の労働とは異なり、自分自身の労働力を企業に売ることで生計を立てている大半の僕らの姿だ。いみじくも映画の中で漁師のおっちゃんが、「あの人たちはかわいそうじゃ、自分の言いたいこともいえないから」というようなことを言っていたけれど、うらやましいとは思っても、誰もがそんな風にはして生計を立てられるわけではない。これはこの映画で提示される「持続可能な」社会に対する違和感にも通じる。つまり、来るべき「持続可能な」社会は確かに素晴しいと思うけれど、寄って立つべき「自然」のリソースをすでに持たない、都市生活者としての自分はいったいどうすればいいの、という部分。そこはこの映画の描くところではないのだけれど、いろいろと考える余地はありそうだ。
原発は(監督の人がトークでごく単純化して強調していたように)ごく一部の電力会社と官僚が札束を切って無理やり作ってるとは僕はあまり思わない。それじゃ一部の軍部と財界が日本を戦争に引きずり込んだというのと同じだ。

最後まで付き合ったといったけれど、実は、長い映画が円環を描いてオープニングシーンの海岸に戻ってきたところで、頭痛が最高潮に達したので失礼したのでした。すいません。このあとエンディングで、ミツバチのはばたきが地球の回転に影響を与えますみたいなニューエイジなメッセージがあったのかもしれません。僕は2階が満員だったので3階のカフェのソファでストーブにあたりながらゆっくり見られたのでまだましだったんですけど、2階のホールで床に薄い敷物1枚で観たみなさんは2時間10分ほんとにお疲れ様でした。

あー、あと、豚の食欲はすごかった、豚を5・6匹放し飼いにすると、鼻先を土に突っ込んで植物の根っことか全部食べてしまうので、荒地が1週間で畑として使用可能な状態になってしまうという。あれはインパクトありました。

テーマ:LIVE、イベント - ジャンル:音楽

【2012/03/07 23:14】 | 映画 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
太陽大感謝☆プレ☆祭り~発発発~(3/2、福島 pinebrooklyn)
パインブルックリン
元あふりらんぽのPIKAが主宰するプロジェクトTAIYO33OSAKAによる、室内フェスに出かけてきた。
会場のパインブルックリンはふだんギャラリー・フリースペースとして運営されているところのようで、この建物の2階と3階屋上を使ってさまざまな手作り企画が行われている。まずはチケットをビールと交換に3階のカフェに行くと、屋上には太陽光パネルが設置されていて、これを今日のメインステージの電源の一部にあてようということなのだが、この日はあいにく小雨パラつく曇り空。雲がかかるとソーラーはダメだよなあ。屋上には託児テントもあり、カフェでは麻のワークショップなんかもやっていた。
2階の一番広いスペースに低めのステージが設けられている。奥の部屋では芸大の学園祭っぽいフリマが出店していたり、宇都宮泰先生のガイガーカウンター展示が行われていたり、ユーストリームの電源用に自転車発電が行われたり。僕もライヴ前にひと漕ぎ、ずらりと自転車の並んだ光景はガレー船の船底の奴隷労働みたいでなかなか笑える。ステージのあるホールとなりの和室では幕間にDJがスピンしている横でマッサージが行われていたりしていた。
ガレー船底

ぶらぶらしているうちにライヴ開始、いつの間にかぎっしり詰まったフロアは、ハンバートのファンが多いのか女子率が高め。
まずは山本精一&原子力潜水艦(なんちゅうユニット名ww)、須原敬三(b)・taiqui(ds)を従えたトリオ編成のバンドでの登場。Playgroundの軽やかな千住さんのドラムに比べてずっしりと重量感のあるtaiquiさんのドラム、けっこう好きなのでこれは嬉しい。「Mothlight」「虚空の屋根」という冒頭の選曲はこの間のソロのライヴと同じだけど、やはりバンドになるとかなり雰囲気が変わる。今日の演奏は少し荒め、というか、3曲目の「ハルモニア」とかで顕著だったのだけど山本さんはわざとアンサンブルを崩そうとリズムをはずしたりしていたような感じ。
そして最近の山本さんのライヴの流れで密かに期待はしていたのだけど、最後に演奏されたのは羅針盤の「せいか」! 羅針盤が活動していた時もそんなにライヴでやっていなかったと思うこの曲を、バンド編成の演奏でまた聞けるとは! まずなにより、山本さんがこうして羅針盤の曲をまた普通に演奏しだしてくれたのが喜ばしい。
しかし、「虚空の屋根」は名曲だし、山本さんも気に入ってるのか毎回演奏してはるのに、なんでオフィシャルにリリースしなかったんかな。
あと、ライヴ中に映し出された震災直後の津波にあって被害を受けた街のスライド。ああいうのは要らないと思います。
原子力潜水艦

続いてハンバートハンバートのふたりが登場。何回かイベントで観ているけれど、こんなに近いところで観るのは初めて。白いワンピース姿の遊穂さんは髪がベリーショートになっていてなかなかプリティ。間近に見て、たったふたり、ギター、フィドルと歌だけの表現力を堪能する。特に中盤、グロテスクな「怪物」と、続く新曲の黙示録的なハードなヴィジョンには度肝を抜かれたし、フィドルだけをバックに歌われた高田渡「生活の柄」やおなじみ「おなじ話」といった曲を経て最後に披露されたもうひとつの新曲(♪ワレワレハ宇宙から来て、ワレワレハ宇宙に帰る)の軽やかな批評性とさりげないアジテーションは本当に感心した。遊穂さんの堂に入ったマウスハープもかっこよかったし。続けて「太陽33」へのエールも込めた(?)「アセロラ体操のうた」まで40分のステージ、楽しかった。
甘くて毒のあるハンバートの魅力がようやくわかってきた感じ。

会場設営のための入れ替えをはさんで、このあと映画「ミツバチの羽音と地球の回転」の上映があって、けっこう長いしどうしようかな、とも思ったのだけど、せっかくの機会だから最後まで付き合った。
これについては書き始めたら長くなってきたので、別ポストにします。
続きを読む

テーマ:ライヴレポ・感想 - ジャンル:音楽

【2012/03/05 00:51】 | ライヴ | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
花のまち/大阪福島散策
3/1(木)
また温かくなった。だんだん春になる。

小川美潮「花のまち」

3/2(金)
ルー・リードの70歳の誕生日なんだそうだ。
ここは一発「メタルマシーンミュージック」を大音量で、と思ったが、学年末試験が終わって早く帰ってきた娘がすでに「けいおん」のコンサートCD大音量で聞いているので無理だった。

ちょっと苦手そうなオーラを感じるし、どうせ土日で無理だと思っていたピカさんの「太陽33」のプレイベントが実は今日だということに気づいて、山本さんとハンバートを一緒に見られる機会なんかそうないだろうし、まずは参加してみるべ、と当日券をあてに出かけてみることにする。
パインブルックリン
まずは阪神福島からすぐのところにある、会場の「パインブルックリン」で当日券をゲット。2階建てのビルの2階が会場になるようだ。1階には飲食店やカフェなどのテナントが入っているけど、インド料理店は午後休み中。周囲は住宅街なんだけど音は大丈夫かな。

小雨パラつく中、JR福島の周辺をぶらぶら。
まだ営業時間はうちょいかな、高架下に楽しそうな店がいろいろ。
安くて旨そうカレー屋とかもあるけれどランチ営業のみみたい。残念。
JR福島高架下
本店上等カレーでカレー800円。これ「福島上等カレー」って名前でチェーン展開しているのと同じ店なのかな?
インデアンカレーを少しまろやかにした感じの、一口目甘くて後で辛いカレー。
120302上等カレー本店

5時を回って日が暮れだすと路地が活気付いてくる。
福島の路地

「太陽33」のイベントはいろんな人にいろんなことをアピールしたいという思いに満ちたイベントだったと思うけれど、ライヴとトークの質の間には大きな開きがあったというのが率直な感想。音楽はエモーションを喚起することができればいいのだけど、言葉による表現はそれだけでは困る。特にこういう、事実を元にある種の問題提起をしていくような表現において、事実の後ろ盾を省略して情動に訴えかけるようなやり方は、表現としてレベルが低いといわざるを得ないと思います。それはただの政治的スローガンでしかないよ。
まだまだ僕自身は不勉強なことだらけなので、勉強だと思って見たり聞いたりするけれど、どうせなら、あしたのゲストの放射線衛生学の木村真三さんの話が聞きたかったな。
あとこの日はガイガーカウンターのデモンストレーションで参加されていた宇都宮泰さんとか。鎌仲ひとみさんのトークのあと、ピカさんにこの場の線量を聞かれて顔を出してられたけど、鎌仲さんが線量の高さを印象付けるような取り上げ方をしたのにたいして、淡々と宇宙線からの線量などについて事実を訂正された姿が印象に残っている。

これでしばらくはライブ出かけるのはお休みだな。

テーマ:雑記 - ジャンル:日記

【2012/03/04 03:57】 | 日記 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
折田先生/悪魔シンパ/フジ第1弾
2/25(土)
あいにくの小雨が降る中、早朝から京都大学に出かけ、受験生を激励する。
折田先生2012
今年の折田先生。

120225進々堂
京大北門前の進々堂でカレーセット、800円。
そして京阪~近鉄乗り継いで奈良に出勤。

仕事を終えて閉店直前の難波のタワーレコードへ。mmm「ほーひ」購入。
なんだかな表紙の「クイック・ジャパン」100号を立ち読み。松本亀吉のいつになく皮肉も悪口も当てこすりも読み取れない生真面目な調子の「インタビュー」をホンマカイナと呟きながら読む。どうやら職業ライターを廃業するのはマジみたい。残念だなー。
「歌姫2001」は名著だと思うんだけど、亀吉さんの単行本てこれ一冊しかないのか、信じられんな。
ほーひ
「ほーひ」にバッヂが付いてきた。

2/26(日)
昨日の朝日新聞別刷beの「うたの旅人」は近藤康太郎記者によるストーンズ「悪魔を憐れむ歌」だった。
ウッドストックの愛と平和の幻想を半年で叩き壊した悪名高きオルタモント・スピードウェイでのストーンズ主催のフリーフェスティバルで、ストーンズのお声がかりでビール飲み放題の報酬で警備を担当し、狼藉の限りを尽くして果てには観客の黒人青年をなぶり殺したヘルズエンジェルスの当時の支部長へのインタビューが怖い。

「ストーンズはトラブルを求めていた。だからおれたちを雇ったんだろ? そしてご希望通りトラブルが起きた。やつらが想像していたより、少しばかり大きかったようだがな。」

他にゴダールの「ワン・プラス・ワン」に描かれたレコーディングの過程や、曲のキモになったガーナのリズムについてなど、盛りだくさん。

映画「ギミー・シェルター」よりオルタモントの「悪魔を憐れむ歌」。なんちゅうバッドなヴァイブレーション。

今日も早朝出勤で、眠い。
さすがに二日も続けて朝から起きてたら眠たくて仕方ない。世間の勤め人の人たちはすごいなあ。ごめんなさい。

2/27(月)
奥さんと池田の豊能税務署に確定申告をしに出かける。
いっぱい追加の税金を払う…。
120227ガスト
ガストでオリジナルビーフカレーMにハンバーグトッピング749円+税。
池田のダイエーを探検して帰る。

「紙のおとうた通信」が届く。4月に行われる「おとうた大感謝祭」の詳細が。
4/8(日)13~17時(予定)、コーポ北加賀屋。入場無料(定員200人)で出演が梅田哲也(遠隔操作ライブ)/AURORA/長谷川健一Sings J-Pop/三田村菅打団? and more ってなんという太っ腹!!
…しかしこのあたりは無理だろうなあ。

2/28(火)
深夜、ANIMAXで録画していた「魔法少女まどか☆マギカ」第3話。
いつも強く見えたマミさんの真情吐露があって、まどかと心がつながって暖かい気持ちになった直後に、無残な死を遂げるという、いや何回見ても胸を突くえげつない展開。

夜半から大雨。

2/29(水)
朝日のオピニオン欄できくまこ先生が3.11以降の科学者の役割を語ってる。
しかしこの風貌インパクトあるな。ほとんどアシッドマザーに混じっていても違和感がない感じw
同じ面で中山みぽりんがダンナののろけ話してるし、なかなかカオス、朝日新聞。

二度寝して目を覚ましたらなんかいい天気に晴れ上がってる。
通勤中にいつものようにTBS「小島慶子キラ・キラ」ポッドキャスト。オープニングトークで堀井憲一郎が「苦手な咄家の落語でも何十回と通うと、好きになることはなくても、いろんなものが見えてくる」と。「嫌いだと思っても切らないで、保留しておいたらまた回ってきてなんか面白いかもしれないから」
そういうもんだよなあ。ライヴもそうかもしれない。今そこまで回数見られないのから、気に入ったバンドをときどき見に行くだけであまり見えていない。せめて対バンが苦手なバンドでも必ず見るようにはしているけど、最近あんまりそういうケースもないんだよな。

そしてさらに「ペラペラ」のコーナーで、以前も話していた坂本龍馬に乗っかる政治家批判を、より徹底的に。龍馬は確かに夢は語ったが、日本史上政治家としてなんの成果も出してないフィクサーに過ぎない。そのあたりに無自覚・無批判なままロマンチックなムードだけで持ち出す連中は、政治家として本気で日本を変えるつもりとは思えないと。

深夜、フジのラインナップ第1弾発表。
一般的に洋楽ファンにとっては豪華なメンツ、なんだろうな、きっと。すでに発表されているストーン・ローゼス、レディオヘッドに加えてリアム・ギャラガーのビーディ・アイ、ジャック・ホワイト、再結成ATDI、ジェイムズ・イハなどなど、聞いたことはないけれど名前だけは俺でも知ってる。でもどれもそんなに観たいと思わんのだよな。お客が多くなりそうなのがめんどくさいなとか思ってしまう。宿の手配とかもたいへんになるし。じゃあどんなのが出れば喜ぶんだ、といわれると困ってしまう。そろそろ卒業の時期だろうか。

スペシャルズは楽しみだな。ロートルですが。

「あの夏で待ってる」
ラブコメからいきなり本格的にSF設定が動き出して、いよいよ終盤に向けて盛り上がってまいりました。

本日のRT
@videobird: 刷り込みというのは恐ろしいものでミネソタ出身と聞けば「卵を売っているんですね」と返してしまうのは仕方のないことだ。ボブ・ディランやプリンスにも会えばそう訊いてしまうかもしれない(まず会わないので心配しなくてもいい)

テーマ:雑記 - ジャンル:日記

【2012/03/01 03:48】 | 日記 | トラックバック(0) | コメント(1) | page top↑
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