Song of Songs 2009 ~Beautiful side(5/30、難波BEARS)
暑いなあ。

仕事を切り上げて、ベアーズで行われた「Song Of Songs」という2日にわたるアルケミー・レコードのイベントに行ってきました。初日の今日は「Beautiful Side」と題して5組の女性ボーカルが登場しました。

30分ほど遅れてベアーズに着くと、沢口みき姐さんがSIONの歌を歌っているところでした。今回は男性シンガーの歌がテーマとのことで、大沢誉志幸「そして僕は途方にくれる」なんか歌ってられます。バンドは尾谷直子(ds)、高野陽子(b)に須原敬三(g)。ラストはなんとブランキー・ジェット・シティの「ガソリンのゆれ方」、スハラさん赤いストラト弾きまくり。「優しさだとか温もりだとか言うけれどそんな言葉に興味はないぜ」かっこいいねえ。ベアーズで(それもアルケミーイベントで)ブランキーが見れるとはおもわなんだ。

中山双葉さんはめがねをかけた小柄なおかっぱの女性で、ウクレレ弾きながらちょっとやさぐれの入ったキュートな歌を歌います。バックはベースにさきほどの高野さんとパーカッションとかピアニカとかいろんな物音担当の多田さんという男性。楽しげなステージですが、歌の世界にはほんの少しの毒や孤独や切実さやいろんな広がりを感じました。

埋火、何回か見ているが、実は今回初めて心のそこからイイと思った。「だから私と」「と、おもった」とおなじみの2曲で始まったのだけど、演奏や身のこなし(特にギター&ボーカルのミシオさん)余裕とか貫禄すら感じました。単純にこっちが馴染んできただけかもしれないけど。中盤の「わたしのふね」から須原さんのノイジーなベースではじまる新曲(?)のラウドなパート、志賀さんのドラムスがかなり強力だった。ラスト「なぞなぞ」でしっとりと締め。

とうめいロボ、アコースティックギターを抱えた長身の女性ちひろさんのソロユニット。これまた何回かライヴを見たことがあるはずなんだけど、正直なところこんなに凄いとは思わなかった。1曲目「ソーダボール」で完璧にコントロールされたその世界に引き込まれてしまった。2曲目からは添田雄介さん(a.k.a.ひげたろうさん)という人とのデュオだったのだけどこの人のサポートがまたよくて、後半ドラムスの力強いマーチングビートに乗って激しく歌い上げられた「雪」には言葉もなかった。アルバムでも2バージョン収められているけれど、そのどちらとも違ってまた新しい世界を提示できるのは歌自身の力なんだろうな。添田さんと掛け合いで歌われる1stからのまっすぐに前向きな曲が後半のハイライトで、最後は中山双葉さんやかいつぶさんも交えて楽しい「黒猫音頭」、アンコール「しっぽののこり」まで。素晴しいステージでした。

見ることの出来た4組とも(あれ、もう1組は?)、それぞれオリジナリティあふれる個性ある歌声をもっているだけではなく、自分の歌で表現したい世界をはっきり持っていて、それを演奏を通じて表現する力のあるグレードの高いアーティストばかりで、よいライヴでした。
2日目「Darkness Side」も行きます。

ライヴ終わって外に出たらなんと雨。天下一品でラーメン食って帰宅。
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【2009/05/31 13:28】 | ライヴ | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
よごれた顔でこんにちわ
なんばなんなんのクンテープ・ガァウタイでグリーンカレーランチ、ドリンク付きで880円。
090529クンテープ・ガァウタイ

タワーレコードのWポイントセールでRCサクセションの「EPLP」購入。サードアルバム「シングル・マン」が1年で廃盤になり、オリジナルメンバー破廉ケンチが脱退、その後メンバーチェンジを経て「ラプソディ」で電化RCの人気が爆発する前後までの、いわば過渡期のシングルを集めた編集版。「わかってもらえるさ」「君が僕を知ってる」などこのアルバムでしか聞けない名曲が収められている。
紙ジャケ版で、発売時のライナーの復刻に目を凝らして、クレジットを見ていろんなことがわかる。
「シングル・マン」発売直後、キティに移籍して出した「わかってもらえるさ」は実質清志郎と林小さんの2人で演奏していて、きっとスタジオミュージシャンだと思った印象的なエレキギターの音は(クレジットを信じるなら)清志郎のものだったというのが少々意外。この曲がまったくヒットせず、RC史上最大の暗黒時代に突入するのだけど、「この歌のよさが/いつかきっと君にも/わかってもらえるさ」という詞が何度聞いても素晴らしすぎる。
3年後再デビューシングルともいえる「ステップ!」は、すでに当時電化RCのメンバーはほぼそろっていたにもかかわらず、清志郎のボーカル以外は完全にスタジオミュージシャンによる演奏。いや、そうじゃないかとは思っていたけど、他のメンバーがまったく噛んでないとは知らなかった。でもこの曲は好きです。アレンジはムーンライダースの初代ギタリストの椎名和夫。ベースは日本で初めてチョッパーを弾いたベーシストといわれるハックルバック~ティン・パン・アレーの田中章弘で、ファンキーな曲にバッチリハマってます。B面は「ラプソディ」でもおなじみの「上を向いて歩こう」だけど、今剛のギターソロが上手すぎてまったく面白くない。
次の「雨上がりの夜空に」でようやくほぼ本来のRCのメンバーの演奏になるが、これはシンセをフィーチャーしたアレンジ(まだ椎名和夫が噛んでる)がいまいち。「雨上がり」はやっぱり「ラプソディ」のライヴ・ヴァージョンだな。アコースティックなB面の「君が僕を知ってる」の方は素晴しい出来。
次の「ボスしけてるぜ」/「キモチE」と「トランジスタ・ラジオ」/「たとえばこんなラブソング」ではG2も加入してすっかりRCサウンド完成、めでたしめでたし。
RCのCD、みんな10%オフのセールになってました。amazonでも割引になってる。

もう1枚は坂本龍一のcommonsのコンピレーション「にほんのうた 第三集」。こないだ市川準監督の「BU・SU」を見て気になった「花の街」を小川美潮さんがやってるのが聞きたくて。
春の歌を集めているのに、春というにはちょっとばかり暑くなってしまったが。

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【2009/05/30 02:33】 | 今日の1枚 | トラックバック(0) | コメント(4) | page top↑
俺たちの時代/ティーチ・ユア・チルドレン
なんばの俺たちのカレー家というなんだか凄い名前のカレースタンドで、甘辛ビーフカレー630円。
090527俺たちのカレー家
少し置いておいたら膜の張りそうなとろみ加減は食堂のカレーぽいが、味はわりとしっかりと辛味があって悪くない。僕は中辛にしたけど辛口も選べるので辛いのが好きな人は満足できるのではないだろうか。トッピングの甘辛ビーフは牛バラの薄切肉で意外だったけど、本当に甘辛く味が付いていて辛口のカレーにはよくあってました。
トッピングなしなら390円という値段はなかなか魅力的。場所は何回か行った「カレー堂」の向いだけど、コスパでは軍配が上がる。2月からここに移転してきたみたいだけど、知らなかったなあ。


BS2の「黄金の洋楽ライヴ」でCSNの82年の(何回目かの)再編コンサートをやってる。基本はそれぞれのソロ曲に他の2人がハーモニーをつけるという感じで、ハーモニーは確かに綺麗。あ、これ「青い目のジュディ」だ。ばらららら…。
スティーヴン・スティルスのアコースティックギタープレイはなかなかかっこいい。

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【2009/05/28 01:39】 | カレー | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
ぶらぶら
千里中央のせんちゅうPAL地下1階のジャンボカレーで「ランチ」580円。
ランチというのはカレーにエビフライとカツと目玉焼きとスパゲティとサラダが付いたお得なセットです。ただここメニューいっぱいあって、この「ランチ」以外に「ランチョン」というのもあります。隣のおじさんが頼んでました。詳細は不明です。
090526ジャンボカレー

休み。好天なので千中までサイクリング。
田村書店で本を探す。吾妻ひでお先生の新しい本が2月ぐらいに出ているはず、と書名も出版社名もわからないままうろうろ探してあえなく玉砕。
とりあえず新刊コーナーでこうの史代「この世界の片隅に・下」 (双葉社)見つけて購入。

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【2009/05/26 22:09】 | 日記 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
ganja/acid presents[真昼の廃人真夜中のHIGH人]~ぐにゃぐにゃ人間ども集まれ!(5/24、服部緑地野外音楽堂)
一月の間に4回も緑地の野音に来ましたよ。前回は「祝春一番」、予想通り客層がまっっったく違う。だいたい平均年齢が多分20~30歳くらい違うと思うw。なにが違うって、開場したらみんなまず前の方の席から埋まりますから。芝生席ガラガラ。

アメリカ村のサイケ・バー「ganja」のイベントです。ゆらゆら帝国をヘッドライナーにアンダーグランドなバンドがいっぱい出てくる7時間に及ぶ長時間ライヴイベント。
メンツ濃いですよ。チケットの整理券の番号が早かったので、若者の皆さんが前の方の椅子席に走っていくのを横目に悠然と芝生席確保したんですが、もうその時点で、ギター4人・ベース2人+ドラムスのスペシャルバンドによる40分に及ぶ轟音サイケジャムやってる。まさにユニット名(サイケデリックブラックロングヘアーベルボトムオーケストラ)どおりみんな黒髪長髪ベルボトムw。
雨の予報覆して天気よくて暑いし、いきなりビール飲むしかないです。

いっぱい出てきたので、一言コメントでご勘弁を。

ぐしゃ人間(from東京)情念系の女子voをフィーチャーした4人組。小柄な女性ギタリストのグラインドっぽい音が気持ちよい。

あり(朝生愛+pagtas)ギター抱えた女子2人組。どちらが朝生さんでどちらがパグタスさんかわかりませんが、交互にボーカルをとる緩やかなサイケ歌もの。Enoの「バイ・ザ・リヴァー」のカバーとかやってました。心和むひととき。

嘘つきバービー、3ピースのジャンクなロックンロール。すみません、このあたり寝てました。

豊川座敷/猫屋敷、白塗りの女子によるギター弾き語り…と3曲目からベース(白塗り女子)・ドラムス(白塗り男子)登場でこれまた3ピースでした。まっすぐ届く歌が印象的。(追記)

XIRA XIRA FANTASTIC(後藤まりこ+道下慎介)、今回初ステージのユニット。アコースティックギター爪弾きながら静かに歌う後藤さんの歌に道下さんが轟音サイケギターをかぶせます。とこのへんから急激に雲行きが怪しくなり…

ミラーボールズ(from名古屋)、アコースティックギター抱えた男女2人組のフォーク・サイケ・デュオ。これまたインパクト大きいんですが、雨激しかった…。

オシリペンペンズ。「サイケにやり過ぎなし」に始まり「時は来た」まで、他に「ラブレター・フロム・くっさい女」とか「地獄」とか知ってる曲も多いけど、アレンジがぜんぜん変わってたりする。あいかわらずキララのギターがちゅるちゅる走ってて気色いい。
ペンペンズが終わる頃には雨が小止みになってきて、奇跡的にゆらゆらの前には上がっていた。

ゆらゆら帝国、ほんとにけったいなバンドだなあ。2曲目の「やさしい動物」で例によって坂本氏マラカス持ってタコ踊り。最後に1個すっとばして、「楽屋にあるのでリュックからとってきて」だって(笑)。で、「あえて抵抗しない」では最後に叩きつけて破壊するパフォーマンスも。マラカス踊りがすっかり板に付きました。でもやっぱりおもむろに無茶なギターソロをぎゃんぎゃんと入れる瞬間が燃える。
1時間10分くらいやったかな、まだ6時なんだから、もう30分くらいできたのではないかな、ちょっと物足りない感じ。
真昼の廃人真夜中のhigh人 y

いやあ楽しいイベントだった。雨混じりもまたよし。始めてみるバンドもたくさんあったし。
でも一番面白かったのは実は上記のバンドのセッティングの幕間にに毎回登場して1曲ずつ披露したクリトリック・リス。ビキニのパンツ一丁で、ハゲのおっさんが打ち込みのダンスビート(と覆面ギタリストのギター)にあわせて私小説的な歌を熱唱する。いまでもサビが歌えてしまうオゲレツな「汗ビッショビショ」、赤裸々な「俺の初体験」、そして人生の機微すら感じさせる「お化けのおばちゃん」「ハマさん(?)の歌」など、どれも名曲ぞろい。子供には聞かせたくないが。
CD出てないの?と、うちの奥さんも言ってました。
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【2009/05/24 23:42】 | ライヴ | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
樹里たん/タンノイ/やっぽ/Ganja
・日本映画チャンネルでやっていた「笑う大天使(ミカエル)」を見る。ありえないくらいのお嬢様が集まる浮世離れした女子高に紛れ込んだコテコテの大阪の下町娘という設定が、結局いくつかのくすぐり以外にほとんど生かされてないとか、お嬢様の中には一昔前のAVかというような品質のものがけっこう混じっていてさっぱりお嬢様に見えないとか、細かい注文はともかく、上野樹里がメイド服みたいな制服姿でアクションするという点だけでいえば、まずまず楽しめた。主人公ほかおちこぼれお嬢様3人組が敵地に潜入して、着ていたツナギの作業服をばっと脱ぐと下はちゃんと制服姿になっているというのは、「スケバン刑事」へのオマージュなんだろうけど、それがどうしたって感じ。あと巨大化する上野樹里(なぜかフルCG)とか意味不明なシーン多し。

・フラナリー・オコナーの上巻がようやく片付いたので、ちょっと力を抜いて長嶋有「タンノイのエジンバラ」 (文春文庫)読んでる。これまだ2冊目の短編集なんだ、すでに、たとえば固有名詞の使い方が絶妙。「バルセロナの印象」の主人公は、ガウディの死後も建設の続いているサグラダ・ファミリア教会について「山田康夫の死後も物まね芸人を使って放映を続けるルパン三世のようなものかと思う」なんて言ったりする。主人公の興味やいい加減さなんてのがこれ一発で伝わってしまう。表題作、SPEEDとかアムロとか固有名詞先に振っておいて、みごとなラストにつながっていく。

・ゑでぃまぁこん「やっほのぽとり」、いいです。年末のワンマンでも一番印象深かった「新しい場所」がアルバムの中でもやっぱり重要な位置にあって、全体のムードを決めているような気がします。深い霧の中から明るい光の中に出てきたような感じ…って印象だけですね、もうちょっとじっくり聞き込みます。なんていってる間にもう新しいアルバムが完成しているらしい。こっちは「真夜中の音楽」ではじまり「お星さま」で終わる、ライヴでもおなじみな曲もいっぱい入ってる模様。すごく楽しみ。
やっほのぽとり
ジャケットは開いたら10倍の大きさの絵になります。

・開催が危ぶまれていた明日の緑地野音のGanjaのイベントは、どうやら予定通り行われるらしい。フジ以来のゆらゆらです。天気がちょっと微妙な感じ…。

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【2009/05/23 23:57】 | 未分類 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
あの場所へ
インフルエンザ対策で公休扱い…ラッキー!とか言ってたら緊急会議の招集。
心斎橋まで出たついでに、前から気になっていた堀江の中古盤店「○か×」をのぞく。いやあ嬉しいなあオールジャンルのちゃんとした中古盤屋さん。日本橋にあったときより広くなってるんじゃないかな。で、入ったらかかってたのがbikkeさんのあの凛とした歌声と特徴的なスチールギター、探していたラブジョイの昨年に出たニューアルバム「あの場所から」ですね。聞いてみたら、残念ながら店の方の私物でした。「この辺ならどこで置いてるでしょうね」「大手のタワーレコードさんとか…」「タワレコ置いてないんですよ!」「FMNにネットで注文しはったら…」みたいな会話。
アルケミーとPSFのアルバムはそろってました。

1時間半ほどで会議が終わり、お役御免、せっかくなので西梅田で降りてマルビルのタワーレコードに寄り道。
…あった。ラブジョイ。おまけにゑでぃまぁこん「やっほのぽとり」まであった。
いや、何回かこの店でも探したんですよ。素晴しい。インフルのおかげです。
ちなみにゑでぃまぁこんは「あ行」にありました。

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【2009/05/21 23:01】 | 日記 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
家族を巡る物語/内宇宙への道はどれか
5月20日付の朝日新聞の朝刊には「家族を巡る物語」と題された桜庭一樹の寄稿。
「虐げられた幼い被害者たちの成れの果て」として、「永遠の子供」として、「少女が通過儀礼を経て”家出”する話と、そうして都会を一人で”放浪”する話」を書き続けてきた作者が、自身の結婚を期に加害者となるかもしれない可能性を孕みながらも「物事の当事者となっていかなければならない」決意を語っていて、かなり読み応えがある。

夕刊の文化面では柳下毅一郎がバラードの追悼文を書いていた。
バラードが好んで描き続けた「テクノロジカル・ランドスケープ」について、「現代人にとっての自然とはメディアとテクノロジー、テレビとケータイとインターネットの中にあるのではないか?」と問いかける。
カルト作家としての限定的な評価にとどまっているように思われるバラードの重要性について、より幅広い場所に届かせようという文章。柳下さんは最近(少なくとも新聞のようなメジャーな媒体に登場する時は)「特殊翻訳家」という肩書きをあまり使っていないような気がするが、それは意識してのことなんでしょうね。この呼び名自体はもちろん「特殊漫画家」根本敬へのオマージュなんだが、「特殊」をつけることで、「特殊」というカテゴリーに押し込められた視点の普遍性を世間が受け入れにくくなるのなら逆効果だしね。

朝日には載っていなかったが、毎日の朝刊には頼近美津子とならんで太田龍の訃報が載っていた。享年78歳(期せずしてバラードと同じ!)。
日共→革共同→第四インターと仮にも戦後日本の新左翼の影響的な位置にいた人間が、その後アイヌ解放運動から反家畜制度へとどんどん微妙な方面にシフトしていき、最後は大真面目にイルミナティの陰謀を唱える陰謀論者と成り果て、ついには人類は爬虫類人に支配されていると主張してと学会の評価を得るにいたる過程はなかなかに感慨深い。
今回、この人についての情報を集めようと思ってあちこち見て回ったのだけど、この人のサイト(どうも周囲の人が運営しているようだが)にしても副島隆彦にしてもこの周辺の方々のブログってどうしてこうも読めないのだろう。本屋に並んでいる本は(内容はどうか知らんが)ちゃんと日本語になっているのは、編集者の力なのだろうか。この界隈ではカナダ出身のベンジャミン・フルフォードが一番ちゃんとした文章書いているというのは、反米・伝統主義者の方々にとって非常にマズイと思うのですが。

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【2009/05/20 23:29】 | | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
ままままかろに
いやーインフル、すげえ展開早くてちょっと面食らいます。
うちの娘も1週間休校になってしまって家でうだうだしてます。
勉強しろ勉強。
歩こう
つい数日前までは連日何校もの小学生の団体でにぎわっていた緑地公園もひっそり。
バラ園のバラが見ごろなんですが(写真は先週のものです)。
新聞には「早朝新大阪駅の集合場所で修学旅行の中止を告げられ号泣」などと心温まるニュースが載っていますが、うちの子も来週末修学旅行なんですよね…微妙な雲行きだなあ…。

あーそうそう、今回何が驚いたって、茨木の山中にあるわが母校が一瞬にして全国区的に有名になっていたこと。いやあいろいろ大変ですががんばって欲しいものです(棒読み)。


とんでしまった前日の振り替えで休み。
精力あり余り気味の子供に付き合ってWii Fitをする。しんどい。

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【2009/05/19 00:24】 | 日記 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
善人見付け難し
NAMBAなんなん南南食堂で石焼牛すじチーズカレーセット924円。
前来た時は確か石焼チャーハンの店で、カレーなんかなかったんだけどね、今はカレーとカレーうどんがランチの売りみたい。
カレーは微妙にカルダモンの風味がしたりして、まずますおいしかったです。でも今どき税別の料金表示ってどうよ。
0516南南食堂

フラナリー・オコナー全短篇・上」(ちくま文庫)を読んでいる。人間の嫌な部分をこれでもかといわんばかりに容赦なく冷徹に描き出しながら、簡潔で非常に読みやすい文体とシンプルでわかりやすいストーリーテリングで、飽かさず読ませる。どの話でもたいてい登場人物に啓示の顕現があるのが、これをどう解釈すればいいのだろう。昔「善人はなかなかいない」を大学の米文学の授業で読んだのだけど、どういう解釈だったかまるで思い出せない。当時は陰惨でショッキングなそのストーリー展開(ドライブ旅行中の一家が脱獄囚に遭遇して全員射殺される)の方にばかり印象が強かったのだ。

新型インフルエンザ関係で残業。明日の休みも飛んだ。

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【2009/05/17 23:26】 | 日記 | トラックバック(0) | コメント(5) | page top↑
Your confusion, my illusion.
カンテ・グランデなんばCITY店でランチのチキンカレーセット。
ライスが少ないかなと思ったけど、チャパティが2枚ついていて、意外とじゅうぶんな量だった。味はスタンダードだし、ドリンクがついて890円はリーゾナブルだろう。すごーく昔に一度はいったことがあったような気がするが、思ってたより店は広かった。
0512カンテグランデ

万城目学「プリンセス・トヨトミ」(文芸春秋)読了。帯の「万城目学の最高傑作!」は言いすぎだろう、金原瑞人さん。

Last Fmのラジオの試用期間が終わってしまったみたいだ。というか、試用期間だと知らずにいやータダでラジオ使えるんだとか思ってたんですけど、そうは旨い話はないですね。

・WOWOWでアントン・コービン監督「コントロール」を見る。23歳で自らその生涯を絶ったジョイ・ディヴィジョンのヴォーカリスト、イアン・カーティスの伝記映画。素晴しくよく描かれている。痛ましいなあ。
生き延びるために必要なのは鈍感であることなんだ。

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【2009/05/13 02:11】 | 日記 | トラックバック(0) | コメント(1) | page top↑
インシタンス・コースー
J・G・バラード「楽園への疾走」(創元SF文庫)ようやく読了。訳者の増田まもる先生が控えめにご指摘されているとおり、「夢幻会社」の系列に属するけれど、ただし「夢幻会社」ほどの神話性はない、ありていに言ってしまえば「いまいち」な作品。

長島有「夕子ちゃんの近道」 (講談社文庫)、面白い。会話のひとつひとつが絶妙で、もうつるつる読めて、読み終わるのがもったいないような。で、ああ、読み終わっちゃったと思ったら、今回のこの文庫にはおまけが付いていて嬉しかったね。あ、あと栞にも注意、です。

・図書館で予約していた万城目学「プリンセス・トヨトミ」(文藝春秋)近田春夫「僕の読書感想文」(国書刊行会)届く。マキメさん予約のタイミングがよかったのか、早かったな。近田さんは春一で買った「ぐるり」のインタビューで気になって。

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【2009/05/12 01:52】 | | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
グラン・トリノ
梅田ブルク7のシアター1でクリント・イーストウッド監督・主演の「グラン・トリノ」を見てきました。評判にたがわぬ素晴しい映画でした。
パンフレットには蓮実重彦先生や内田樹先生のような大先生方、木村威夫様や新藤兼人様といった人生の大先輩の皆様の立派な文章が載っていますし、サイトには有象無象の「映画評論家」の皆様の(どちらかといえばどうでもいいような)コメントもいっぱい載っていますので、わたくしごときがもはや付け加えるようなことはもはやないのですけどね。
いい映画を観たいのならぜひご覧いただければと思います。

蛇足を承知であえてネタバレになるようなことを書きますので、映画をご覧になっていない方はまず映画をご覧ください。
映画の基本ストーリーはイーストウッド自身の演じる偏屈なジジイと隣家のアジア系移民の一家の交流をベースにした、イーストウッドおなじみの擬似父子ものです。このあたりの演出は手馴れたもので、安心してみていられます。これが後半、隣人の息子にちょっかいを出してくるギャングスタとの軋轢から急転直下悲劇的な様相を呈してきます。このへヴィな展開はたとえば「ミリオンダラー・ベイビーズ」に似ているように思います。ただ、目には目を歯に歯をで闘う姿勢を見せるイーストウッドが、それゆえより大きな代償を払うこととなり、愛する者のために自らの姿勢を変えなければならないことになる、そう、この映画は少年だけではなく老人の成長譚でもある、というのが感動のポイントであるように思います。
老人は憎悪の連鎖を断ち切るためあえて自ら丸腰で敵の元に赴き、銃弾に貫かれます。このあたりはもちろん911以降の現代の暴力と憎悪の連鎖に対するイーストウッド自身のメッセージでもあるのでしょうが、それ以上に、銃弾に倒れて両腕を大きく開いて倒れたイーストウッドの姿に、人類の罪をすべて自ら背負って死んでいく磔刑のキリストのあからさまなイメージを見て、めまいがしました。こんな映画をつくって、こんな主人公を演じて、もうイーストウッドにこの先はないのではないのかとすら思いました。
陽光あふれる海岸を隣家のアジア系少年が老人から受け継いだ「グラン・トリノ」(=古きよきアメリカの象徴)を走らせる、希望にみちたラストシーンは、イーストウッドが常に過激に(数少ない)本当のアメリカ映画の作り手なんだということをまたしても思い起こさせてくれたのでした。

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【2009/05/10 22:01】 | 映画 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
空がまた暗くなる
・清志郎ロック葬。仕事だからと参列は断念したんだけど、それでも様子が気になって仕事中実況スレをずっと追ってる俺って、駄目じゃん。ケイタイのバッテリーが上がってしまった。

・リアルタイムで買ったRCの主要なアルバムはだいたいアナログだ。最初に買ったのが「ラプソディ」で、続けて「PLEASE」、さかのぼって「シングルマン」、そして「BLUE」「FEEL SO BAD」くらいまで。なぜか「カバーズ」は持ってなくて、そのあとの「コブラの悩み」とラストアルバムの「BABY A GO GO」はCDで。ただ絶対持ってると思っていた「EPLP」がなかった。買おうと思ってタワーレコードで探すが、見つからない。他の作品はたいがい置いてあるのになあ。紙ジャケはいいけど、オリジナルがアナログじゃないアルバムの紙ジャケって何だろう。「BABY A GO GO」なんかオリジナル再現するなら紙ジャケではなく、プラケースに入った特殊ジャケ(写真集つき)を再現すべきだと思うのだが。

・というわけで、ひさしぶりに「Baby a Go Go」を聞いていた。さすがに「シングルマン」はハマリ過ぎそうでちょっといやだったんだ。キーボードロボットのG2に続き、ドラムスの新井田耕造まで脱退してしまい(一部参加)、清志郎・林小・チャボの3人になってしまったRCのラストアルバム。全面的にアコースティックギターの音がフィーチャーされていて一般的にチャボ加入後のRCのイメージであるギンギンのロックサウンドとはちょっと趣が異なっているので、あまり評判にはならないが、これがなかなかの名作。1曲目「I Like You」から「あふれる熱い涙」「冬の寒い夜」、そしてチャボの「うぐいす」など、ポップな佳曲がいっぱい。またボ・ディドリー・ビートにチャボのボトルネック奏法が唸る「Hungry」のようなロックしてる曲もちゃんとある。なんといっても一番好きなのは「大人だろ、勇気を出せよ」と歌われる「空がまた暗くなる」だ。

おとなだろ 勇気を出せよ
おとなだろ 知ってるはずさ
悲しいときも 涙なんか
もう二度とは 流せない
悲しいときも 涙だけじゃ
空がまた暗くなる

おとなだろ…




・まあダメもとと思いながらタワーに行くたびにゑでぃまぁこんのアルバムを探す。ただ、「あ行」か「わ行」かどちらを探せばいいのか、毎回わからない。結局どちらにもないのだけど。

テーマ:忌野清志郎 - ジャンル:音楽

【2009/05/10 01:55】 | 今日の1枚 | トラックバック(0) | コメント(2) | page top↑
スラムドッグ$ミリオネア
お墓参りのついでに西宮ガーデンズに寄って、TOHOシネマズ西宮OSという立派なシネコンで久しぶりに映画を見てきました。
アカデミー賞を総なめにしたダニー・ボイル監督の話題作「スラムドッグ$ミリオネア」です。
休みは家族で動くことが多いので、なかなか映画も見に行けないんですけどね。まあ子供が主人公の映画ということで無理無理子供連れで。PG-12だったりしますが。

映画はいきなり主人公がクイズショウでの不正を問われて警察で拷問を受けるシーンから始まる。警察の尋問とクイズショウのシーン、そしてクイズの問題にからめての主人公の生い立ちの回想をカットバックさせるシンプルでテンポのいい構成で映画は進んでいく。「そんな都合のいい問題ばかり出るか?」とかいうような疑問はないわけではないが、子役の素晴しさにいつの間にか主人公を応援する気持ちに乗せられてしまっているのが上手い。
主人公の一途な性格とその後の兄弟関係を暗示する重要なシーンとして、主人公が憧れの映画スターのサインをもらおうと、閉じ込められた汲み取り便所から肥壷に飛び込んで脱出し、糞まみれになりながらもめでたくサインをゲットするというシーンがある。ダニー・ボイルの出世作「トレインスポッティング」で主人公のジャンキー青年がクスリを拾うために「スコットランド一汚いトイレ」の中に潜るシーンを思い出させるシーンた。ただ夢も希望もない日常からの脱出先をクスリに求めている「トレインスポッティング」の登場人物たちと違い、こちらの主人公の場合過酷で劣悪な日常から這い出す先に憧れの映画スターという「夢」だったり、初恋の女性の「愛」だったりというシンプルな希望があるのが大きな違い。落日の大英帝国と成長真っ最中の国インドの違いなのか、これがいちがいに作り手のエキゾチシズムとは言い切れない説得力が映画に映し出されていたのがこの映画の勝因だろう。

シナリオはうまいといえばうまいんだろうか、ラストの問題とか「ライフライン」とか、本当に予想通りの展開に落ち着くのはどうなのか。まあそうなって欲しい、というところに落ち着いたんだから文句はないんだけど。

さあこれが行けたんだから次は「グラン・トリノ」か「ミルク」だ。子供連れで?

テーマ:映画感想 - ジャンル:映画

【2009/05/07 01:46】 | 映画 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
祝春一番2009(5/5、服部緑地野外音楽堂)
今日は今にも振り出しそうな曇り空。
森を越えて流れてくる音楽の破片に、吸い寄せられて今日もビール片手に緑地公園へ。

福岡風太さんの「清志郎をぶっとばせ、三宅伸治BAND!」というMCとともに三宅伸治BAND登場。
からっと乾いたブギー調のロックンロールで飛ばしまくる。2曲目「ベートーベンをぶっ飛ばせ」(チャック・ベリー)では三宅さんギターを持ったまま客席を走りまわって客を煽る煽る。
そして「デイドリーム・ビリーヴァー」。今年の「春一番」でこの曲を聞くのは2回目になるけれど、どうもこの曲は平静には聴けない。いったん退却して座って聞かせてもらう。さすがにオリジナル、ちゃんと最後の歌詞を「ずっと夢見させてくれてありがとう」と締めくくってくれたのがよかった。
そして最後、ギター石田長生をゲストに迎えて演奏されたのが、誰もが知っているあのおなじみのイントロ!みんなが声を合わせて歌ってる。僕も最前列に走り出して天国のボスに届くように大声で歌わせてもらった。
三宅さん、サングラスの奥はどうかわからないが、最後まで口元に笑みをうかべて演奏してくれた(石田さんは登場した瞬間からぼろぼろに泣いてる風だったけど)。師匠であるロックのキング(本当の意味で彼を「ボス」と呼ぶ権利があるのは多分この人を置いて他にいないだろう)に仕込まれたショウマンとしての意地を見せんとするかのようなすばらしいロックンロールショウでしたよ。
三宅伸治

次に登場したのが木村充揮で、打って変わってリラックスした調子の渋いステージ。
「ハッピーな歌うたって調子はどうだい?」という「ハッピーソング」という歌にすごく心が軽くなった。最後は三宅伸治をゲストに迎えて「心はマルハダカ」。

なんかじゅうぶんいい物を見せてもらったという満足感があったので、雨がぽつぽつ来出したのを潮時に引き上げました。このあと石田長生さんとか渋谷毅オーケストラとか、ブルースセッションとか、たぶんすばらしいステージが続いたことだろうとは思うのだけど。
確かに音楽は一期一会で「ああ、ちゃんとライヴを見て置けばよかった」とか思うこともあるかもしれないけれど、いつでもそこにそのうたはあるんだ、必要な時には出会えるんだっていう変な安心感みたいなのが得られたような気がする。
ああ、もうひとつ大切なことを忘れていた、三宅伸治BANDの前に出た宮里ひろしさんが、中島らもさんの「いいんだぜ」を歌ってくれたのだった。テレビやラジオではぜったいに流れることはないかもしれない。でも、人を力づけてくれるこういう本当にいい歌は絶対にこうして歌い継がれていくんだ。

キヨシの木
緑地公園で毎年この時期にやっている植木市で立派なオリーブが安くで出ていたので、買って帰って玄関脇に植えた。キヨシの木と呼ぶことにする。

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【2009/05/05 23:53】 | ライヴ | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
GO AHEAD!
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【2009/05/05 12:47】 | 未分類 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
祝春一番2009(5/3、服部緑地野外音楽堂)
服部緑地の野外音楽堂で、毎年恒例の祝春一番2009
どうも気が晴れないんだけどね、でも前から予定していたことだし、天気もいいしビールと弁当持って家族ででかけました。人多いなあ。年々お客さん多くなってるんじゃないかな。なんとか芝生に場所を確保したけど、来年はもっと早く出なきゃ。
客層、当然のことながらこないだの「Springfield」とはぜんぜん違う。特に、芝生周りは関係者含めて1世代上の方ばかり。で、この世代の音楽ファンの方々ってへヴィスモーカーがデフォルトなんですよね…。

今日の出演者は出演順で以下のとおり。
松田ARI幸一エルキュール上野アフターアワーズSHOWヤスムロコウイチ大塚まさじ安宅浩司モーガンズ・バーNOTALIN'Sかんたろう光玄アーリータイムズストリングスバンドいとうたかお林亭ふちがみとふなとZOUND SYSTEMC-RAG兄貴有山じゅんじ小谷美紗子良本優作

・序盤の見せ場は大塚まさじさん。弾き語りで「サーカスにピエロが」演奏したあとモーガンズバーや安宅浩司(g)も交えて「遠い日の少年」「プカプカ」など。

NOTALIN'S。遠藤みちろうさんは去年は見に行った日が出演の日と違ったので見られなかったんですが、今回はかぶりつきで見ました。石塚俊明さんのドラムがむちゃくちゃ強力で、ロケットマツのピアノとともにみちろうの雄たけびを煽りまくる。最高に強力な布陣です。曲は「お母さんいい加減」「天国の扉」「カノン」の3曲、なんか春一でやる曲いつも同じのような気がしますが、いやすごいパワーで、惚れ直しましたよ。
みちろうさん

・中盤の主役はアーリータイムズストリングスバンド、バンジョーやスティールギターの達人をフィーチャーしたカントリーロックのはずなんだけど、渡辺勝さんギター弾きまくりで、むちゃロックです。ラストの「僕の幸せ」もはちみつぱい版で武川さんがバイオリンで奏でていたイントロのフレーズをギンギンにギターで弾くもんだから笑ってしまった。アーリーはこのあとのいとうかずおさんのステージでも最後の1曲のバッキングをつとめてずぶずぶのレゲエを演奏したり、さらに林亭の最後の「夜汽車のブルース」にも参加するなど大活躍。

林亭いいなあ、CD買った。ちなみに「夜汽車のブルース」は現在映画監督としてロカルノで賞を撮ったりしている小林政広さんの曲らしいのだが、高田渡さんの「生活の柄」を歌いこんでいたり、細かいアレンジがニクい。

ふちがみとふなと、「愛さずにいられない」「大人節」「私に起こると思わなかったこと」「GOGOマングース」「ふなとべーかりー」。「GOGOマングース」のコール&レスポンスはちょっと難度が高い。ここでがんばりすぎて「ふなとべーかりー」で息絶え絶えになってしまった渕上さんなのだった。

・終盤の見せ場はなんといっても有山じゅんじさんだった。ビリートップというツインギターのバンドと登場、ギター3本が唸りまくるどハードロックが1曲目です。いやカッコいいわと思ってたら、加川良がするすると登場してボーカルに。これ「戦争しましょう」ですね。大音量に吸い寄せられてステージ前で体を揺らす。2曲め以降は木村充揮のカバーとか、よりブルーズっぽい流れだったけど。
ベーシストだけ残してバンドが退場し、アコースティックギターに持ち替えた有山さん、ああ、このイントロは…。
タイマーズバージョンの「デイドリームビリーバー」!正直不意打ちで、やられてしまいました。ええ年のおっさんがボロボロの見苦しい姿を晒してしまった。90年代に再開後の春一番に一度出演したことがあったのは知っていたけれど、正直なところ春一番のカラーとはちょっと違うし、今日こんな風に清志郎への思いを共有できるとは思わなかった。「ずっと夢見させてくれてありがとう…」。周りけっこうみんな泣いてました。みんな清志郎のことが好きだったんだ。有山さんありがとう。
(春一番のプロデューサーの福岡風太さんは舞台監督として清志郎のツアーを手がけたことがあるらしいので、縁がないわけではないのです、ああそしてベースはラフィタフィで弾いていた藤井裕さんだったそうで。)
太陽に笠が
・天高く、太陽を囲むように、大きな虹色の笠のようなわっかがかかっていました…。


ビレッジプレスの物販で「ぐるり2009/4」購入。うわさの「紙のおとうた通信」(いつもライヴ情報でお世話になっている「おとうた通信」のフリーペーパー版)ゲット。これすばらしいです。若い方が作ってられるみたいなんですが、春一番からベアーズまでカバーするその守備範囲の広さが嬉しい。今号は福岡風太さんのインタビューも付いてます。定期購読準備中とのことで、もし準備が整ったら多少払っても絶対申し込みますよ。

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【2009/05/03 23:10】 | ライヴ | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
僕の理解者は行ってしまった
ああ、清志郎…。












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【2009/05/03 02:09】 | 日記 | トラックバック(0) | コメント(6) | page top↑
こころの持ちようさ
JAGATARAは暗黒大陸じゃがたらのころからなぜか好きだった。
きっかけはたぶん82年、大学に入学した年の学祭の前夜祭の野外ライヴで見たのははじまりだったと思う。音楽のことは覚えていないけれど、ゲストで出てきた町田町蔵が(酒だか他の何かだかで)べろんべろんだったのは覚えている。渋谷陽一のFM放送「サウンドストリート」でスタジオライヴがオンエアされたのもこの頃だったと思う。このときの放送の編集をめぐって渋谷陽一(ロッキング・オン)対中村とうよう(ミュージックマガジン)の間で場外乱闘が起こったことなど当時はぜんぜん知らなかった。ファーストアルバムの「南蛮渡来」はどこで買ったのだろう、当時自主制作のLPの入手できるレコード店はかなり限られていたはずだが、さっぱり覚えていない。
ただ、それまで触れたことのないアンダーグラウンドな空気感、いかがわしさ、ヤバさいったものに、エアチェックマニアのロックおたく(当時「おたく」という言葉はまだ存在していなかったが)のお坊ちゃんは一も二もなく参ってしまっていたのだ。
その翌年、それまで行ったこともないライヴハウスにいきなり単独のライヴをに見に行ったくらいだから、よほど気に入ったのだと思う。じゃがたらはその大阪公演の直後の京都で、中心人物のヴォーカリスト江戸アケミ(女性のような名前だが立派なおっさんである)が精神に変調を来たし、一時活動を中止することになる。
87年にJAGATARAとして活動を再開した彼らの最初のアルバムがこのアルバムだ。4曲の長い曲が収められた八木康夫氏のポップなイラストのジャケット(色違いで4色のパターンがあった)のこのアルバムを、僕は三条新京極下るの詩の小路ビルにあった優里奈レコードで買った。暗黒大陸時代の混沌から比べるとはかなり音は整理されている。洒落た真っ赤な衣装をそろえてTVに登場した彼らを見て仰天した覚えもある。しかし、ギターのOTOを中心に作られたそのファンクサウンドはひたすらかっこよかったし、何より中心となるアケミの歌はあいかわらずいかがわしく、そしてオシャレに消費されるには圧倒的にダサかった。
のちのアルバムと比べてもポップな印象を受けるこのアルバムのサウンドは、おそらくまだアケミが本調子でなかったことにも理由はあるのだろう。現にCD化される際にボーカルが一部差し替えられたりしている。でも、何よりバンドに一番勢いのあった時期のアルバムだと思う。
4曲の最後に収められた最後の曲がゆるやかなレゲエの曲で、これもちょっとビックリさせられた。けれど、このアルバムを聞いてから「南蛮渡来」を聞きなおして、実は本質的に彼らは変わっていないということに気づかされることになる。ちょっと屈折して見えるけれど、実はまっすぐなポジティヴヴァイブレーション。そんな彼らにこのレゲエの曲はふさわしい。

ちょっとの搾取ならば がまんできる
ちょっとの搾取ならば 誰だってそりゃがまんできるさ
それがちょっとの搾取ならば

心の持ちようさ

しかしこの歌のタイトルは「もうがまんできない」という。
この強烈な皮肉もカッコいい。



本屋で「月刊仲村みう」を立ち読みする。写真も素敵だが、インタビューを読んでその波乱万丈ぶりに唖然とする。カッコいいぜ、ちょっとファンになったぞ。
(amazonのカスタマーレビューじゃあんまり写真の評判よくないのね、ふーん)

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【2009/05/01 02:01】 | 今日の1枚 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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