ユメ十夜
ぜいきんのことをやる。市民会館で相談したり。
なんとなく形はついてきたけれどまだもうちょっと。

晩、録画していた「墓場鬼太郎」人狼の回と、チャンネルNECOでやっていた「ユメ十夜」を見る。
「ユメ十夜」はいきなり第一夜・実相寺昭雄&久世光彦、第二夜・市川崑と物故者シリーズでのけぞる。第一夜はきょんきょん主演で漱石の意匠を借りて実は百間、久世光彦の趣味炸裂ですな。市川崑はむかーし「股旅」かなんか見たくらいで「金田一耕介」ものすらみたことがないのだ。この短編はさして面白いと思わなかった。
以下清水崇から松尾スズキ・漫画太郎までまあいろんな監督が10分ずつやってます。感じたのは10分って意外と長いってこと。好き勝手アホなことやっていても10分もたすのは結構大変だ。そういう意味では山下敦弘のがあれっもう終わり?っていうスピード感があってよかったと思います。

ちょっと気になったので漱石「夢十夜」を読み返してみました。
意外と原作に忠実じゃん。

夏目漱石「夢十夜」

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【2008/02/29 01:59】 | 映画 | トラックバック(0) | コメント(2) | page top↑
オン・ザ・ロード・アゲイン

でもそのときはまだふたりともマヌケみたいに街のなかを踊りまわり、その後をぼくは、興味をそそる連中に会うといつもそうしてきたように、よろよろくっついていったわけで、ぼくにとってかけがえのない人間とは、なによりも狂ったやつら、狂ったように生き、狂ったようにしゃべり、狂ったように救われたがっている、なんでも欲しがるやつら、あくびはぜったいしない、ありふれたことは言わない、燃えて燃えて燃えて、あざやかな黄色の乱玉の花火のごとく、爆発するとクモのように星々のあいだに広がり、真ん中でポッと青く光って、みんなに「ああ!」と溜め息をつかせる、そんなやつらなのだ。
ジャック・ケルアック「オン・ザ・ロード」(青山南訳・河出書房新社p.14)

いやいいなあ、このリズム感、スピード感。まだロードに出さえしていないんだけど。
ちなみに旧訳ではこんな感じ。

だが、その時、二人はくねくねと街の中を踊り歩いて行った。これまで自分の興味をひく人を追いかけてきたぼくは、この時も彼らの後をよろよろと従っていった。ぼくの性に合う人といえば、それは気狂いじみた人間で、生きるために狂い、話すために狂い、救われようがために狂い、一度に何もかも望む人間であり、決して欠伸をしたり、平凡なことをいったりせず、星の群れをよぎる蜘蛛のように、炸裂する黄色いローマ花火のように、ただ燃えに燃える人間だけなのだ。(以下略)
ジャック・ケルアック「路上」(福田実訳・河出文庫p.14)


 

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【2008/02/27 20:41】 | | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
TANA PRESENTS (2/24, 本町jaz' room nu things)
久しぶりにライヴに行ってきました。
本町のjaz'room nu thingsという初めてのお店です。ここはかの阿木譲先生のお店なのだそうで、会社帰りのスーツ姿では追い出されるんじゃないかとびくびくしていったんですけど…とりあえず阿木先生はおられなかったようです。打ちっぱなしの内装は開放的でなかなか居心地いいです。薄暗い場内のテーブルにはキャンドルが置かれていいムード。
nu things

bikemondo。向かって左側にボロいストラトを持った男性、この人は前太陽公園のイベントで謎のギター演奏をしていた半野田拓さんですね。どうやら右側のピアノの前の女性がbikemondoさんのようです。ヘタウマなピアノの伴奏に合わせて微妙に調子をはずしつつも口ずさまれる意味のつながらない言葉の断片の連なり、でも一聴して頭にこびりつくポップなメロディは、いわば高度な鼻唄といった趣。半野田さんの微妙にチューニングのずれたようなギターも丁寧に歌の世界に彩りを加えています。

ウリチパン郡。アコースティックギターを抱えた男性と、ふたりのキーボードの女性の3人のボーカルの掛け合いが楽しいです。エコーの中でくっきりつむぎだされるアコギのメロディやキーボードの多彩な音色が溶け合い、サウンドは一点の曇りもないカラフルなポップです。オールタイチさんってもっとわけのわからない音楽やっているイメージがあったんですが、変な先入観が吹き飛ばされる楽しいステージでした。ドラムはPARA・VOREDOMSの千住さんですね。ラストの弾んだリズムの曲では面目躍如と言う感じで複雑なビートを繰り出してられました。4月に出るという新作はぜひ聴きたいです。

ゑでぃまぁこん、去年の11月以来3ヶ月ぶりですね。水谷さんのソプラノサックスとエディさんのギターでしっとり始まる「あみめ」、そして楯川さんがマレット持って加わる「真夜中の音楽」とおなじみの曲ではじまりますが、そのあとはじめて聞く曲を2曲。同題のCD-Rには実は収められていない「窓辺のふぁふぁふぁ」は珍しい速いテンポの楽しい曲です。「塵散舞埋」や楯川さんがなんか変わった管楽器で水谷さんのサックスに合わせる「麻雀砂漠」と聞かせたあと、エディさんピアノに向かい「とらとらいおん」!!ラストこれまた初めて聞く曲と、次々に新しい曲できてるんだな、早く新しいアルバム作って欲しいです。

最後は今回の企画の主催者PAAP(「ぱーぱ」と読むみたいです)。ピアノ・ベース・管楽器の変則フリージャズトリオ、即興ぽいインストと、ベースの人がきっぱり歌う素朴なメロディの歌声の距離感が面白いです。1曲目「おいしいパンをつくるぞ~」とか、忘れられません。管楽器はゑでぃまぁこんでもおなじみの水谷さん。ベースの人はサスペリアの人のようですね。
アンコールで昭和元年のヒット曲だと言う「思い出した」と言う曲をやってました。

今回はゑでぃまぁこん以外ははじめて見たアーティストばかりだったけど、どれも面白かったなー。
バイクモンドとPAAPのCDを買ってしまいました。そしてウリチパン郡、楽しみです。
ウリチパン郡
P.S.もらったフライアーによるとウリチパン郡のレコ発イベント、なんかすごいんですけど。

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【2008/02/26 00:51】 | ライヴ | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
また雪/ココイチ
雪の朝
また雪でしたね。うちの近辺じゃ朝も降っていて、こらあかんと思ってバスで行こうと思ったらバスが来ず、結局家に引き返して自転車で出かけました。指が冷たくて死にそうでした。
これが堺についたらえらいいい天気で、雪なんかカケラもないんだからずっこけてしまう。

仕事が夕方で終わったんで、本町のnu thingsというライヴ・べニューに久しぶりにライヴ見に行って来たんですが、それについては改めて。
ライヴが終わってからなんか食おうと思ったのですが、近辺に店の気配もなく、結局地元に戻ってきて駅前のCOCO壱番屋でカレー食うことにしました。
0224CoCo壱番屋
いやあ、夜遅くまでやってるんで、前から帰りに自転車で前を通るたびにカレーの匂いがして、いっぺん行ってみたかったんですよ。
で、お味のほうは…んー普通、ということで…。

【2008/02/24 23:55】 | カレー | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
より深く言葉の意味がわかると…

おもしろいですねえ。今、日本語を勉強しているので、ほぼ毎週、昔の自分が好きだったものを壊します、壊れます。より深く言葉の意味がわかるようになると、どんどん好きになるか、逆に壊れていくかのどっちかです。

「ミュージック・マガジン」3月号、野々村文宏によるジム・オルークのインタビューより。日本語で行われたと言うこのインタビュー、他にもいろいろ面白いこと言ってます。
しかしそれにしてもこの人、小学生にしてシカゴの公立図書館で借りたECMのレコードでデレク・ベイリーのファンになり、ファンレターを出して、アイルランドへの家族の里帰り旅行の帰りにロンドンまで会いに行き、そのままヘンリー・カイザーらも含めた即興週間に出演してしまってという、なんとまあ早熟な!


blocというのを入れてみました。
いろいろライヴの予定を貼ってみたりしていますが、実はまったく行けなかったりします。まあ妄想の日々ということで。
今日のEASEとか行きたいなあ。

takutのbloc

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【2008/02/23 09:33】 | | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
おたおめ!
埋め
暖かい休みの一日。
実は誕生日でして、まあ奥さんは出勤、子供は学校ですから、いつものように送り出してから、ひと寝入りして昼前に起き出して来て、着替えようとすると…。
おたおめその1
カレー(笑) 2/3ということはどこかにあとふたつ?
これは…もしかして宝探し!?

探しました。
ひとつはクローゼットの革ジャンの中に、もうひとつはかばんの中にありました。
おたおめその2 おたおめその3

戦利品はこんな感じ。ありがたいことです。
戦利品

こないだランチに行った西泉丘の「パリワール」で家族そろってディナー。
チキンと野菜のカレーにナン、ソモサ、タンドリーチキン、シシカバブ、サラダ、デザートetcのついたカップルセット4200円と子供用にキッズプレート850円を頼んで3人で分けたんですが、ボリューム満点でおなかいっぱい。
前回辛さが物足りなかったカレーも、少し辛目でリクエストしたら結構ホットで文句なし。
0222パリワール
【2008/02/22 21:42】 | 未分類 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
キング・オブ・コメディ

一生愚か者でいるよりは、一夜でも王になった方がいい。
(ルパート・パプキン)



(注意!この文章には「ネタバレ」に類することが平気で書かれていますのでご注意ください)
WOWOWでスコセッシ監督「キング・オブ・コメディ」(1983)を見る。
デ・ニーロがコメディアンをやってるという程度の前知識で見て、唖然とした。すごーく気色の悪い、変な映画。話はデニーロ演じるコメディアン志望の男が、ジェリー・ルイス演じる人気司会者を誘拐して自分を番組に出演させようとするという話なんだけど、妄想を現実と並べてぽんと提示するトリッキーな演出のため、どうも全体に悪夢じみている。一番不気味なのはクライマックスのテレビショーでのデニーロのスタンダップコミックのシーン。どう考えても悲惨な田舎での生い立ちをそのまましゃべっているだけなのに、これがどっかんどっかんウケまくる。「いまごろジェリー(司会者)は町のどこかで監禁されてる」で最大にウケてサゲなんだけど、それって事実ですから。
そしてこの事件で本当に「キング・オブ・コメディ」になってしまうという妄想めいたエンディング。デニーロは「タクシー・ドライバー」のトラヴィスとまったく同じ役どころだよな。こういう狂気めいた役がハマるなあ、素晴しいです。
最近迷走気味のスコセッシ、このころの切れ味の鋭さったらない。「アフターアワーズ」も見てみたいな。

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【2008/02/20 01:46】 | 映画 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
チキンカレー/春の訪れ
0217ビアホイ
梅田の越南酒飯ビアホイでカレー定食。チキンのカレーに、3種のお米をブレンドしたという土鍋の蒸し御飯、サラダがついたセットです。ドリンクとデザートのバイキングが日祝はプラス300円でつくのだけど1200円はさすがに高いのでとりあえず定食だけ。
堀江のチャオルアと同系列なので同じ味かと思ったけど、基本甘口ながらチャオルアのチキンカレーと違って結構唐辛子の辛さが残ります。お代わり自由の蒸しご飯もなかなか風味があって美味しいです。


しかし寒い、寒すぎる。
また風が強い。うちのまわりは畑で、そこら中になべやらフライパンやらペットボトルやら首の取れた人形やらが案山子代わりにぶら下がっているのが、毎晩カラカラとにぎやかなこと。
そして冷たい風の中に春の気配が。
ここ数日なんか頭痛がすると思っていたら今日は鼻水も出てきた。
今年は去年より少ないみたいだけど、またこの季節が始まるわけだ…。

畑の脇の梅林では紅梅が満開になっているのでした。

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【2008/02/17 22:55】 | カレー | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
世の中には不思議なことなどないのだよ
あしたはとくべつすぺしゃーるでー
ってもう今日やけどな。

休みだけど昼前まで寝てしまうので、イミなし。
寒いので気が進まんのだが、とりあえず飯食いに出て、ついでに「古本市場」をうろうろ。
古屋兎丸「ショートカッツ」がたいそうおもしろかったのだけど、さすがにこれを娘に発見されては困るなあと思い、買えず。年を取るってこういうことなのね。

図書館で借りてきて「京極堂トリビュート・妖怪変化」(講談社)読了。
いやこれがひどい。あさのあつことか西尾維新とかそれなりに名のある作家さんだろうに、なかなかに惨いありさま。。ほかに落語やら漫画、映画シナリオ風といろいろあるけれど、ことごとくはずしまくっている。それとも二次創作のスタンダードってこんなものなのかな。
小説では牧野修って言う人のが唯一おもしろかった。この人って「ミユキちゃん」の亜羅叉の沙なんだ。
ラストの諸星大二郎は別格。「妖怪ハンター」シリーズは読んだことなかったのだけど、ちょっと読んでみたい。ぜんぜん京極堂と関係ないような気もw

あと、取り留めないですが、暮に買ったThe Dillinger Escape Plan"Ire Works"のおまけのDVDをやっと見ました。PV2曲とライヴ2曲、テンションぶち切れ杉で快感です。
ライヴの1曲は02年のフジロックフェスで、あとでWOWOWで見て、こんなバンドが出てたんやーと悔しく思ったのが思い出されます。ちなみにWOWOWのショットかと思いきやなぜかステージサイドからの手持ちカメラの映像。

これはDVDには入ってません。なぜかAphex Twinの「カム・トゥ・ダディ」のカヴァー。

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【2008/02/14 18:19】 | | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
ホエン・アイ・ウォズ・ヤング
ひょんな弾みでここんところ60年代後半のガレージやサイケのバンドばかり聞いている。
といってもオリジナルアルバムを持っているわけではないので10年位前に集中的に買い集めた"Nuggets"や"Pebbles"といったコンピレーションをiTunesに取り込んで、他にそれっぽいアーティストの曲と合わせてプレイリストを作り、シャッフルで聞いている程度なんだが。

さて、そんな中で再発見のアーティストがエリック・バードン&ジ・アニマルズ。「朝日のあたる家」でおなじみのアニマルズのリード・ヴォーカル、エリック・バードンがアメリカにわたって結成したバンドなのだけど、これがなかなか今回のテーマにはまっていて、いい。強力にガレージっぽくて、強力にサイケ、なおかつそこはかとなくB級な香りが漂う。
で、どうもオリジナルアルバムが紙ジャケ再発されているらしい、ここはひとつちゃんと聞いてみよう、ということで閉店間際のタワーに駆け込み探すが見つからず。
まったく関係ないピンク・フロイド「夜明けの口笛吹き」40周年記念盤の、それも3枚組スペシャルヴァージョンなんて買ってしまった。うーん。

とりあえずオリジナルアルバム未聴なので、僕のソースのベスト盤です。
どの曲もいいけど「ホエン・アイ・ウォズ・ヤング」「ア・ガール・ネイムド・サンドーズ」の2曲が最強!

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【2008/02/12 01:48】 | 音楽 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
君にめろろん
きのうは久しぶりの雪で、今朝も一面の雪景色。
天気はよく晴れて、きらきらとまぶしい。
風もなく、穏やかな気候の一日。

毒入り餃子を祝って神戸の南京町の春節祭に。
肉まんやら豚耳やら海鮮ビーフンやら食べまくる。
そしてもちろん、ギョーザも。
雪景色 春節祭

「墓場鬼太郎」、出だし、鬼太郎の誕生のあたりはまあそこそこというところだったけど、鬼太郎のキャラがはっきりしてきて俄然面白くなってきた。いくつかのプロットが錯綜していきあたりばったりな原作を大幅に整理しており、「あのエピソードはやるのかな」とか気になるところもあるけれど、まずまず原作のおかしさをよく伝えています。
前回はキャット寝子こと猫娘のエピソードで、寝子さんの変貌ぶりなど見所多かった。

で、我が家ではこの曲がちょっとしたブームです。
君にめーろめーろ~。

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【2008/02/10 23:16】 | YouTube | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
お早う
おはよう。


小津安二郎の映画ってパワーあるよな。
文化住宅の間から見上げる堤防のショットなんか一度見たら忘れられん。
よく小津を語るときに古きよき日本の懐かしい風景というような表現をすることがあって、それはまあ完全間違っているわけではないのだけど、僕はむしろ、美しい風景も人間の醜さも突き放して映し出してしまうそのクールな視点にしびれてしまう。それはたぶんローアングルの視点と、切り返しを多用したそのスタイルからくる印象なんだろうけど。
小津に描かれる世界は、懐かしさはないことはないのだけど、高度成長期に子供時代をすごしたものにとってはもうすでに失われている風景でもあるわけで、その観察者めいた視点のおかげで、まるで外人が見るのと同じようにストレンジな気持ちで眺めることができる。
いつどの映画をみてもおもしろくてしょうがない。

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【2008/02/08 09:23】 | YouTube | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
アメリカン・ギャングスター
なんばパークスシネマのシアター6でリドリー・スコット監督の「アメリカン・ギャングスター」を見てきました。実話を元にデンゼル・ワシントン演じる黒人麻薬王とラッセル・クロウのはぐれ刑事の対決を描いたギャング映画です。

リドリー・スコットといえばもちろんカルト・クラシック「ブレードランナー」の人です。
その後日本でロケした話題作「ブラック・レイン」が大味なひどい出来で、逆光とかスモーク多用した絵を撮る「映像派」監督みたいな悪いイメージしかなく、今回久しぶりに監督作品見てあんまりちゃんとした映画過ぎて感心してしまった。実話に基づくストーリーをいかにシンプルに、ストレートに語るか腐心しているようで、それは確かに成功していると思う。むしろ最近のスコセッシの映画なんかの方がよっぽどケレンで底が抜けていたりする。ただそれでどっちが面白いかと言うと判断は微妙なとこなのだけど。

汚職がはびこる警察内部で周囲から浮き上がりながら頑迷に正義を通し続けていたクロウと、有能なビジネスマンばりの勤勉さでイタリアンマフィアが100年かかってできなかったシェアの独占をわずか数年で成し遂げてしまったワシントンが、映画の最後で敵味方としてにようやく出会い、お互い組織のなかでのアウトサイダーとして奇妙な連帯感めいたものをいだく。図式的にはいちおうラッセル・クロウとデンゼル・ワシントンの2枚看板として成り立っているのだけれど、これはもうワシントンのキャラクターの方が圧倒的に立っている。紳士然とスーツ姿で決め、ピンプ風のファッションをしたがる若い衆を怒鳴りつける。家族を愛する家庭人でありながら、敵に対しては自ら容赦なく弾丸を撃ち込む冷酷な冷酷無比なギャングで、同胞を麻薬で食い物にすることには何の躊躇も感じない。

最後は一族を売って捜査協力したおかげで刑期を大幅に短縮されたワシントンが出所するしてくるシーンで終わる。彼が現役だったころのソウルミュージックの時代は終わり、ヒップホップが流れている。そのわびしさ。スコセッシだったらシド・ヴィシャスの「マイ・ウェイ」を流すシーンだけど、この辺が手堅い。
長いエンドタイトルが終わって銃声とバックフラッシュに浮かび上がるその姿。最後の最後でリドリー・スコットらしい鮮やかなビジュアル、この映画が誰の映画かはっきり浮かび上がる瞬間だ。


しかし、映画館の中でポスター見てたけど、日本映画が調子がいいなんて誰が言ったんだろう。長嶋一茂が郵便局員やる映画だの竹中直人と吉永小百合が邪馬台国探す映画、三宅裕二がフォークソング歌う映画、犬の映画、綾瀬はるかがサイボーグやる映画、綾瀬はるかが座頭市やる映画…。
いったい誰に向けて映画作ってるんだか。

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【2008/02/07 08:04】 | 映画 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
他の誰かにはなりたくない
なんとなくNHK BS hiを見ていたら、「ニューヨーク街物語」とう番組で、Care Bears On Fireというバンドのルポをやっていた。これがなんと幼稚園のころからの幼馴染3人組による12歳のパンクバンドなのだ。もう15曲もオリジナルのレパートリーがあるっていうからたいしたもんだ。ライヴをやると同世代の小学生で満員なんだって。

すごいお金持ちそうだったり、ステージママの影がちらついたり、突っ込みどころはないこともないのだけど、勢いと曲のよさはなかなか侮れません。
ちょっとボーイッシュなドラムのイジーちゃんがクールだと思います。

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【2008/02/04 00:42】 | 音楽 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
10年
10年前、98年といえばフジロックの1回目が台風でつぶれた翌年。ライヴに一番足しげく通っていたころだ。
ついこの間のことのようなんだけどな。
でもウィンドウズ98の年だとか言われるとさすがに一昔感ある。
さめたピザ、和歌山の砒素カレー事件、モニカ・ルインスキー。

僕自身は何も変わってないと思っていた。けれど当時の自分を思い返してみると確かに変化はいろいろとある。10年前の自分には現在の自分の姿なぞ想像もつかない有様だとも言える。
でも何より変わったのは、10年前に影も形もなかった君が、当たり前のようにでかい顔をしてここにいることだろう。それを当然のこととして受け入れている不思議。

10年
誕生日おめでとう。
つぎもう10年そこらすれば、かなりの確率で君はもう僕たちの元から旅立っていく。(たぶん)
残り短い君との生活を楽しませておくれ。


今思い出したが、おまえの生まれる前の日、二人で庵野秀明の「ラブ&ポップ」を見に行ったんだった。ラストがなぜか「あの素晴らしい愛をもう一度」でね…
…やっぱりたいして変わってねーな。

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【2008/02/02 01:49】 | 未分類 | トラックバック(0) | コメント(4) | page top↑
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