僕はベルハーが好きやったし、今でも好きだから、推しもいないのにこうやって元メンバーの出るイベントにわざわざ東京まで出てきたんや。
僕はベルハーが好きやったし、今でも好きだから、推しもいないのにこうやって元メンバーの出るイベントにわざわざ東京まで出てきたんや。

2回目のゼアゼア、この間はじめて見た時はベルハーとおなじ格好をしたメンバーがお馴染みのベルハーの歌を歌っているのにまったくベルハーじゃないっていう不思議な感じがなにより強かったのだけど、今回はゼアゼアとしてとにかく単純に楽しかった。たぶん自分の中でかちっとハマったのは3曲目「サーカス」で、前回も一番違和感のあったしっかりタイミングの揃ったヘドバンを目にしたあたり。もしベルハーにみずほがいなかったらありえたかもしれないもうひとつのベルハーをやりなおそうとしているんだと、はっきりわかった。みずほのいないベルハー、もちろんそれはベルハーではありえない、だからゼアゼアだ。楽曲はそれに耐えるだけの強度を持ち続けているし、振り付けだって完全にリニューアルされている。さらに最後に披露された新曲3曲のパフォーマンスは圧巻だった。特に田中D作曲の鼻歌感満載の謎曲「Upstairs down」は、そこまでベルハーナンバーを上手に歌いこなしていたゼアゼアメンバーたちのむき出しの不安定な歌声を堪能できるし、楽曲をラジオで聞いたときには曲の奇怪さに耳が行って気がつかなかった切なさも、振り付けが入るとバンジョーのフィーチャーされた狂騒的な中間部との対比がはっきりして一層鮮やかに伝わる。そしてファットなベースラインの上で右手を上げてただただペリカンペリカン歌い続けるメンバーたちとオタクたち。ゼアゼアになって、ややこしい物語から解放されて今演じられてるパフォーマンスをただ楽しむことができるようになったような気がする。まあそんなこというのは推しがそこにいないオタクの戯言かもしれない。

なんて思ってたら、アンコールでブッチさんの呼び込みでゼアゼアのメンバーに加えてゆるめるモ!とさらにあーやん、ヨネコも合わせたコラボレーションが。
12月の最後のベルめるモ!の時と同じ会場で、なんていうマッチメイク、ようなぴの「他のグループのことでそんなことはなかったのにベルハーがなくなると聞いたときには全員が泣いた」なんて泣かせるトークとか、おいおいまだ早すぎるだろう。
変化を恐れず星空を眺めながら一歩一歩歩いていくという詞の「ナイトハイキング」に続けて、最後はもちろん全員で盛大にぶちかまされる「エッジ」。気がつくと、目の前の柵の上に、4か月前は今ゼアゼアの後輩たちの着ている黒い制服を着ていたあーやんが真っ白の衣装ですっくと立って、「当たり前の明日はいらないよ」なんてガンガン歌ってる。あーやん最高や、主役のゼアゼアを抑えてすべてかっさらって行きやがった。そして僕は単純に音楽が楽しくてなんて言っていた舌の根のかわかないうちに、彼女の背負う物語の大きさに泣くしかない。

僕はベルハーが好きやったし、今も大好きやから、今後もメンバーやスタッフたちの作り出す音楽を、これからも追い続けるだろう。今はまだまっしろなゼアゼアのクロタンのミグマの、否応もなく生み出される物語の行方を追いかけていきたい。相変わらず推しがいないから、物販ではあっち行ったりこっち行ったりするんだろうけど。

(「Upstairs Down vol.1」4/17渋谷WWWXのための下書き)
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【2017/04/18 22:03】 | ライヴ | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
ヤなことそっとミュート「LIKE A BUBBLE TOUR」 in OSAKA(3/20、東心斎橋CONPASS)
前日に続いてヤなことそっとミュート、本日が本番。

LIKE A BUBBLE

まずは共演の3組。NEVE SLIDE DOWNはPassCodeの妹分的な存在の大阪の3人組アイドルグループ、何回か遠目には眺めたことがあったと思うのだけど、何故か4人組だと思っていたのは多分パスコのイメージでしょう。サウンド的にはパスコをさらにロックよりにした感じかな。金髪のセンターの娘を中心に歌やパフォーマンスもしっかりしてるけれど、最近個人的にどうにも苦手になっちゃったタイプの「ロック風アイドル」、すみません。

Emerald Fourはきっと4人組のガールズバンドだろうという勝手な予想を裏切って、ギタリストの男性とキーボード&ヴォーカルの女性の2人組デュオ。カラフルに明滅する柔らかい光の映像を流しながら、ミニマルな打ち込みのバックトラックの上で深いリヴァーヴのかかった女声ヴォーカルが漂うギターポップ。悪くはない。悪くはないが、せめて最後にとびきりキャッチーなキラーチューンが1曲でもあればと思った。このメンツの中ではちょっと収まりが良くなかった印象、エレポップ系イベントならハマると思う。

かなみる
おやすみホログラムはなんだかんだで1年以上見ていなかったのだった。前見た時はバンドサウンドっぽいサウンドだったような記憶があるのだけど、しばらく見ない間に、小川PをDJに従えてほぼ完全にダンスミュージックになっていた。
サードアルバム中心のセットで初めて聴く曲ばかりだけど、八月ちゃんとカナミルの二人の歌の絡み具合は相変わらず絶妙でいい。歌いながら片手でキティの大きな縫いぐるみを振り回し客席に放り込むカナミルさん、終盤の曲で、猛烈な勢いでカウベルを叩きながら観客の上にポーンと飛び込み、そのまま観客の上で狂ったようにカウベルを叩き続ける姿が最高にイカす。安っぽい煽りなんか一切なしで易々とロックな佇まいを獲得している唯一のアイドルがおやすみホログラムだと思う。
アンセム「ニューロマンサー」から、最後はギターがギャンギャン鳴り響く聞きなじみのあるロックンロールナンバー「plan」。

主役のヤナミューことヤなことそっとミュート、いつものように「ヤなことFriday」のSEが流れ出すと、ヲタクが手拍子取りながら声張り上げて合唱するようになっているのが楽しい。そしてふらふらと踊りながらメンバーが登場し、なでしこさんのはきはきした挨拶と共に「sputnik note」が始まる。4人のメンバーの声が重なりながら疾走する名刺代わりの1曲。前半はどちらかというとじっくり聞かせる曲が中心だったかな。「morning」はギターリフが激しく暴れまわるの間奏で手を叩きながら片足でくるくる回る振り付けがキュートで大好き。疾走するポップパンク曲「orange」はやっぱりとても愛らしくて、今日は赤いリボンのツインテールにしたなでしこさんに笑顔で指さしとかされるとドキドキしてしまう。
彼女たちの魅力はまずはそのまっすぐな4人の歌声なのだけど、もう一つはちゃんとステージ全体を使う、それもかなり激しい振り付けのパフォーマンスだ。オケではなく生のバンドをバックにしたライヴを見たいという希望を時々ネット上で見かけるのだけど、僕はまったくそうは思わない。もちろん激しいオルタナティヴなロックサウンドは魅力的だけど、あくまでもそこに乗っかる彼女たちの歌とステージパフォーマンスを最大限に引き出すためのものだ。そういう意味でヤナミューの立ち位置はベルハーと共に他の「ロック風アイドル」とは異なり、正統派のダンスヴォーカルグループ、正統派アイドルグループなのだ。そのダンスパフォーマンスや音楽的スタイルが、正統派と言うには多少とんがっているかもしれないけれど(ベルハーの場合はヴォーカルスタイルも)。
なで

自己紹介を兼ねた短いMCをはさんで後半戦へ。「カナデルハ」「Lily」「Just Breathe」とお馴染みのノリのいい曲でぶっ飛ばしていき、ファンキーな「No Known」になだれ込む必殺のセット。
最後はアルバムには入らない新曲「AWAKE」から壮大な「am I」とステージングと歌でじっくり魅せる曲で締めくくられる。今の彼女たちの魅力を最大限に詰め込んだ1時間弱だった。

まになで
ニューアルバム「LIKE A BUBBLE」発売に合わせてのツアー、名古屋・岡山と来てこの日の大阪が3箇所目になる。この後は東京WWWでのワンマンを残すのみなのだけど、すでにソールドアウトとのこと。どんどん大きなステージに上がっていく予感がする。

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【2017/03/21 22:14】 | ライヴ | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
ヤなことそっとミュート「BUBBLE」発売記念ミニライブ&特典会(3/19、タワーレコード梅田NU茶屋町店)
翌日の大阪公演のために来阪中の東京の4人組アイドルグループ、ヤなことそっとミュートがファーストアルバムのリリースに際して初めてのインストアイベントを行うということで、仕事終わりにNU茶屋町に出かけてきました。

いつものように「ヤなことFriday」のSEとともにゆるゆると登場したと思うと、まずは自己紹介。そしてあとはノンストップで7曲30分たっぷりのライヴパフォーマンス。
いきなり前日の岡山で初披露されたばかりの新曲「AWAKE」から、前回の大阪でのライヴである昨年末の時点で新曲だったファンキーなハードロック「No known」へと、まだ音源化されていない新しい曲で始まります。「No known」好きだなあ。
ヤナミュー曲には珍しくMIXの入れやすいイントロと腕を顔の前後に振る振り付けがキャッチ―な人気曲「Lily」から「Just Breathe」とセカンドEPの疾走感のある曲を2曲。
「Orange」はシリアスな表情で演じられる曲の多いヤナミューの曲では珍しく、ストレートなサウンドに乗せてメンバーが笑顔で表情で歌い踊る曲で、12月に味園で新曲として見た時はあまりピンと来なかったんだけど、アイドルらしいポーズや指さし、わちゃわちゃ走り回る振り付けがかわいくてとてもよろしい。そして最後は暴れまくるラウドなギターに乗せて疾走する「morning」と「ホロスコープ」タイプのじわじわと盛り上げる難曲「am I」という大阪初披露の曲で〆.。新しい曲いっぱい聞けました。
ハードなギターロックサウンドに清々しい歌唱というヤナミューの魅力は去年見た時と変わらず、さらに強力なアンサンブルをなしているように思う。インストアの音響のせいか、いつにもましてヴォーカルが前に出てよく耳に聞こえたような気がするのだけど、メインで歌うなでしこさんまにさんだけじゃなくて、一花さんレナさん含めてのハモりのグレードが高い。ベルハーの妹分的な登場をしたグループだけど、対称的なこの整ったキレイさは、ベルハーより広い範囲に届きそうだ。…と思ったのだけど、あとで居合わせたおやホロのオタクに、サウンドもルックスもオッサン向けにカスタマイズされてるから若いオタクは来ないと断言されてしまった。そんなもんかのう、おじさんは完璧だと思うんだけどなあ。

<セットリスト>
SE(ヤなことFriday)~MC
1.AWAKE
2.No known
3.Lily
4.Just Breathe
5.orange
6.morning
7.am l

リリースイベントといえば「レギュレーション」。レギュレーションっていうのはアイドル業界ではCD何枚で特典券何枚とか特典券何枚で握手何回とかいう決まりごとのことなのだけど、この日はニューアルバム予約で1000円購入ごとに特典券1枚で、特典券1枚でツーショットチェキコメントなし1枚、2枚でツーショットチェキコメントあり、3枚でメンバー全員との集合チェキコメントなしという感じだった。アルバム1枚2500円だからどうしても端数が惜しくてもう1枚積んでしまう絶妙な設定w。

なでしこ

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【2017/03/20 23:42】 | ライヴ | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
60/60(3/2、難波BEARS)
60/60
Sarryとライトノヴェルズ、どちらも男女2人組デュオというのが共通点だけど、もうひとつ、どちらもスペイシーな即興色の強い長尺曲を演奏するユニットであるという共通点がある。そんな2者がたっぷり60分ずつの持ち時間で対バンするのが今回のライヴ。オマケにいつものBEARS御用達酒店カマチさんが地酒の他にカレーを持ってくるという!これはオレのためのイベント!

カマーチン
ベアーズのフロアに入るとまずは宇宙酒店カマーチンのカレーのいい匂い、カマチさんが妖しい照明の中、カラフトワークでお馴染みの宇宙服姿でカレー鍋をかき混ぜてられるので、さっそく「宇宙きのことチキンのスペイスカレー」300円をいただく。今回日本酒に合うカレーは何だろうと考えてカレーうどんの和風だしの味しかないだろうということになり、さらにスパイシーとかけてスペイシーと名付けるがために生姜を入れまくってスパイシーに仕上げた一品。もちろんおすすめの青煌にごり酒といっしょにいただきます。
スペイシーカレー
濁り酒の甘みと特製スパイシーカレーの相性ばっちり。

先攻は大学教授にしてテルミン&ギター奏者の菊池誠先生とピカルミンやノイズ使いの元アイドル野中比喩嬢によるスペースフォークロックユニット、ライトノヴェルズ
ライトノヴェルズ
荘厳なシンセ風のバックトラックにきくまこ先生の華麗なギターソロが繰り広げられるオープニングにはじまり、コードストロークとそれに被さる比喩さんのテレコやらDSからくり出されてるノイズにテルミンへと序盤から気持ちがいい。地酒の効力もあってふわふわ…きくまこ先生のマイナーなアルペジオにのせて比喩さんの歌声と語りが始まり、ふっと途切れたときに切り込んできたシャープなテルミンの音色は比喩さんだったのかきくまこせんせだったのか、実はほぼ夢の中だったのであまり覚えていない。さらにパワフルなコードストロークのループに被さるエモーショナルなギターソロとノイズの嵐のドラマチックなパートから比喩さんのテレコからの電車内アナウンスやピカルミンのノイズが漂う浮遊感のあるパートに、最後は派手なギターリフに乗せて機材の上にすっくと立ちあがった比喩さんの各種ノイズが炸裂し、キュートな癒し系ヴォイスが響くエンディング。「なんだかとってもいいにおいがして来ました…こういう時は夢から覚めないといけないだなって」と(カレーの)匂いにつられて夢の世界から帰還する。あらかじめモノローグ用意してるのかと後でお聞きしたらすべてその場の即興だそうで。

私も匂いにつられてカレーお代わり。

sarry
最近はナスカカーなどでも活躍するハニィさんのベースとふじゆきさんのヴォーカルによるデュオ、Sarry。ハニィさんの不協和音のような弓弾きやパーカッシヴにビートを刻むベース音にふじゆきさんのテルミンのようなヴォイスが重なる幕開けから、ギターのように細かく動き出すフレーズやヘヴィなリフなどが次々に重ねられ、ヴォイスのエキゾチックなメロディと共に響き渡る。終盤はヴォイスはさらにフリーキーに、ベースはさらにノイジーに会場を埋め尽くしていく。1曲目だけで30分くらいあっただろうか。
後半は静かな曲から、3曲くらい短めの曲を演奏したのだったかな、最後はやはりノイジーに炸裂する展開で、気がついたら1時間が終わっていた感じ。圧倒的な構築力を息をひそめて見守っていたら居眠りもできなかったよ。

ライトノヴェルズ
結局カレー2杯に日本酒濁り酒2杯とおなじ青煌の蔓バラ酵母で作ったというお酒1杯いただいた。
ライトノヴェルズのCDはベアーズでのライヴエディットなのだけど、RじゃなくてプレスCD!
比喩さんとチェキ撮ってもらった。

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【2017/03/03 09:07】 | ライヴ | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
DAOKO 2017 “青色時代” TOUR(2/24、心斎橋BIGCAT)
DAOKOはあまり知らないけれど、オープニングゲストで大森靖子がアコギ弾き語りでやるというので見に行くことに。弾き語りの大森さん、去年夏の緑地のイベント以来かな。
青色時代


まずは大森靖子。開演時間は遅れるのが普通みたいなところばっかり行っているから、7時ちょうどにBGMで流れていた椎名林檎になぜか欅坂46の「サイレントマジョリティ」がかぶさって、なんだろうとステージを見たらアコースティックギターかけた大森さんがすでに登場して、iPhoneをマイクにかざしていたので慌てた。
まずは「PINK」。最後はほぼ絶叫で言葉をぶつけまくる曲で、対バンライヴの先攻アクトとして初見の客にガツンとかます一発目としてはベストの選曲。そして「TOKYO BLACK HOLE」へとつながっていく。大森さんこの日は明らかに調子悪くて高音がかなりつらそう。それでも歌い方や声の出し方でなんとかしてしまうあたりはさすがに場数踏んでいるだけある。
前半は「over the party」や「エンドレスダンス」といった、前回の「TOKYO BLACK HOLOE」ツアーで聞けなかったアルバム「絶対少女」の曲を披露。「絶対少女」の恒例のシンガロングタイムはこの日は女子→オッサン→ハゲの順。
この日のスペシャル、とってもキュートなタンポポの「I&YOU&I&YOU&I」のカヴァーから、「この歌の素晴らしいところは、IとYOUがいるだけじゃなくてIとYOUがいるからIがいて、さらにYOUがいてって繋がっていくところ。そんな風にみんなとつながっていきたいからリプでもDMでもしてくださいね」なんていうMCをはさみ、最近のテーマ曲ともいうべき「オリオン座」へ。この曲アコギ弾き語りで聞くのは初めてだけど、いつものように大切に丁寧に歌われていてすごく良かった。この日のライヴのハイライトだったと思う。
ザクザクとした切れ味のいいギターストロークがいつもカッコいい「SHINPIN」から、マイクを外れて生声を響かせる「呪いは水色」へ、そして最後はさらりと「キラキラ」で締め。この曲もひさしぶりに聞いた。弾き語りで「夏果て」とか「歌謡曲」とかまた聞きたいけれど、それはまた単独で。
またiPhone片手に、「サイレントマジョリティ」口ずさみながら退場する大森さんがとてもお茶目。

DAOKOはインディーズの時分に1枚アルバムを買ったはずなのだけど、どうもあまり気に入らなくて1回しか聞かずにしまい込んでしまったので、ほぼゼロの状態だ。
セッティングの間ステージ前にかかった紗幕にDAOKOのロゴが投影されていて、あ、これはVMOがやっていた奴!と思ったら、最初の曲でレンガが積み上げられる映像が投影されて、おお、ピンクフロイドみたいやなんて盛り上がったり。最初の方はずっとリリックが流れ続けていて、歌われている内容がダイレクトに伝わるのは初見のものにとってはわかりやすい。
3曲目だったか、最初「ダサい僕がうた歌っても可愛いい君は振り向かない」って言ってたのが、最後はノイジーなまでの激しさを増すトラックをバックに「ダサい僕だってうた歌うよ可愛い君が振り向かなくても」って絶唱される曲あたりからぐっと引き込まれた。次のダルなトラックに合わせて「今欲しいもの、マルキューから出てきたギャルに舌打ちされたってメゲないメンタリティー」なんてハスキーにラップされる曲もよかったし。DAOKOさん、「声量がある上手い歌」ではないけれど、可愛らしい声を振り絞ってかすれる感じが切なくてたまらなくいい。
ストリングスやブラスがフィーチャーされた賑々しい曲になり、バックダンサーが登場して、序盤のモノトーンの内省的な調子から一転してカラフルな色がついた世界に切り替わった印象、ノンストップで「ワサップ大阪!」なんて煽りからお馴染みのシンセイントロが入ってtofubeats「水星」カヴァーになだれ込む流れ、めちゃかっこええやん。映像もひたすらリリック中心だった序盤からイメージ映像を加えたものに変わっている。
終盤には新名林檎の「歌舞伎町の女王」のカヴァーも。ずっと歌の舞台は渋谷っぽかったし、まさにこの前の曲が渋谷の街の映像をつけた渋谷の歌だったから、この選曲はちょっと意外だった。開演待ちのBGMにずっと最近の椎名林檎の曲が流れていたから、それなりのリスペクトがあるのだろう。このあたり最初のCDからジャケ写で椎名林檎にオマージュをささげていた大森さんとの接点なのか。

アンコールでは期待通り大森さんが呼び込まれて、二人で大森さんのニューアルバム「kitixxxgaia」に収められる「地球最後のふたり」。アーバンなソウルナンバーでとてもクール。大森さんはツインテールにDAOKO物販で買ってきたというパーカーで可愛くキメてる。DAOKOさんはステージ上で誰かと共演するのははじめてということで、「初体験もらっちゃった♡」なんていう大森さんのいじりにとても楽しそう。ピンクがテーマカラーで新宿ホームの大森靖子と青がテーマカラーで渋谷がホームのDAOKOというコントラストが面白い。
DAOKOさん、その後のポップな曲のズッキュンみたいな振り付けもキュートだった。ラストはふたたび映像に合わせたパフォーマンスで締めくくられたのだけど、個人的には最後は幕を上げてほしかったところ。大森さんとの絡みが風通しよくて気持ち良かったし、アンコールくらいは紗幕を取り払って前に出てきてもよかったんじゃないかな。

DAOKO、もう一度ちゃんと聞いてみようか。

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【2017/02/25 01:03】 | ライヴ | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
CO-OP vol.3(2/19、難波BEARS)
まずはこの日のイベントの主催であるann ihsa、黒いストラトでリズム刻みながらふにゃっと柔らかい歌声を聞かせる安田莉沙さんという女性を中心にした3人組。他の2人はトランペットの女性と、ギターの男性(これまた黒ストラト)というちょっと珍しい編成で、前半トランペットの存在感が大きい。特に2曲目はリヴァーヴガンガンかけた激しいギターがトランペットと絡むサイケな展開がかっこいい。後半はゲストでコーラスの女性がもうひとり入って、トランペットの女性はパーカッションやキーボードに回ってまた違う色を付ける。最後の曲はキーボードの音色にカセットの犬の鳴き声がかぶさり柔らかい優しい歌を盛り上げる。わんわんわん。

7FO、機材が並んだテーブルのうしろにギターをかえたて男性が座っている。広げられたイフェクターやサンプラーでつくられた深い音像の中で、ギターのソロがゆらめいていたかと思うと後半はそれ自体音響となって溶け込んでいく。20分間の極楽。

ゑでぃまぁこんのライヴを見るのは、たぶん3年ぶりとかになるんだな。
全曲初めて聞く曲ばかりになっていてびっくりした。3年もたてば当たり前かと思うけど、あとでゑでぃさんにお聞きすると、せっかくだからと今年出来た新曲も何曲か演奏したとのこと。
新しく聞く曲、どれも時に陰りを帯びたメロディがすごくいい。適度な湿り気と乾き具合をいい塩梅に併せ持ったゑでぃさんの歌声に、サビになると、まどかさんのコーラスがハモりをつけ、モツさんのペダルスティールがそっとバックアップする感じがいつもながらたまらない。ゑでぃまぁこんのサウンドの要はやはりゑでぃさんのアコースティックギターの音色と、まぁこんさんのベースラインなんだけど、他のパートが有機的に絡み合ってアンサンブルを形作っていて、こんなに大所帯なのにバンドとして理想的だといつ見ても思う。
今回も中盤の曲の間奏の、まぁこんさんのベースラインが不穏に蠢く上でモツさんが搔き立てる金属音めいた音と水谷さんのフリーキーなサックスが絡むところとか、アンコールの曲のサビのバックで次第に高鳴るモツさんのペダルスティールのフィードバックノイズとか、おっと思わせるところが多々あった。3曲目くらいだったか、イントロで水谷さんのソプラノサックスの単音がえんえんと続く曲があって、歌が始まったところで水谷さんがゑでぃさんの譜面を落としてしまって、最初からもう一度吹きなおしになるという悲劇もあったな(笑)。

終演後に昨年の彼女たちの最新CDRをなんとか最後の一枚でゲットできたのだけど、1000円のCDRなのに歌詞カードが美麗ですごく凝っている。これだけ盤に愛情のこもった丁寧な作り方していたら、なかなかたいへんなんだろうとは思うけれど、前回のアルバムからずいぶん時間も経って、演奏される曲も一変しているし、ぜひともバンドで録音されたフルアルバムをそろそろ出してほしい。
ゑでぃまぁこん

京都が誇るウッドベースと歌+αのミニマムコンボ、ふちがみとふなと。祝春一番やレインボーヒルといったフェスではいつも見ていたのだけれど、ライヴハウスで見るのは本当に久しぶりだった。たぶん前にベアーズでやった 以来じゃないかな。
新曲も交えつつ、基本いつものようにいつもの曲をマイペースにやっている。ひさしぶりに間近に見ることで、そのマイペースに見えるふたりの演奏の呼吸合い方のレベルの高さを実感した。可笑しかったのは新曲「犬も食わない」で、渕上さんがにコーラス入れてほしい箇所を指定するのだけど、船戸さん頑として歌わないw。
大きな舞台でも一向に大丈夫だけど、小さなところの親密な感じがすごく似合うグループだと思った。
アンコールは出演者総出でただただひたすらみみーみみーと唱える耳国国家斉唱。、楽しいイベントでした。
1. 愛さずにいられない  2. プレゼントを探して 3. おばはんは見ている  4. だんだん日が長くなってきた  3. 僕に宛てて  4. 家路  5. だってチューだもん  6. 犬も食わない  7. キゾタ・ホテル  8. オオサカのうた  9. 6月のうた E.耳国国家


僕は音のことはよくわからないのだけど、ベアーズの音響はノイズでもアコースティックの弾き語りでも耳になじんで大好きだ。背が高いくせに前の方で見たがるからいつも邪魔にならないように必然的にスピーカーの真ん前で見ることになってしまうんだけど、どんなに大きな音でも耳障りに感じたことがない。そんなベアーズのPAの保海さんがベアーズを離れるということで、ゑでぃさんがモツさんにエッグプラントの頃の話を振る。保海さん「リップクリームとかにぶつけられて…良い思い出ですよ」。
全然関係ないけどOUTO~RFDのギタリストと花電車~ボアダムスのドラマーがいて怖のベーシストが歌ってるってどんなハードコアなバンドやと思うよな、ゑでぃまぁこん。

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【2017/02/20 00:59】 | ライヴ | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
BEARS30周年記念特別企画 山本精一展 2日目(2/16、難波BEARS)
山精展

「山本精一展」2日目です。
展示は初日にある程度見たし、ライヴの時間に合わせて8時前にベアーズに入りました。どうせライヴの開始は押すやろうし。

山精展2-1
多少は展示作品の追加もあるだろうとは予想していたけれど、膨大な量のポストカード大のドローイングが大量投入されていて笑った。かなり書き込んだものから、マジックで一筆書きしたようなもの、文字がびっしり書き連ねてあるもの、古典だか漢籍だかの書き写し、ROVOやMOSTのTシャツやフライヤーの原画になったと思しきものなどいろいろで、人が詰まってくるとフロアは足の踏み場もない感じ。

山精展2-2
開演時間の8時を過ぎ、ステージ前にも並べられたカードをぼんやり眺めながら待っているうちに、20分ほど回ったところでステージに山本さん登場。「ギター忘れてきた」と取りに戻ってきて、ライヴが始まる。この日は山本精一&須原敬三(ソングデュオ「雑木林」)ということなのだけど、まずは山本さんのソロでの弾き語り。初めて聞くフォークカヴァー曲から始まり、「誰もいない海」「Ramblin' Boy」といったカヴァーにオリジナルを取り混ぜてソロで6曲ほど、弾き語りの山本さんを見るのはひさしぶりで「もぬけのから」「ふたつ木のうた」といった名曲と山本さんならではのフラがある平熱の歌声にはやっぱり心が震える。
7曲目から須原さんが登場し、いつものように寄り添うようにベースを加える。須原さん加えての最初の曲が羅針盤の「ますら」だったのがこの日の個人的なハイライトの一つ。「無垢なものすべてが綺麗で光るわけではないと知った時始まることもあるから」という歌詞フレーズから曲調が変わり「今日からどこへでも」と先に歩き出す感じが大好きだ。
これ以降はすべてカヴァー曲。「教訓Ⅰ」は4番の歌詞を酷く替えていて笑ってしまったのだけど、お客の反応は薄く、みんな知らないのかなあ。
何曲か初めて聞くカヴァーがあったのだけど、その中では大瀧詠一の「乱れ髪」が歌いこなされていてすごく良かった。自分は世代的には「A LONG VACATION」がリアルタイムなのだけど、やっぱりファーストアルバムの大滝さんが一番好きだ。
ジャンクなブルーズの「失業手当」、ロケンロールな「26番目の秋」と、ソリッドな須原さんのベースが活躍するナンバーが続き、本編最後は山本さんソロで「アカシアの雨のやむとき」、そして再度須原さん加えて「オーブル街」でしっとりと締める。

アンコールは石川啄木の詞に不破大輔が曲をつけた「ひこーき」。多分初めて(もしかしたフジのトリオ・ザ・フォークジャンボリーで歌っていたのかも)この曲を聴いたのだけど、とてもいい。そして「10年ぶりくらいに歌います」と前置きして歌われたのが友部正人の「どうして旅に出なかったんだ」。個人的にはこれがもう一つのハイライト。2002年だか2003年たかに、ベアーズの山本さんのステージで初めてこの曲を聴いて、友部さんを聞くようになった。旅に行きたい行きたいといいながらなんやかんや言い訳を付けて絶対に出かけることのない「オマエ」への手厳しい批判はいつも胸に突き刺さる。10年前ってことはなく本当は4年前に一度ベアーズで歌ってはるけどねw。

ダブルアンコール、最後の最後にまた山本さんひとりで、最初に歌ったカヴァー曲をもう一度、今度は歌について解説した上で歌う。小椋佳「海辺の恋」、永島慎二の漫画「若者たち」を原作としたテレビドラマ「黄色い涙」の主題歌だったとのこと。調べたら脚本は市川森一。山本さんにはいつまでもいろんな音楽を教わることになるなあ。

山本精一展はあと1日、最終日のライヴはPARAの西滝太(key)・アシッドマザーのNANI(ds)とのサイケセッションとのことでこれもこれですごそうなのだけど、さすがに3日休めないので、私はここまで。チラシには「前期」って書いてあったので、きっと近いうちにまたあるはず(笑)

山本精一展買い物
結局直筆カード、1枚買った。金500円也。
他に多分昨年末から販売されているCDR、今日歌ってた「海辺の恋」や「ヒコーキ」など4曲入りのものを購入。オマケで「LIGHTS」のアナログLP用の帯がもらえた。
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【2017/02/17 01:21】 | ライヴ | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
BEARS30周年記念特別企画 山本精一展 1日目(2/15、難波BEARS)
山本精一展1

ベアーズで3日間にわたって行われた山本精一展の初日と2日目に行ってきた。

6時開場で8時からライヴということで、初日は軽く展示見られるようにちょっとだけ早めにと7時ころにベアーズに入ったら、お客さんまだ誰もいなくてステージ上で津山さんがiPadいじってはるという状態で、ちょいとビビった。ステージにドーンとすえられたハープが目を惹く。
移動喫茶キンメさんのお茶をいただきながらじっくり展示を眺めます。

山本精一展2

山本精一展3

絵画・写真3000円~5000円より、小物1000円より。見ているといろいろほしくなるけれどここはぐっと我慢。
中に達筆な筆書き墨絵の年賀状があったので、ひょいと裏側の宛先見たら「江戸城趾 天皇」とあって、茶吹いた。
山本精一展4


8時を20分ほど回ったところでおふたりがステージに現れ、山本精一×津山篤(ザ・ビジネス・フレンドシップ)のライヴが始まる。「仕事の上でのお付き合い」ってユニット名いいなw。今日はまずはアコースティックギターでのデュオ。山本さんが惹くコードに合わせて津山さんがリードフレーズを弾いていたと思ったらいつのまにか津山さんのベースラインに合わせて山本さんが細かいフレーズを入れている。静かにフレーズの紡ぎあいをしていたかと思うといつの間にか山本さんのガシガシとパーカッシヴなカッティングに津山さんが固い音でリードフレーズを弾きまくっていたりする。展開の予想の付かない音の流れを息をつめて凝視しているうちにあっというまに30分。「じゃ」とか言って山本さん津山さんを連れて退場。呆気に取られて静まりかえったままの観客。気を利かせてくれたPAさんを通しての「聞きたいのなら意思表示してくれ」との山本さんのお言葉にようやくアンコールの拍手が起こり、おふたりがステージに再登場。「お客もちゃんと成長してくれんと困る…俺らばかり天才になっても」などとお小言を頂戴しながら、「アンコール」のセット、まずは津山さんがハープをかき鳴らして山本さんのアコースティックギターと絡む。静かに立ち上がった演奏がやはりリズミックに踊り出すのが面白い。そしてもう一度アコギデュオに戻って、リズムを強調したロックっぽい演奏から、変拍子のユニゾンをキメてふたたび二人の演奏がフリーに絡み合う展開。ハープ&アコギ・アコギデュオそれぞれ15分・25分というところかな。

山本さん津山さんのデュオもこれだけ回数を重ねているから音源もたくさんあるでしょうし、そろそろデュオアルバムの第2弾第3弾のリリースを希望したいところ。
(そのためにはまずあの山積みになっていた第1弾が捌けないとダメかなw)

戦利品
毛曲小皿(@1600円)家族分3枚購入。犬(?)に乗ってる人、山上たつひこのキャラっぽい。
1点ものの絵にはさすがに手が出ないなあ。
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【2017/02/16 17:14】 | ライヴ | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
山本精一のライヴレポ Index
2004年以降に書いた山本精一さん関連のライヴレポの一覧です。
ライヴレポごとに追記に付けていたらえらく長大になってしまったので独立させました。

山本精一ソロ・PLAYGROUNDなど
BEARS30周年記念特別企画 山本精一展 2日目(2/16、難波BEARS)(山本精一&須原敬三(ソングデュオ「雑木林」))
ギューンカセットpresents tepPohseen「Some Speedy Kisses」発売記念ライブ(2016/10/1、難波BEARS)(山本精一)
GUITARS IN 4th demension(2016/5/26、難波BEARS)(山本精一(自由ギター演奏))
「童謡わざうた」レコ発番外編-ふるまい酒LIVE-(2016/3/13、難波BEARS)(山本精一&The Bears(スハラK-ZOO))
奇島残月企画「わたくしロックランドウェスト」(2016/2/21、難波BEARS)(山本精一+須原敬三+taiqui)
いいにおいのする卒業旅行(2016/1/22、東心斎橋CONPASS)(山本精一)
青葉市子 山本精一(2016/1/9、難波BEARS)(山本精一)
山本精一の「ノイズ童謡」(2015/10/27、難波BEARS)(山本精一)
畑中葉子 in Osaka(9/21、難波BEARS)(山本精一ほか)
buoy・山本精一バンド・indian no echo sign bine no!・池永正二ソロ(2015/1/4、難波BEARS)(山本精一&須原敬三)
Controversial Spark(2014/10/24、難波BEARS)(山本精一with須原敬三・Nani)
山本精一presents <イマユラ・サイケデリア>(2014/9/30、難波BEARS)(山本精一)
山本精一 New Album レコード発売記念ライブ(2014/8/24、難波BEARS)(山本精一& The Playground)
山本精一とゑでぃまぁこん(2014/4/13、難波BEARS)(山本精一とゑでぃまぁこん)
~ふたつの異歌~「早川義夫/山本精一」(2013/8/30、梅田Shangri-la)(山本精一)
山本精一うたものソロライヴ(2013/6/6、難波BEARS)(山本精一)
山本精一カバーアルバム第一集発売記念ライヴ(2013/2/28、難波BEARS)(山本精一)
ノイズ新年会(2013/1/12、難波BEARS)(山本精一(替歌))
山本精一& THE PLAYGROUND ワンマンライブ(2012/10/14、梅田Shangri-La)(山本精一 & THE PLAYGROUND)
山本精一アコースティック弾き語り完全コピーライブ (2012/5/27、難波BEARS)(山本精一)
太陽大感謝☆プレ☆祭り~発発発~(2012/3/2、福島 pinebrooklyn)(山本精一&原子力潜水艦)
山本精一と、ゑでぃまぁこん(2012/2/19、扇町ムジカジャポニカ)(山本精一)
山本精一NEW ALBUM発売記念(2011/11/17、梅田Shangri-La)(山本精一 & THE PLAYGROUND)
山本精一うたものソロアルバム『PLAYGROUND』レコ発ワンマンライブ(2010/10/10、梅田Shangri-la)(山本精一&The PLAYGROUND)
Presentation67 JB+Play ground(2010/7/10、四条烏丸shin-bi)(Play ground)
Presentation47 Phewとbikkeと山本精一(2009/10/2、京都四条烏丸shin-bi)(山本精一)
JOJO広重・山本精一・スハラケイゾウの早川義夫大会(2009/9/11、難波BEARS)(山本精一)
PLAY GROUND(2009/8/4、京都磔磔)(Play Ground)
FROG MEETING 2008(2008/11/3、木屋町UrBANGUILD)(山本精一+須原敬三)
混沌、そして青空(2008/9/28,扇町ムジカジャポニカ)(山本精一×須原敬三)
FUJI ROCK FESTIVAL 2008~第2日目(2008/7/26、新潟県苗場スキーリゾート)(ザ・トリオdeフォークジャンボリー)
山本精一と金属人間(2008/4/6,アメリカ村Alchemy Music Store)(山本精一と金属人間ゲストうなぎドロボウ)
Stock Room 3rd Anniversary『よるの階段』(2007/8/18、京都拾得)(山本精一と怪獣教室)
"Surf's Up vol.3"(2007/1/6、なんばBears)(山本精一と幽霊バンド)
山本精一と幽霊バンド(2006/11/19、姫路EASE)(山本精一と幽霊バンド)
SONGS vol.1(2006/7/8、新世界BRIDGE)(Phew×山本久土×山本精一)

山本精一 & Psychedelic Jet Sets
Psychedelic jetsets w.猿股茸美都子(2012/7/11、難波Bears)(Psychedelic jetsets)
ANLA COURTIS~KYOTO+SESSION~(2011/2/27、京都木屋町Urbanguild)(Psychedelic Jet Sets+津山篤)
PSYCHEDELIC SUMMER DAYS vol.3(2010/7/15、難波BEARS)(山本精一&Psychedelic Jet Sets)
EGGPLANT同窓会2010(2010/4/4、アメリカ村BIG CAT)その2(想い出波止場2020)
PSYCHEDELIC SUMMERDAYS Vol.2(2009/7/10、難波BEARS)(山本精一&Psycedelic Jet Sets)
Numinous Eye、山本精一&PSYCHEDELIC JET SETS、水晶の舟(2008/8/10、難波BEARS)(山本精一&Psychedelic Jet Sets)

想い出波止場
想い出波止場4days~想い出波止場LIVE(Spanish Surrealismo version)(12/6、難波BEARS)(想い出波止場)
想い出波止場ワンマンコンサート(2009/6/6、梅田シャングリラ)(想い出波止場)

RUINS波止場
RUINS(吉田達也+増田隆一)~期間限定復活LIVE!!!~(2017/2/2、京都METRO)(ルインズ波止場)

山本精一+津山篤
BEARS30周年記念特別企画 山本精一展 1日目(2/15、難波BEARS)(山本精一×津山篤(ザ・ビジネス・フレンドシップ))
RUINS(吉田達也+増田隆一)~期間限定復活LIVE!!!~(2017/2/2、京都METRO)(山本精一+津山篤(津山本))
2017 PSYCHEDELIC PROTOCOL(2017/1/29、難波BEARS)(山本精一+津山篤)
津山篤+山本精一~ギターデュオ発売記念LIVE~(2016/9/3、難波BEARS)(津山篤+山本精一)

水道メガネ殺人事件
山本精一presents大ミュージカル"水道メガネ殺人事件"~すごいロボット宇宙人の世界編(2011/4/17、難波BEARS)

羅針盤
羅針盤 in Psychedelic Wonder Land(2004/10/15、心斎橋クラブクアトロ) (羅針盤)

ゲスト・コラボその他
柴田聡子サードアルバム発売記念ツアー【京都編】(2015/12/15、京都磔磔)(ギター・ヴォーカル)
「あべのぼるLAST LIVE何も考えない」発売記念ライブ(2012/8/18、難波BEARS)(NIMA with 山本精一、豊田道倫・AZUMI・美輪二郎・山本精一ほか)
渚にて「よすが」発売記念ライブ(2008/11/7、難波BEARS)(渚にてゲスト)
NEW PICNIC @ 太陽公園 (2007/10/7、姫路太陽公園)(須原+充バンドゲスト)

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【2017/02/13 00:21】 | ライヴ | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
戸川祐華”good-bye girls”発売記念ライブ(2/11、難波BEARS)
ギューンカセットからリリースされる戸川祐華のアルバム「good-bye girl」のレコ発イベント。戸川祐華さんについてはまったく知らなかったのだけど、共演のいかんせん花おこしとミラーボールズも以前から一度見てみたいと思っていたので、出かけることにした。
戸川祐華

一番手、いかんせん花おこし。他力本願寺やガンジー石原&モスキートなどのギターでサイドマンとしても活躍する長濱礼香のメインバンドで、フルアコのギターかき鳴らして歌うあやかさんと、コーラスも担当するドラムの女性と、ギター・ベースの2人の男性の4人組。下降気味でファズのかかったギターソロがサラッと挟まれるアシッドな感じの最初の曲から、今度はまっすぐに伸びていくクリアなトーンのギターソロが気持ちいい2曲目へと、かっちりとして繊細なバンドサウンドのフォークロックで引き込まれる。なによりかなめになるあやかさんの歌はふんわりとふくやかでハリのある歌声で美しく、MCの時の(そしてふだんベアーズの受付で対応してくださる時の)大阪弁のお姉ちゃん感との落差が面白い。
その後も4つ打ちっぽい曲、ワルツの曲からハードなロック曲と曲調もバラエティに富んでいて飽かせない。最後はエモーショナルなギターソロを何度かはさみながらあやかさんが静かに歌い上げていく長尺のドラマチックな曲。

続いてはアコースティックギターの男女デュオ、ミラーボールズ(from名古屋)。アコギをかき鳴らしながら歌う女性の、ちょっとひしゃげたようでありながらまっすぐ力強い一聴したら忘れられない声と、蝶ネクタイに白いシャツというボーイさんのような衣装で激しく飛び跳ねながら単音のリードフレーズ弾きまくる男性の出で立ちがいきなりインパクト大。歌の世界も奏でられるサウンドもブルーズとしか言いようがないのだけど、独特な歌声とピックアップを通したアコギの音色が妙にからっと乾いていて、心地良さすら感じる。
「明るい曲をどんどんどんとやってそのあとずんと暗い曲をやる」って言って歌われた曲が「あの子は頭がもげたのー」ってちっとも明るくなくてちょっと笑っちゃったのだけど、アップテンポな曲を何曲か演奏した後の曲は、たしかにかなりどろりとした下降気味のサイケな曲だった。最後はなんだかとっても切ない曲。パンツの歌なのに。

ここまでの2組ですでにたいがい強力だったのだけど、最後に登場したこの日のメインの戸川祐華 Band setが強烈すぎた。
まずはリッケンバッカーをひとりかき鳴らして1曲、そしてエミー・クノコビッチのドラムをバックに歌われる2曲目までは、まだまだ、ちょっと舌っ足らずな歌声がCharaっぽいななんて余裕をかましていたのだけれど、3曲目須原敬三のベースとタジマアヤのキーボードが加わったバンド演奏になって、張り上げた第一声で完全iにぶっとばされた。多少音程が外れても気にせずに完全に歌を自分のものにしてしまう絶妙なピッチ感の、力強い童女のような歌声。渚にての竹田雅子さんやBELLRING少女ハートの朝倉みずほさんの歌を最初に聞いたときと同じような衝撃。
がっちりとグルーヴをキープする須原さんクノさんのリズム隊と、ポップなピアノ伴奏からサイケ感のあるオルガンプレイまで華やかに彩りをつけるアヤさんのキーボードという、もはやベアーズのハウスバンドといってもいいんじゃないかという強力な面子のど真ん中で、リッケン抱えて一歩も引かず歌声でその場を支配する小さな姿が強烈に印象的だ。中盤に披露された、ギターストロークのワルツのリズムにアヤさんのキーボードのアコーディオンの音色がかぶさって始まる哀感あふれる曲、リフレインで彼女が「誰も知らない…知らない」と声張り上げるところでは、思わず泣きそうになった。
アンコール、アコギをもって登場した彼女が、フロアに降りてきて、観客の間でギターをかき鳴らし、マイクを通さずに声を張り上げる。
「どうにもならなくても歌になる場所で歌いたい、歌わせて」
深く打たれた。


終演後、さっそくCD購入。握手してもらったり、サインしてもらったり、すっかりドルヲタモードのキモいがっつきを見せてしまった。
CDはライヴより幾分マイルドな印象で、その分、楽曲のポップな良さが前面に出ている。
一番のお気に入りはオープニングの「ほーむすぃーとほーむ」。ライヴでは確か本編ラストに歌われていた。
その後YouTubeでいくつか彼女の動画を探してみたのだけど、どれもライヴの衝撃に迫るものではなかった。
今回のアルバムのバンドセットでの活動で彼女自身も大きくステップアップしたのではないだろうか。
ぜひともバンドでのMVの公開を強く希望する。
戸川祐華「good-bye girl」(GYUUNE CASETTE)

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【2017/02/12 00:19】 | ライヴ | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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