動画で見るフェイバリットディスク2016
前エントリー「フェイバリットディスク2016」で上げた音楽のMVやライヴ動画を探してみました。

Nick Cave & The Bad Seeds 「I Need You」


サニーデイ・サービス「セツナ」


tepPohseen 「Love is Over」


大森靖子「TOKYO BLACK HOLE」


BELLRING少女ハート「すなっちゃん・なっぽー」


戸川純 with Vampillia 「赤い戦車」


少女閣下のインターナショナル 「少女閣下のPKウルトラ計画 」


春日井アイドル・ぼんやりアイドルくるみん


テンテンコ「くるま」


アシモフが手品師「new☆ワガァスター」


ヤなことそっとミュート 「カナデルハ」


羊文学「春」


yumbo「人々の傘」



BELLRING少女ハート 「チャッピー」他(2016/12/31)
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【2017/01/09 01:36】 | 音楽 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
フェイバリットディスク2016
あけましておめでとうございます。
例年のように昨年よく聞いたアルバムやEPを列挙します。
順番はかなり適当です。




BEYOND
たねとしかけ
8cm EP BiRTH.ep

Nick Cave & The Bad Seeds「Skelton Trees」
サニーデイ・サービス「DANCE TO YOU」
tepPohseen「Some Speedy Kisses」
大森靖子「TOKYO BLACK HOLE」
BELLRING少女ハート「BEYOND」 
戸川純 with Vampillia「わたしが鳴こうホトトギス」
少女閣下のインターナショナル「殺人事件」
V.A.(春日井アイドル)「カスガイクロニクル」
テンテンコ「工業製品」
アシモフが手品師「たねとしかけ」
ヤなことそっとミュート「8cm EP」 
羊文学「BiRTH EP」
yumbo「鬼火」


とりあえずニック・ケイヴの新作は圧倒的でした。断トツの1位です。

福岡の4ピースバンドtepPohseenは実は今回のギューンからのアルバムを聴くまで全然知らなかったのですが、もう20年近いベテランです。シンプルだけど強力なリズムセクションの上で絡み合う2本のギターの音色がイカシてます。そして何曲かで表れるドラムスの志賀さん(ex.埋火)のヴォーカルも最高です。

BELLRING少女ハートの待望のサードフルアルバム、実はいままでの作品と違ってあまり好きじゃない曲も何曲かあるので微妙なのですが、後藤まりこさん作詞作曲の「チャッピー」など彼女たちを代表する曲が何曲も入ってるし、なにより一番聞いたからね。
地下と言われるアイドルのシーンに足を突っ込んで、2016年は悲しいこともいっぱいありましたが、面白い音楽にいっぱい出会えて本当に良かったです。中にはいわゆるアイドルというカテゴリーではもう括れない人も含まれていますが、リストの後半はどれも自信をもってお勧めできる音源ばかりだと思います。
少女閣下のインターナショナルにしても春日井アイドルにしても、アイドルという特性そのものを使って新しい魅力のある面白いものを作り出してみようという作り手の勢いがあって面白かったと思います。それは既存の音楽スタイルをアイドルにあてはめてみようというよくあるロック系サウンドのアイドルのアプローチと一見似ていますが、実は真逆のものだと思います。それが必ずしもセールスに結びつかなかったり、演者の思いと一致しなかったりするところで悲しいことがいっぱい起こってしまうわけですが。

轟音ギターロックをバックに歌い踊るヤなことそっとミュートは2016年に登場したアイドルの中で今一番お気に入りです。このファースト「8cm EP」だけじゃなくて年末に出たセカンド「Sealing EP」もどちらも同じくらいのお気に入りです。
夏にフジロックの最後にルーキーステージで見た若いスリーピースのガールズバンド羊文学は、実はそのサウンドスタイル的にもヴィジュアル的にも、ヤナミューとかぶるところが大きいと個人的に感じていました。音源は基本ライヴ会場手売りのみらしいのですが、もっと流通していいクオリティだと思います。残念ながらメンバーの脱退で年末でいったん活動休止していますが、再起に向けてメンバー募集中のようなので、頑張ってほしいです。

個人的なリスニング環境のトラブルもあって、年末に出た重要なアルバムをいくつかカバーできていません。
戸川純ちゃんがVampilliaと作った素晴らしいセルフリメイクアルバムはなんとか突っ込めましたが、かえる目・テニスコーツ・姫乃たま・ゆうきなど、まだあまり聞けてない/これから聞くアルバムがたくさんあって、きっとこれらはいくつかは今年のベストに上がってくると思います。

別で試聴用にYouTubeのリンクを貼ったエントリーを上げましたので、興味のある方はぜひ一度ご覧ください。
「動画で見るフェイバリットディスク2016」

今年もたくさんのいい音楽と出会えますように。
ライヴで出会える音楽はその場で消える1回限りのものなので、どうしても追いかけざるを得ないのですが、録音された音楽は悲しい別れの後も残るのがリスナーの強みですものね。
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【2017/01/08 23:53】 | 音楽 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
ひめとまほうpresents「昼会」(10/9、ロフトプラスワンWEST)
ひめとまほう


姫乃たま
僕とジョルジュのテーマ~恋のすゝめ、ねえ王子、たまちゃん!ハーイ、.
DJまほうつかい
(ピアノソロ)映画「レイニー&アイロニーの少女コレクション」の音楽より(including)クレマティス

映画「レイニーとアイロニーの少女コレクション序説」(飯田エリカ監督・西島大介脚本)上映

ひめとまほう
トーク(タワーレコード池袋店のインストアイベントの動画を見ながら)
「ひらめきマンが学校のテーマ」公開録音

ゲキダンスイガドウS.A.
「贋作ひめとまほう」

ひめとまほう
クレマチス。ラストサマー、ひめとまほう、真夏のスケープゴート(w.DJまほうつかい(p))、みつばちのささやき(w.ゲキダンスイガドウ)
タオルを振るDJまほうつかい
真夏のスケープゴートでタオルを振るDJまほうつかい

「辞めないでー」の悲鳴の中発表されたひめとまほうの重大発表は3rdシングル発売。最後はスイガドウSAの皆さんも交えてこの新曲「ミツバチのささやき」披露。ひめとまほう初のラップ曲、もちろんまだリリック入ってない姫乃さん含めて全員が終始「ハニカムハニカム」唱え続ける3分間




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【2016/10/10 11:44】 | 音楽 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
動画で見るフェイバリット2015
※前エントリー「フェイバリット・アルバム2015」と合わせてご覧ください。

オシリペンペンズ 「パンツをかぶって走りだせ」


BELLRING少女ハート 「lowtide」


豊田道倫 「そこに座ろうか」



テニスコーツ 「光輪」


Negicco 「ねぇバーディア」


柴田聡子 「ぼくめつ」


里咲りさ 「カタルカストロ


サイケ奉行

サイケ奉行最近の映像ないなあ。一応13分目くらいからサードアルバムの「長谷川平蔵」。

少女閣下のインターナショナル 「少女閣下のPKウルトラ計画」


maison book girl 「snow irony」


Soggy Cheerios 「あたらしいともだち」



Hauptharmonie 「(the garden was alive with) all sorts of flowers」


Peach sugar snow 「さよなら惑星」



Peach sugar snow 「仮初の涙」


BELLRING少女ハート「Asthma」

同じ「夏の魔物」の映像なのにSpaceshower TVでオンエアされたヴァージョンだと(メンバーの表情は良く映っているけれど)あんまり盛り上がっているようには見えないから映像っておもしろい。

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【2016/01/09 15:13】 | 音楽 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
フェイバリット・アルバム2015
あけましておめでとうございます。
ちょっと遅くなりましたが、去年聞いたアルバムで気に入ったものを12枚選んでみました。
個人的にはCDサイズいっぱいの大作より短めの方が好きなので、ミニアルバムやEPも含みます。

オールバック学園Z

13 WEEKS LATER EP そこに座ろうか Music Exists Disc1
Rice&Snow 柴田聡子 THE-R
サイケ奉行 パルプ・プログラム bath room
EELS & PEANUTS Hauptharmonie Japan Idol File 2(6CD)

オシリペンペンズ「オールバック学園Z」
BELLRING少女ハート「13 WEEKS LATER EP」
豊田道倫「そこに座ろうか」
テニスコーツ「Music Exists Disc1」
Negicco「Rice & Snow」
柴田聡子「柴田聡子」
里咲りさ「THE-R」
サイケ奉行「サイケ奉行参 源泉掛け流し」
少女閣下のインターナショナル「パルプ・プログラム」
Maison book girl「bath room」
Soggy Cheerios「EELS & PEANUTS」
Hauptharmonie「Hauptharmonie」
V.A.「Japan Idol File 2」


オシリペンペンズは歌も演奏も詞も曲も塩梅がいつも絶妙すぎます。
mtvバンドをバックにやりたい放題の豊田道倫がカッコいいです。年末に出たフルアルバム未聴なのでこちらを。
テニスコーツはもちろん「曲は未来」の収められた「Disc 2」も最高ですが、「光輪」の入ってるこちらを選びました。
柴田聡子さんはGofishトリオとのEPもすごく良かった。
サイケ奉行はほんま阿呆らしくて恰好宜しい。全音楽ファン爆笑の傑作。

10枚で収まりきらず12枚になってしまったのは、アイドルソングばかり聞いていた去年一年の反映です。
詳しくは「アイドル楽曲大賞」のエントリーを参照ください。それでも3776や細胞彼女、夢幻レジーナが入らなかった。
少女閣下のインターナショナルのミニアルバムは、なぜか楽曲大賞には入れなかったのですが、楽曲・音作りとも大変に好きなテイストであふれていて、今後のリリースも楽しみです。
6枚組コンピレーション「Japan Idol File 2」は現代のアイドル版「幻の名盤解放同盟ですね。

シングルリリースだけだったので上記には入れなかったのですが、Peach sugar snowの2枚のシングルはどちらも今年のアイドル曲の中でも白眉だったので貼っておきます。
さよなら惑星 仮初の涙
Peach sugar snow「さよなら惑星」
Peach sugar snow「仮初の涙」

おそろしいことに山本精一さんの「童謡」が入っていないという。
まあ山本さんは常に別枠ということで。

ようつべ版もよろしく。 
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【2016/01/04 22:35】 | 音楽 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
アイドル楽曲大賞2015
第4回アイドル楽曲大賞2015」に投票しました。
投票内容と投票コメントに加筆したものが下記になります。

■メジャーアイドル楽曲部門
1.ねぇバーディア(Negicco) (3.0pt)
2.1000%の片想い(Negicco) (3.0pt)
3.14才のおしえて(ずんね from JC-WC) (2.5pt)
4.ふへへへへへへへ大作戦(寺嶋由芙) (1.0pt)
5.不景気(アイドルネッサンス) (0.5pt)

AKBGに縁のない自分がこの部門でなんとか5曲選べたのは、ひとえにT-Palletteがこのワクに入っていたおかげ。タワレコのレーベルの中でT-Palletteだけがメジャー扱いなのはちょっと不思議だけど。
まずは「RICE & SNOW」をアルバム部門に選べなかったお詫びも含めてNegiccoの大好きなシングル曲を2曲。
ずんねはまず吉田凛音と蒼波純という対照的な14歳コンビの取り合わせがいい。大森靖子の昭和歌謡くさいメロにサクライケンタのトチ狂ったアレンジのハマり具合も奇跡的で、企画もののプロジェクトとしては出来過ぎ。
ゆっふぃーでネタがつきたので、残り1曲はT-Palletteから出たピチカートファイヴカヴァーアルバムから、オープニングを飾るアイルネの曲を選んだ。選曲だけで満点っていうカヴァー。

■インディーズ/地方アイドル楽曲部門
1.Asthma(BELLRING少女ハート)
(3.0pt)
2.i.s.f.b.(いずこねこ) (2.0pt)
3.snow irony(Maison book girl) (2.0pt)
4.仮初の涙(Peach sugar snow) (1.5pt)
5.Love likes a mille-feuille(Hauptharmonie) (1.5pt)

この部門が今回の自分の投票の中心です。それが証拠にいちいちコメントが長い。
いろいろ迷ったけどどれも本当に大好きな曲ばかりだから、この結果にはまったく異存はない。

1.今年のベルハーでどれか1曲選ぶとしたらこれしかない。彼女たちの楽曲の中ではどちらかといえば珍しい直球で爽快な曲と泣かせる詞のポップな楽曲で、レコ―ディングは歌もちょっとお行儀がよく普通にいい曲って感じ。でもライヴだとこんなもんじゃない、破壊力200%増量のいつものベルハーの歌唱とパフォーマンスで、最後はオタちゃんのチャントも含めて聞くたびに弩級のカタルシスを与えてくれる。

2.映画「世界の終わりのいずこねこ」の主題歌でありながら、隕石衝突による華々しい世界の終わりの映画とはあまり関係なさそう。きわめてプライベートな世界の終わりを描く、いままでのいずこねこの詞の中でもペシミスティック度では最悪なサクライさんらしい詞の世界。12月から15月にかけての終わりの日々のドキュメントが、つんのめるような変拍子のトラックに乗せて、茉里ちゃんの時に伸びやかな愁いを帯びる声で歌われる生々しさ。いずこねこのラストソングとしてこれ以外にはありえなかった。

3.変拍子を駆使したパーカッシブなサウンドをバックに、いずこねこ「i.s.f.b.」の続きの16月から始まり「rainy irony」の引用で終わる歌詞の世界は、まぎれもなくいずこねこから袂を分かったサクライケンタのネクストステップ。Maison book girlのファーストアルバムの中心に位置する、心臓ともいうべき曲だが、アルバムで入念に加工されていた彼女たちの歌声が、ライヴのパフォーマンスで生き生きとした生歌で血肉化されたのを聴いた時に、いずこねこは本当に終わったんだと実感した。

4.ソロユニットになってからのPeach sugar snowのシングルは2枚とも素晴らしい出来で、むしろグループ時代からひと回りもふた回りも大きく化けたんじゃないか。第1作の「さよなら惑星」が「かぐや姫」をモチーフにしていたのに対し、この曲はたしか「赤頭巾ちゃん」をモチーフにしていると言っていたと思うんだけど、ライヴでは赤ではなく茶色い頭巾を着てステージにうずくまって歌うパフォーマンスが、戦争と平和を歌った壮大な歌の世界と相まって圧巻だ。勝手な俺の解釈では「どっちに生きても仮初の涙が流れてる」という歌詞通り、赤頭巾とオオカミのどちらにもなりうる人間の業に対する祈りがこの歌だ。(「赤頭巾」じゃなくて「ヘンゼルとグレーテル」だったかもw)

5.Hauptharmonieのライヴは1回しか見たことがないのだけど、そのステージの最後に歌われていたのがこの曲だ。感情に寄り添うようなピアノとベースをバックに、3人の登場人物が入れ代わり立ち代わり現れてドラマチックに胸の中をかき回す。たった4分の曲なのにまるで1時間半の映画のラストシーンのようだ。次の日タワレコで探したけれどまだCDになっておらず驚いたのだけど、数か月後発売された彼女たちのファーストアルバムで当然のようにその掉尾を飾っていた。

自分は自分のことを「楽曲派」だと思ってる。それはどんなかわいらしいアイドルさんでも、曲が引っかからないとほとんど興味を持てないからで、まあこれは楽曲の好みが人それぞれあるだけで、実はアイドルリスナーのかなりの部分がそうなんだと思う。
でも今回投票コメントを書いてて思ったのは、アイドルの楽曲の魅力はライヴでのパフォーマンスと抜きがたく結びついているんだなってこと。たぶん今年になって地下アイドルとかライヴアイドルとか言われるアイドルの現場に多少出入りするようになってから自分の中で変わった部分だと思う。

■アルバム部門
1.UNDO THE UNION(BELLRING少女ハート) (3.0pt)
2.Hauptharmonie(Hauptharmonie) (2.0pt)
3.3776を聴かない理由があるとすれば(3776) (1.0pt)

これは厳しかった。3枚どころか5枚でもムリだったろう。
1と2は既定として、3はいまでも迷っている。
3776のアルバムと以下の次点の5枚はどれにしても良かった。

(次点)
・RICE & SNOW(Negicco)
・Maison book girl(Maison book girl)
・THE-R(里咲りさ)
・女王失格(夢幻レジーナ)
・細胞宣戦(細胞彼女)


…うーん3776とか入れる人多いだろうし、細胞彼女とかに入れときゃよかったかな…。

ゆるめるモ!の新しい奴とかも、もう少し聞きこんだら入ってくるかもしれない。
ベルハーは6月に出たミニアルバム「13 WEEKS LATER EP」がまた良かったのだけど、これは「EP」なのでアルバム部門のノミネート対象にならないみたい。まあ年末の個人フェイバリットに。

■推し箱部門
BELLRING少女ハート


去年のTIFではじめてベルハーのステージを見ることができた時に、彼女たちだけが他のアイドルたちとまったく違う場所にいて、目指すところもまったく違う、異質な存在だと感じた。その後少しばかり地下のシーンに少し足を踏み入れて、ベルハー以降ともいうべきエクストリームだったりオルタナティヴだったりスカムだったりする新しいアイドルを含め、いろんなアイドルを見ることになったけれど、そんな中にいてもいまだにベルハーだけは、音楽的にも志向的にも、他のアイドルとまったく違うところを向いているように感じられる。
今はむしろ、そんなベルハーこそが正統なアイドルの王道なのではないかとさえ思いつつある。

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【2015/12/03 01:36】 | 音楽 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
FUJI ROOK FESTIVAL 2015 DAY3(7/26、苗場スキーリゾート)
Jim O'RourkGamanとGaman Gilberto (Field of Heaven)→シーナ&ロケッツ(Field of Heaven)→Moon♀Mama(Gypsy Avalon)→椎名林檎(Green Stage)→思い出野郎Aチーム(苗場食堂)

(工事中)
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【2015/07/27 22:17】 | 音楽 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
13 WEEKS LATER EP
ベルハーことBELLRING少女ハートの新作「13 Weeks Later EP」は「EP」と銘打たれているけれどいままでのシングル的なリリースと異なり6曲も収められていて、全体を陰鬱なムードが覆う「アルバム」と呼ぶにふさわしい統一感がある。サイケとかレトロなサウンドとかGSとかぶち上げロックとかいういままでベルハーにつけられてきたキャッチフレーズはこの際横に置いておこう。今回のアルバムはひとことで言うなら「GOTH」。ベルハーの「暗い日曜日」だ。

1曲目「タナトスとマスカレード」の最初のホラー映画のサントラのようなSEと不穏なピアノの音色がこのミニアルバム全体の空気を決定付ける。「ベルリン少女合唱団」とでもいうべき静かなコーラスと徐々に盛り上がるドラマティックなオケのコントラストが素晴らしい。ライヴのオープニング、いやエンディングでもいいだろう、最初身じろぎもせずにメンバーを見つめていた観客が、後半ギターがうなりをあげノイジーに炸裂し始めた途端激しいミックスとクラウドサーフの嵐になる模様が目に浮かぶようだ。

2曲目「無罪:Honeymoon」タイトルは椎名林檎風だけど、そんな覇気は全く感じられず、物憂げなイントロに導かれて、力なくテンションの低い歌が歌い継がれていく。サビはなんだっけ、オフコース?っぽいなと思ったが、曲名が思い出せんな。ハネムーンと言う言葉の響きに甘さのかけらもなく、死にたい。ふふふん・ふふふーんというコーラスがいいね。

クリームの「サインシャイン・ラブ」を思わせるハードなリフに導かれるファンキーな3曲目「GIGABITE」は全般的に下降気味の曲がそろったこのアルバムの中唯一のキャッチ―なナンバーで、メンバー個々の声が立っていて、個人的には一番好きな曲。耳の悪い自分にはどれが誰か全く聞き分けがつかないのだけど、いままでに耳慣れない声がたくさん出てくるのも楽しい。新メンバーたち、甘楽のクソ生意気なドヤ顔やアンナの硬いすまし顔が、仮ちゃんのあいまいな笑顔がちらちらする。

ふたたび不穏なイントロから「雛鳥エスカレーション」、出ましたベルハー18番って感じの嫌がらせのような到底まともに歌えっこないやろという歌メロの楽曲。「UTU」の「タンジェリン細胞」なんかもそう言う曲だったけど、「タンジェリン」のでたらめな爽快感のかけらもないのがいい。「オッコイショ、コラショ」っていう掛け声かけてるのは誰ですか。

5曲目「low tide」はライヴ映えしそうなアルバム中一番エモーショナルな曲。ちょっと「rainy dance」を思わせるけれど、アレンジはずっと抑え気味で、その分胸が締め付けられるような悲痛な響きがある。さあここからドラマチックに感情が解き放たれるのかと思いきや、曲はぶつ切りで終わり聴き手を宙づりにしたまま、容赦なく次の曲が始まっている。

最後の「鉄の街」、イントロのエレキギターのアルペジオに絡む鉄琴みたいな音がすでに切なさを醸し出してる中、クールなビートとともに始まる歌メロがまた切ない。ライヴでの歌唱が想像できないなーなんて絶妙な演奏と歌のバランスに聞きほれてると、あっと言う間に終わっていて、途方に暮れて1曲目からからもう一度聞き直すのです。
中毒性はいままでのベルハーの作品中随一だわ。

13 WEEKS LATER EP
13 WEEKS LATER EP

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【2015/05/31 03:02】 | 音楽 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
フェイバリットディスク2014
謹賀新年。
年内にあげられるかと思ったのだけど年が明けてしまいました。
紅白面白かったですね。

さて2014年はいっぱいCD聞きました。

4997184948630 (214x300)

洗脳 (CD+DVD) (TypeA) 遠泳 WORLD WIDE DEMPA 通常盤
ナマで踊ろう(初回盤) Falsetto FUCHIGAMI TO FUNATO LIVE IN EUROPE 2007-2013
シブヤくん 0ad351c9fc1acafa887b8d536ad4dad9.jpg かしぶち哲郎 トリビュート・アルバム~ハバロフスクを訪ねて
BELLRING少女ハート「UNDO THE UNION」
大森靖子「洗脳」
渚にて「遠泳」
でんぱ組.inc「WORLD WIDE DEMPA」
坂本慎太郎「ナマで踊ろう」
山本精一「Falsetto」
ふちがみとふなと「FUCHIGAMI TO FUNATO LIVE IN EUROPE 2007-2013」
澁谷浩次「シブヤくん」
シャラズルタラリ「Z:DIE Z:DIE」
V.A.「かしぶち哲郎 トリビュート・アルバム~ハバロフスクを訪ねて」

やっぱり1位はこれです。
年頭に「Untouchable EP」で衝撃を受け、年末にこのアルバムでヤられるという、ベルハーに始まりベルハーに終わる1年でした。
次点はハンバートハンバート、工藤冬里、後藤まりこ、渡辺勝、柴田聡子、下山、Half Japanese、J..Mascis、Shellac、Neil Youngなどなど。
おまえはどこに行くねんという突っ込みを自分で入れながら、あっち行ったりこっち行ったりする年だったなと思います。
2015年はもっと性根を入れて右往左往する所存であります。

今年はシングル・EPのベストも作ってみたよ。
BELLRING少女ハート「Untouchable EP」
Negicco「サンシャイン日本海」
でんぱ組.inc「でんぱーりーナイト」
Escalator or Elevator「Entrance EP」
白波多カミン「くだもの」
チャットモンチー「こころとあたま/いたちごっこ」
平賀さち枝とHomecomings「白い光の朝に」
チームしゃちほこ「いいくらし」
あゆみくりかまき「ジェットクマスター」
上坂すみれ「パララックス・ビュー」

あと旧作だけど年末にライブ会場でご本人から買った姫乃たまさんのアルバムが大変気に入って何回も聞き返してます。
Switch
姫乃たま「Switch」


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【2015/01/01 00:21】 | 音楽 | トラックバック(0) | コメント(2) | page top↑
女性アイドルソングベスト20(1980-1989)
「レコード・コレクターズ」11月号の80年代女性アイドル特集が出ました。
自分がリアルタイムでアイドルにハマっていた時代なので、ランキング見ながら同感したりなぜこの曲が入ってないんだと思ったり、たいへん楽しんでいます。
と、いうことで自分でも選んでみました。レココレの選者は30曲だけど、20曲。
条件はレココレと同じく80年代にシングルリリースされた女性アイドルのシングル曲のA面曲、オリコン40位以内というのは調べられなかったのでパスですが、そんなマニアックな曲はあげてないのでたぶん大丈夫かと。

1.TVの国からキラキラ(松本伊代)
2.迷宮のアンドローラ(小泉今日子)
3.スローモーション(中森明菜)
4.夏の雫(三田寛子)
5.夏色のナンシー(早見優)
6.夢見るSeason(伊藤つかさ)
7.時をかける少女(原田知世)
8.メインテーマ(薬師丸ひろ子)
9.蒼いフォトグラフ(松田聖子)
10.ガラスの林檎(松田聖子)
11.じゃあね(おニャン子クラブ)
12.冬のオペラグラス(新田恵利)
13.バレンタイン・キッス(国生さゆりwithおニャン子クラブ)
14.青いスタスィオン(河合その子)
15.Love Fair(岡田有希子)
16.素直になってダーリン(少女隊)
17.プラスティック(奥田圭子)
18.恋のKNOW-HOW(松本伊代)
19.TATTOO(中森明菜)
20.Fade Out(小泉今日子)

順位はあまり関係ありません。どちらかといえば流れ重視です。
ぜひプレイリストにしてみて下さい。

まずは一番好きだった82年組の曲を5曲集めてみました。
中で一番好きだったのは松本伊代でした。この曲や「伊代はまだ16だから」で有名なデビュー曲「センチメンタルジャーニー」といったメタなガジェット感覚にあふれた曲を、あの鼻にかかった独特なちょっとハスキーな声でさらっと歌いこなす、われ関せずといった感じの涼しげなたたずまいにシビレました。自意識のまったく感じられない自然体すぎるところが小泉今日子とその後の進路を大きく分けることになったのかと今になれば思います。

その小泉今日子、髪の毛が短くなったこのころの曲は「まっ赤な女の子」でも「渚のはいから人魚」でもどれも勢いがあって同じくらい大好きなんですが、あえてレココレでも選ばれなかったこの曲をあげたのは、マイナー調の曲で半音ぐらい下からずり上がるよく伸びる鼻にかかった高音の魅力が一番出てると思ったからです。

中森明菜は2曲目の「少女A」のツッパリ路線はあまり好きじゃないなあなんて言ってたのですが、以降曲を出すごとに、あっという間に歌手として他のアイドルたちとは別のステージに行ってしまったような気がしますテレビ番組で見るたびに「かっけーなー」と思ってました。

82年組はほかにもたくさんアイドルはいたんですが、京都出身ということもあって三田寛子が贔屓でした。特に陽水の曲に阿木燿子が詞を付けたデビュー曲「駆けてきた処女」とこの曲は、複雑な構成の曲を安定した歌唱力で溌剌と歌いこなしていて別格です。歌唱力もありルックスも良かったのに、村下孝蔵の「初恋」などというダサい曲で小ヒットをとばしたのちは、おっとりとした天然ボケ風味のキャラクターが重宝されてテレビタレントとしての活躍が中心になり、歌舞伎役者と結婚して梨園の妻となってしまいました。

伊藤つかさは81年ぼデビュー当初は中学生にセーラー服着せて「少女人形」なんて曲(それも南こうせつのダサい曲)歌わせるセンスがどうにも嫌だったんですが、原由子によるこのサードシングルは名曲だと思います。実はアルバム「さよならこんにちは」に収められた大村憲司アレンジのバージョンがすごくいいんです。このアルバムには「TVの国からキラキラ」と同じ糸井重里作詞による伊代ちゃんを超えるセリフが悶絶の「恋はルンルン」をはじめ名曲揃いです。

80年代アイドルを語るときに角川3人娘を外すわけにはいかないでしょう。
薬師丸ひろ子はそれこそ「野生の証明」でデビューした時からのファンでしたし、原田知世にしても角川映画のヒロインとしての活動を抜きにしては語れませんから、ほかのアイドルとはちょっと違った受容をしていたと思います。原田知世は初期のシングルでは唯一映画とは関係ない「ダンデライオン」をあげようかとも思ったのですが、ここはやはりあの映画のエンドロールと込みでこの曲にしました。レココレベストの1位はちょっと意外でしたが、文句はありません。
薬師丸ひろ子はどの曲もクオリティが高くイイ曲ばかりで甲乙つけがたいです。
私は映画女優としては、忘れられがちな渡辺典子が贔屓だったのですが、またその話は別の機会に。

松田聖子は歌が上手くてサウンドも完璧、中森明菜に先んじて、いつもひとつ抜けたところにいました。そこが自分にとっての偏愛の対象にならなかった所以だと思います。まあルックスがあまり好きじゃなかったというのはあるんですが。とはいえ、名曲の多さは否めないので、そんな中で特に好きな2曲をあげました。細野さんの「ガラスの林檎」の透き通ったサウンドメイキング、イントロのシンセのフレーズに続くギターの音が鳴るたびにゾクゾクします。

80年代中期はおニャン子クラブの時代でした。おニャン子のアイドル史における意味合いとか大層なことを言い出すとキリがないので、ここでは割愛しますが、モー娘。からAKBに至る大人数グループアイドルの原点がここにあったのは確かです。あと、毎日テレビの夕方の公開生放送で歌っているという「ライブ性」も今につながるところだと思います。
ちょうどおニャン子が一番人気のあった頃、私は大学5年目で授業もほとんどなかったので駅前の貸しレコード屋で毎日アルバイトしており、おかげでおニャン子の曲はシングルもアルバムもひととおり聞いています。私は実はおニャン子本体のシングルは「ちょっとエッチな歌を「女子高生」が明るく歌う」というコンセプトが好きになれなかったのですが、アルバムはメンバーの声質の生きた佳曲・名曲が多く、大好きでした。セカンドアルバム「夢カタログ」のラストの「夢の花束」はメンバー全員が入れ替わりで歌うドラマチックなフィナーレなのですが、シンセの美しくも安いストリングスのイントロに導かれて始まる歌いだしのユニゾンの、ガサガサとして不揃いな感じ、これがこの期に及んで今のライブアイドルにひかれてしまうに至る私自身の原点です。(おニャン子の方法論を受け継いで成功したAKBに私があまり惹かれないのは、音源やライブの歌唱があまりに小奇麗すぎるところなのです)

サンミュージックのアイドルは、早見優にしても松田聖子にしてもまたその後の酒井法子にしても、まっすぐに元気よく明るいという昔ながらのアイドル像があまり興味を持てなかったのですが、そんな中で岡田有希子に関してはその高い歌唱力と裏腹な影の薄さ、線の細さがデビュー当初から気になっていました。「Love Fair」はなぜかレココレのベストでは誰も上げていないのですが、かしぶち哲郎による甘い憂いに満ちた曲も、切なく美しい澄んだハイトーンボイスに始まる彼女の歌唱も不思議な色気があり文句のつけようなく素晴らしいです。ただ私は、歌番組で歌う彼女の仮面のような微笑みと、とってつけたような振り付けのアンバランスさになにより心をかき乱されました。この後の「くちびるネットワーク」が彼女の最大のヒットとなったのですが、なるほど歌唱に文句のつけようはありませんでしたが、松田聖子のおさがりのような曲でアイドル然として振舞う彼女の姿にはどうも違和感が拭えませんでした。松田聖子のようにペルソナを自分自身として演じきれるほどタフでなかったのが、彼女の不幸だったのかもしれません。でもそこが彼女の魅力でもあったのですけれど。坂本龍一による名曲「Wonder Trip Lover」の入った彼女の最後のアルバム「ヴィーナス誕生」は生涯のフェイバリットの1枚です。

おニャン子登場以降のアイドルについても歌番組で目にしていましたし、菊池桃子も斉藤由貴も南野陽子も風間三姉妹も主演映画やテレビドラマでは見ていましたが、結局私にとっての80年代アイドルはおニャン子で終わってしまっていたようです。ひとつは自分自身が87年に大学を卒業してモラトリアムに一応の区切りを付けたという個人的事情もありますが、おニャン子の差異果てに行きついた先に、旧来のような形でのアイドルはもう存在しえないという気分になっていたのだと思います。86年の岡田有希子の死は私自身のアイドルに向けるまなざしに変容を迫っていたのだと思います。

そういうわけで最後はやっぱり82年組です。彼女たちの80年代の到達点を3曲並べてみました。松本伊代はポップなサウンドの佳曲を残しながら、80年代後半にはあまり歌わなくなっていました。中森明菜は歌姫として独自の位置をゆるぎないものにしているように見えました―少なくとも88年に7月に自殺未遂事件を起こして活動休止するまでは。小泉今日子は時代のアイコンとして「アイドル」を軽々と乗り越えてしまいました。
ぜひリンク先のパフォーマンスもご覧下さい。特に活動休止直前の絶頂期の中森明菜は鼻血が出そうなくらいカッコいいです。

このリストにYOUTUBEのリンクを張ろうといろいろ探していて思ったのは、80年代のアイドルを支えていたのは、ひとつはテレビの歌番組の存在だったんだということです。当時は「ザ・ベストテン」や「トップ・テン」といったゴールデンタイムのベストテン番組を筆頭にNHKの公開番組「レッツゴーヤング」や夜10時台のフジテレビの「夜のヒットスタジオ」といった歌番組がたくさんありました。たとえばキョンキョン目当てにチャンネルを合わせると、松田聖子を見てあーいい曲だなあと思ったり、明菜さんのパフォーマンスにかっこええなあと感心したりする機会が週に何回もあるわけです。アイドルヲタなら、今でも対バンで何組もアイドルの出るイベントで自分の贔屓のグループ以外に出会うこともあるかもしれませんが、コアなヲタ以外にもそういう機会がいっぱいあったというのは、幸せなことだったと思います。
いまはアイドル産業の収支の在り方も変わってしまって、それはアイドルたちにとってもテレビ局にとってもあまり意味のないことなのかもしれませんが、毎週たくさんのアイドルが出る歌謡番組がいくつかあれば面白いのに、と夢想します。
ハロプロとAKBグループが毎回1つずつ出て、なんだったらジャニーズにひと枠割いてもいいです、あとはももクロとかでんぱ組とかアイドリング!とか東京女子流とかそれなりにメジャーなアイドルやマイナーなアイドルが週替わりで登場して、1組くらいはベルハーとか仮面女子とか私が聞いたこともないような地下アイドルや地方アイドルが突然出て来てびっくりさせるような、そういう番組毎週やってくれないもんですかね。フジテレビとか。


文中に出てきたものも含めて当時好きでよく聞いていた女性アイドルのアルバムを以下に並べておきます。

さよならこんにちは(伊藤つかさ)
バースデイ・アルバム(原田知世)
夢カタログ(おニャン子クラブ)
Canary(松田聖子)
不思議(中森明菜)
センチメンタル・ダンス・クラブ(松本伊代)
躁鬱 SO・UTSU(早瀬優香子)
ヴィーナス誕生(岡田有希子)

だいたい再発されていたはずだと思ってたら、品切れだらけですねえ…。
早瀬優香子がマーケットプレースでも出てこないのはちょとショッキングでした。

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【2014/10/24 15:21】 | 音楽 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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